ちょっと甘くてほのぼのなゲームです
ロリお姫様と青年魔族従者の、ちょっとだけイチャイチャ甘々して先に進むほのぼの系短編RPGです。
この作者さんのゲームは何本か遊んでいるのですが、キャラクターの作り方がとっても魅力的だなって思います。なので会話イベントがとっても楽しいです。
戦闘開始時に、ボイスで弱点を教えてくれるのが新鮮でした。
ちゃんと聞けば戦闘も楽になるし、なによりキャラが生き生きと感じられてとても良かったです。
アイテム欄にニコの魔族特有の解説(ゲテモノの欄に煮て食べると美味い)とか書いてあったので、実際に煮て食べてゆーがドン引きするイベントとかあったら楽しいだろうなって思いました。
どうも続編があるようなので、期待しています。
楽しいゲームをありがとうございました!
10歳のほのぼのお姫様がちょっとシビアな体験をする物語。
クリア時間 1時間7分
クリアレベル 7
一国のお姫様ユスティーナ(通称ユー)が
10歳の誕生日に従者ニコとともに
魔族が現れた近くの森に向かう短編RPG。
システム的に
ダンジョン内に店に持って帰って
修理すると強力な武器になるアイテムや
期間限定のサブイベントなどで
拠点に戻るよう誘導される要素がいくつかあって
「ダンジョンに行って回復アイテムで進めるところまで進んで
ある程度お金を稼いで街に戻って装備等を整える」
少しずつ強化して進んでいくタイプのRPGを
意識して作られた印象がある。
本作は使用すると即座に拠点に戻れる帰還の鈴や
ダンジョンのボス前には拠点と行き来できるようになる
クリスタル等、ダンジョンと拠点間の行き来しやすいように
できている。
少しずつ進んでいくタイプのRPGなので
敵は油断すると1人やられることもあるくらいの強さはある。
装備やアイテムはしっかりと準備しておきたいところ。
早めに回復魔法が使えるようになっておくと
攻略しやすいだろう。
トークイベントがあったり
ダンジョンの特定の場所に行くと会話があったり
キャラのやり取りを楽しめる要素が多い。
中でも本作で印象的なのがボイスをありにすると
はじまる戦闘開始時にちょっとした掛け合い。
どうも敵ごとに違うセリフが用意されていて
ゼリーに出会えば、「プルプルしてますね!」や「か、かわいい!」、
毒バージョンのゼリーなら「にがてなこなのです」、
弱点属性を教えてくれるものもあれば
意外な一面が見られるものもあったりで
かなりのバリエーションがある。
そのため、キャラを楽しみたいなら
ボイスはオンにしたいところである。
シナリオについて
ユーの「10歳のお姫様」という点が印象的で
従者のニコには少しいじられながらも
会話やアイテムの説明文からも
大事にされていることがよく分かり
全体的にゆるゆるほのぼのワールドが
展開されている。ただ、ゆるく見えるのは
ユーをとりまく環境(特にニコ)が
彼女をシビアな世界から遠ざけてるからであって
ニコと劉だけで話が進む場面は
それが象徴的である。(他方、劉は
冷静な視点で、ユーに関与させようとする)
今回、ニコの過去と向き合うことで
ユーがシビアな世界に接点を持ってしまう話
でもあるように思う。
結末の展開は10歳の子供で、お姫様である以上
どうしようもないものをつきつけられた感じで
大人についていこうと、(恋愛的な想いもあって)
ニコと対等になろうと頑張るんだけど
結局、何もできない子供やヒロインの無力感を
味わうことになったという印象だ。
救いはあるものの、
ニコのいないユーがあまり描写されなかったこと、
そばにいるように言うことしかできなかったあたり、
危機が迫れば同じことの繰り返しになりそうな印象もある。
10歳のまだ幼いお姫様なら、たしかにこうなるのだろうけど
それが変わる日が来るのかは気になるところだ。
ほのぼのなお姫様気分を味わえる一方で
子供の手の届かないビターさも少し残る一作。
姫と従者の関係が好きでかつ、RPGもやってみたい人向けといえる。
君とえいやっ!するRPG←ジャンル名
※ネタバレあり
戦闘は今回そんなに道中もラスボスもきつくなかったです。レベル9まで上げたらラスボスもあっという間でした。同作者の果て果てとかで接戦だったからって準備しすぎた……ユーちゃんとニコの最終特技(多分)もえげつなさすぎた。多分9レべより手前くらいが羽応えある難易度でラスボスと戦える適性レベルだと思う。私のようにめんどい人はレベル上げちゃった方が多分いいと思うけど。
やっぱり特筆すべきはキャラの良さですね。ユーちゃんはあざといくらい愛くるしいですが表面上の可愛さ以外の良さもはじけていてボイスも相まって可愛い。かわいー♪とあれれ?が好きすぎる。主従というよりは親子と兄妹の中間みたいな家族愛って感じで恋愛とは少し違うのかもしれませんが、お城の中庭でのサブイベントなど、二人の絆を感じさせる可愛いやり取りには、ニコの暴走で笑ってほのぼのしつつもホロリ。二人のおもひでがポロポロしてるアクセサリー群や実はこいつ食いしん坊なんじゃ……ってなる監禁アイテムの説明も楽しいです。会心の出来と守りの角の説明にクスっとしました。
UIとかマップも綺麗でした。ユーちゃんのお部屋でクマがベッドに寝てたり、ダンジョンでは木にきのことかきのみが生えてたり花が固まって咲いてたりで画面が賑やか。
もっと一緒に冒険していたくなるくらい楽しい二人でした。
パンパンパン
プレイ時間は2時間足らずで、1冊の物語を読むような感じで楽しめました。
10歳を迎えた王族の試練に挑む少女ユーと、その従者クールな魔族の青年ニコ…
と思いきや、話を進めるごとに浮き上がってくるニコのぽんこつっぷりは必見です。
ショートRPGながらよく設定が練られていて、
えっどうなるんだろう…という展開に押され一気にクリアまで走ることができました。
ユーの部屋のベッドにはぬいぐるみが置かれていたり、病弱な姉の部屋には薬がたくさん置いてあったり、
物語には関わりのない(村人的な)モブキャラにも個性的なセリフが用意されていて
すごくに丁寧に作られているな~という印象を受けました。
中でもアイテムの説明文がどれも面白いのでぜひチェックしてください。
トークイベントも豊富で、ふたりのかけあいがとにかく楽しいです。
見ても見なくてもゲーム進行には影響ないサブイベントも用意されているのですが
物語に深みが出る内容だったので見ることをオススメします!
(サブイベントはストーリーの進行具合によって見られなくなるようなので、
開放のお知らせが来たらすぐに見に行くべし!)
上記の理由で町とダンジョンを何往復もする形になるのですが、
町に戻るアイテムとダンジョンの各ポイントまで進めるクリスタルが
用意されていて苦には感じませんでした。
戦闘は、ボイスをオンにしていればモンスターごとに用意された二人のセリフが聞けるので、
可能であればボイスをオンにしてプレイしていただきたいです。
ドット絵のモンスターがとても可愛いくて終始ほのぼのと進め…
ていたのですがボス戦は歯ごたえがありました!
すっきりとしたラストで、今後のふたり(特に成長したユー)がどうなっているのか気になります!
2人のやり取りが可愛い!
2時間ほどでクリア、最終レベルは9でした。
RPGとしては短編ながら、イベントや会話シーンが盛沢山で楽しかったです。
戦闘は2人パーティなので、殴り合いだとちょっとキツクなりますが
そんなに難しさは感じませんでした。
ボス戦前では警告も出るのでセーブも出来るし、町にも戻れる親切設定です。
戦闘が始まる前にキャラクターがおしゃべりしてくれるのがとても可愛いです。
2人の普段のやり取りが垣間見られました。
ダンジョン内にもトークイベントが起こり、マークを見つけると嬉しかったです。
2人の会話は主従関係でありながらも、ニコがなかなか手厳しいことを言ったりと
ノリが良く、とても面白かったです。
普段は無表情のニコなのですがアイテムの説明欄でユーに対しての愛情がものすごく、
その細かな部分まで楽しめました。
気になったところは、戦闘中のキーポジションが記憶になっていることです。
魔法を使うと次のターンも魔法になったままなので、決定キーを押しっぱなしにすると
間違えてしまうので設定で変更できるようになっていれば有難かったです。
ほのぼのでありながら、魔族と人間の軋轢も絡みながらのストーリーで
サブイベントのホワホワしたやり取りから一変、ボス戦からの展開はドキドキでした。
素晴らしいゲームをありがとうございます。
この二人の冒険をもっと見てみたかったので、続編が出来るようでしたらお願いしたいです。
全体的に優しい作品
優しく可愛いユスティーナことユーちゃん、そんな彼女に仕える従者ニコが織りなす、ほのぼの優しい物語の短編RPGです。プレイ時間は1時間40分ほどでした。
ユーちゃんとニコの会話がほのぼのとしており、とても微笑ましいです。
物語は序盤はほのぼのしており、入り込みやすい感じがよかったと思います。まさかあのほのぼの具合から、そう展開するとは!?最後までぜひとも遊んでいただきたいです。
会話の中に「武器を修理してもらおう」「道具屋に新商品が入ってるかもしれないから一度戻ってみるのもいい」等のプレイヤーを誘導する文章があり、作者さんの優しさを感じることができました。
戦闘はレベルを上げたり装備やスキルを整えば、さほど苦戦することはありません。それでいてラスボス戦は歯ごたえがありますので、個人的にはちょうどいいと感じました。
気になったところは他の方も言われているので割愛させていただきます。
いい作品をありがとうございました。次の作品も楽しみにしております。
ピュアなお姫様がクールな従者を連れて戦う短編RPG
【総評】
優しいお姫様ユスティーナとクールな魔族の青年ニコが、
女王様の言い付けに従って国の平穏を守る短編RPG。
ほのぼのとした雰囲気と豊富な会話が楽しい作品でした!
以下、クリアした後のプレイ感想です。(※ネタバレなし。)
【長所】
・主人公の従者を務める魔族の青年ニコが、無愛想なのに
お茶目&熱血で可愛かったです。主人公との掛け合いが
とにかく微笑ましかった!
・プレイ時間1時間くらいの短編なのですが、メインシナリオも
サブ会話もテキストが豊富で、物語にどっぷり浸かれます。
・戦闘開始時に肉声でしゃべってくれるので、一緒に冒険を
している雰囲気を味わえました!
・魔法は購入して覚えるシステムで、何から買うか、あるいは
何を買わないでおくかを考えて決める楽しさがありますね。
・ボスを倒した後は、「どうなるんだろう?」とエンディングまで
気が抜けず、ハラハラドキドキしながら展開を見守りました!
【短所】
・他の方とも重複しますが、キャンセルだけで商店のイベントを
終わらせられると便利だなと思いました。
・欲を言えば、メッセージウィンドウに表示される絵だけではなく
立ち絵にも表情差分があると、もっと良かったかも知れません。
※いずれも、Ver 1.00 時点での話です。
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