[評価] おつかいは闇まで続く
短いようで波乱万丈なおつかいの旅、長~中編RPGって感じですな。
ふりーむ内でもいくらか登録されている関連シリーズの一作ではありますが、特にそれらをプレイしてなくてもストーリーを楽しむ事に不備は無く、一軒さんでもどんとこいでありまする。
イベント関連は最初のうちはやや手短で物足りなさは感じましたが、後半位からは幾らか盛り上がってくるので、決して味気ないわけではない模様。
会話時の顔絵や、ボス戦前などの専用絵がかっこ可愛い系でありますな・・・特におにゃのこ系の絵はテラ萌えす。
(良い意味で)軽くて堅苦しくない雰囲気、ちょっぴりギャグ気の強い内容なので、特に深く考えずにストーリーを堪能できるのではないでしょうか。
戦闘難度はツクールXPとしては良い部類で、終始適度に緊張したバトルが堪能できますが、後半部は特殊技の連発になりがちで、通常攻撃がほぼ空気化してしまうので、この辺は若干大味なような気もしますね。
原則的に完全一本道進行で(一周目では)寄り道するようなポイントは少なく、迷うような場所はあまりないと思われます。
街へ戻る度にダンジョン内の宝箱が復活してたり、ショップにて指定アイテムを売る事により品揃えが増えてくるというシステムを採用していますが、大体はスタンダードなRPGと同系統のプレイスタイルでOKじゃないっすかね。
ボリュームとしては中編クラスではありますが、一回クリアすると二周目突入というおまけ要素ありなので、それをも極めるとなると、相当の長期戦となるのは必至かと。
RPGとしては本当に普通の内容ではありますが、丁寧に作られた安定感を持つ一作、XP慣れしているプレイヤーならすんなり没頭できるのではないでしょうか。
しかし、以前プレイした同制作陣のアドベンチャーような心地良いテンポの良さは大分オミットされているので、じっくりと腰を据えてプレイする環境がないと、続けるのは厳しいかもしれんねこ。
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