Ver.1.01でプレイ。
桃太郎伝説の真相を探るべくとある山中に入った主人公が体験する恐怖を描いた
探索ホラーで、暗い森の不気味さといつ何が起こるかわからない恐怖と緊張感が楽しめました。
森の探索がメインの構成ですが、特定ポイントを通過する毎にモノローグが挿入される
ビデオレポート風な演出になっているのが面白いですね。
ゲームは障害となる怪異を避けつつマップ最深部に辿り着けばクリアとなりますが
マップが入り組んでいる上に敵の動きが速めで、一部初見殺し的な仕掛けもあるので
小まめなセーブとそれなりの反射神経が要求される難易度だと思います。
(初期バージョンでクリアした人はスゴイですね……)
実在する資料に基づいた考証かどうかは分かりませんが、エピローグで語られる内容は
かなり独創的で、選択肢や意味深なラストシーンのどちらとも言えない微妙な感覚と
併せて興味深い作品でした。
※余談
渦人形のエリアで出口が見つけられずに15分以上森の中を走り回ってしまいました(汗)
◯日本のおとぎ話の「桃太郎」を題材に使った、20分ほどのショート逃げゲー
・冒頭の夜の森に入ったときが一番こわかったです。
・邪視が手こずりましたw
・選択肢は順に一番上と一番下を選択しました。
「エントロピー」と「熱的死」という言葉&意味を初めて知り勉強になりました。
~ ここから勝手な考察 ネタバレアルヨ ~
・「渦人形」に捕まったときのホホホホホはもしかして木・林・森とかけているのかな・・?と思いました。
(森の中で遭遇するので)
・ラストで緑の桃が流れてきて主人公が食べ、おじいさんとおばあさんの様に永遠の命を手に入れる・・?
だからタイトル画面で「最初から・はじめから」ではなく「切符を買う」=「片道切符」だった・・?
・もしくは永遠の命を望まず、桃が流れていくのをただ見ているだけなのかもしれない。
プレイヤーが自分なりに考え解釈できる楽しいゲームでした。 ありがとうございました。
(微ネタバレあり)
鬱蒼とした不気味な森の中を歩く、探索ホラーゲームです。
調べる対象物といったものはなく、薄暗い山中の森をただひたすらに道しるべもなく歩くことがメインです。
道中で時折、この場所にきた経緯や現在の心情が独白として語られ、時にはその独白が「とある困難を避けるためのヒント」にも成り得るので要チェックです。
木々の葉がさざめく静かな環境音が、主人公の草を踏みしめる足音をより際立たせて不安のある静けさを演出しています。無論、聞こえるのは主人公の足音だけではないことも……。
周囲の視界は薄暗く、主人公が向いている方向のみがわずかばかりに視野が広がるのがなかなかリアリティのある演出です。ふとした瞬間に背後を振り向いたときがめちゃくちゃ怖いですね……。
初めこそ不気味ながらも半分わくわくしながら進んでいましたが、奥に行くほどある種の「ヤバい」存在と遭遇してしまった際の恐怖感はとんでもないです。目的や意図が見えない理解できないものが追ってくるからこそ、恐怖感がより一層と倍増していました。
振り切るのも暗い上、道幅も狭く迷子になりやすいので、ますます怖いとしか言いようがありません。
結末は一つで、選択肢の分岐で反応がちょっとだけ変化するだけですので、無理して周回する必要はないかもしれません。
だけどこの恐怖感と奇怪な謎に病みつきになってしまったら、ついつい周回してしまうものですね……。
とても好みの、素晴らしい恐怖感を味わわせていただきました。ありがとうございます。
森の中を探索するホラーゲームです。
視界が円形になっているのですが、狭すぎなくて・ほど良くて嬉しかったです。個人的に主人公のごく近傍しか見えないと見逃しが不安になってしまうので(;^_^A
ツクール2000制なのも、昔話を題材としたこの作品に合ってるなあと思いました。
敵が出てきたときはちょっと声が出ました(;^_^A 捕まった時の敵のセリフもゾワッとしますね……
主人公の足音だけが森に響いてる感じも不気味です…… 特に敵から逃げてる時にふと音に意識が行くともう……!
あえて改善点を絞り出すならば、アクション要素がそこそこ難易度ある(私の場合それぞれ10回前後ゲームオーバーした)ので難易度調節ができると最後までプレイする人数が増えるかなと思いました。
エンド数が書いてあると、クリアした時に本当に終わりなのか分かって安心できるかなと思いました。
後は何だろう…… 全画面で起動するので、画面サイズの調整し方などもRead Meに書いてあると親切かなと思ったりしました。
入っちゃいけない森に入ってる感が存分に味わえるゲームだと感じました。
自分と合う作品に逢えたなあ、という喜びを感じております。
それでは失礼いたします。ありがとうございました。
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