考えさせられる素敵な作品
信じたい気持ち、信じられない気持ち、愛とは何か
「わたし」や「わたし」の周りに関わってくるキャラクターの思いや事情
様々な感情や過去、人間関係に翻弄されながらも必死に生きる
複雑故に美しい
いい作品をありがとうございました
そして、ウィルくんめちゃくちゃ可愛いです
血なまぐさい四本の花
※ネタバレあり
陰鬱終末闇乙女ゲーって説明にあるけどその通りです。比較的マシなエンドが最初に行ける信じないエンドっていうね! 終末って言われるとなんか登場人物が住んでる世界滅亡要素も漏れなくついてくるようなイメージが勝手にあったんですけど(実際は単純な終わりも含むのでそこまで壮大な意味だけじゃないんですが)、このゲームはそこまでは行かない。
でも全部のエンド見ると終末ゲーだなあって思います。最後に見れるエンドの人々のそっけない語りでも感じるんですが、彼らを置いて世界は続くんですよね。でも彼女たちはものの見事に終わりなのだ……的な。タイトル回収的なエンドを見ると、その残酷さに虚無を覚えつつも、ある意味できれいさっぱり終わったな……って思いました。自分でも何言ってるかわかんなくなってきた。
今回の主人公もケモミミエロチックで可愛かったです。ウィルもいい人で可愛いんですが、私は割とアルフレッドの甘ちゃん坊っちゃんで思い切りのないところも嫌いではないです。作中で引用されるお話とかもちょっと知的?っぽいし。作中で引用されている話は知らなかったのでググって読んでみました。主人公ちゃんは引用作品よりは選択肢があったように思えるけれど……うーん。
作中での花の解釈は全然違うんですが、個人的には主人公ちゃんこそが人を惹きつける罪な花だったんじゃないかなって思いました。色んな意味で。
とても素敵な作品でした。
暗いけれど、どこか儚げで綺麗な世界観の物語でした。
絵もとても素敵で、攻略対象の男性達は皆、
とてもイケメンで魅力的です!
主人公の心の葛藤もとてもよく描写されていて、
女性ならば少なからず主人公に共感できる部分もあるのではないかと思います。
主人公の葛藤などがとても上手に描かれていたと思います。
エンディングは暗い話が勢揃いで、暗い話好きな私としては
どれも満足のいくものでした。
素敵な作品をありがとうございました。
鬱くしい4輪の花達
※微ネタバレを含みます
作者さん自ら陰鬱終末乙女ゲーと紹介されているだけあって、なかなかにヘビーな鬱具合です。
主人公が淡々と自己の感情や状況を語って行く形式のノベルで、読み始めはあっさりしているかな?と思いますが、読み進めて行く内に繊細で細やかな心情描写にグッと引き込まれます。
攻略対象の男性が皆、とても綺麗で思わず虐めたくなるような容姿をしていますが、そんな期待を裏切らない、主人公による攻略対象への歪んだ愛情表現を見る事ができます。
グラフィックも文章表現も綺麗なので、結構グロテスクな描写はありますが、不快感は感じないと思います。
むしろ、血や肉の表現がとても美しく美味しそうなので、色々な意味で目覚めてしまうかも…?
結末は全てが鮮やかな血に彩られた内容ですが、その全てに於いて主人公が攻略対象に寄せる愛情などを感じ取ることができるので、乙女ゲームをプレイした満足感は間違いなく得ることができます。
陰鬱が好きな方なら、絶対にプレイするのをおすすめします!!
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