少しづつ気持ちが深まっていく物語♪
マスケラファンタズマがとても好きだったので
こちらもプレイさせて頂きました。
キャッチコピーの「あなたといると壊れてしまう」
令嬢の死に至る呪い
タイトルの不穏そうな雰囲気(?)
…この三つの要素から<美しくも陰鬱な愛憎劇物>かと想像して
怯えながらプレイしましたが、いざ読み進めると全然そんな事は無く…!
穏やかで静かで優しい時間の流れる上質な空気感の物語でした。
少しづつ仲良くなってく過程が丁寧に描写されていて
しっとりした雰囲気とほんのりの甘さ加減が心地よい世界観でした。
ピアノのBGMがとても合っています!
ヒロイン令嬢のメルチェリーダという名前も
彼女の趣味も、優雅で綺麗な世界を覗かせてもらいました。
注意書きに書かれていた「暗い展開」というのも
どうしようもない重たいやつでなく
どこか希望のある仄暗さでそういう所も好きでした!
(以下、ネタバレを含みます)
令嬢メルが心の中で魔法使いへ悪態つくのが結構楽しい。
でもずっと突っ張ってるでなく段々と打ち解けていくしおらしさがあって
見ていて心地よいヒロインと感じました。
最初に見たEDは1で<コハクは何者なのか?>とっても気になって周回。
コハクの態度、出身地、物の知らなさ、謎の砂時計。
何かが変…
プレイヤーに違和感を伝える醸し出し方が素敵です。
ED1と4しか見れず…どうすればいいのかと思ったら、魔法使いルートもあったとは!
コハクルートでの印象と全然変わりました。
最後に魔法使いが「自分にできる事ならなんでもする」と言った時
急にどうした?と思いましたが、ED3を見た後のextra3で
魔法使いも令嬢メルに結構情が芽生えてた事がわかりました。
だから他ルートも、お茶を飲む日にアップルパイが出された時点で
結構気にかけてたんですね。
全部のEDを見ると魔法使いが裏で色々な準備を結構頑張っていた事がわかりました。
そして贈り物を選ぶシーン、相手の事を考えて選ぶ令嬢が微笑ましかったです。
丁寧に描かれているので登場人物の心情が伝わりやすく
少しづつ恋の深まっていく過程が楽しかったです。
それから勘が悪いのでヒントシステムに大変助けられました。
コハク大好きEDのヒントを魔法使いが教えてくれて
「あんまり気が進まない」と言っていたのが可愛かったです。
全ED制覇後に見られるextra5は尊さが詰まっていました…(^人^)
このエピソードを拝見できて有難かったです…嬉しかったです…!
魔法使いの寝不足は仕事かな?と思ってましたが
extra3のエピソード、コハクを褒めたら赤面した事、二度目も寝不足だった事から
メルの来訪が楽しみで寝られなかったぽい…と考える事ができて楽しかったです。
大雨か嵐で帰れなくなる様なエピソードも見てみたくなりました(強欲がひどい)
味わい深い素敵なゲームを有難うございました!
ゲームとは関係ありませんが、ライブメーカーの高機能さに驚きました。
extraやヒントページが個別で出現できる仕組みが凄いと関心して見てしまいました。
ED1でございました
大人っぽい、シットリとした雰囲気で読みやすかったっす (^ω^)
場面転換は暗転もウェイトも無かった為に
セリフで「あ、次の日なんだ」って感じたかな
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