※ネタバレあり
ちょこちょこ遊ばせてもらってる作者の方々の合作。大筋は王道なんですが、世界観設定と問題解決の問題の切り口が少し新鮮な作品でした。基本的には嫌な展開もなく登場人物の人も優しく、サクサクと楽しく読める作品でした。例えるなら砂糖もミルクもドバドバなコーヒーでしょうか。その材料も一級品。
でもそんな甘い調味料があってもコーヒーはコーヒーというか、少しだけ苦みも感じるのがいいアクセントでした。別れ際あえてあんな問いかけをしてしまうコメットさんがずるいし残酷で優しいなーと。ちょっと主人公とシンクロするような感じで刺さりました。
優しさも苦みもある話って言うと陳腐かもしれませんが、優しさ成分の方がずっと多いのにほんのり切ないのも、王道のようで新鮮な雰囲気の作品でした。作中のブラックコーヒーの解説がなんとなく当てはまる気がする話かなあ。
コメットさんのデザインも可愛らしかったです。髪飾りとか服装とか。
12345
No.38523 - 2017-12-09 19:23:13
- 1