前作以上にとても感動出来る青春物語でした。
一枚絵や立ち絵の多さが前作に比べてとても多く、制作された方々の熱意を感じました。
康汰とほたる達を中心に話が進みながらも前作の主人公である俊樹の物語も脇で進行していた所がとても印象的で、俊樹は康汰とほたるに出会ったからこそ答えを見つけられたんだなぁ...としみじみ思いました。
そして前作のあの人が出てくる場面や、物語の最後をあの言葉で締めくくる所はなんともニクいと言いますか「この人分かってるなぁ~」と感嘆しました。(偉そうな口調ですみません)
前作以上にボリュームが多い分キャラクター達の心情や特徴がより深く、そして丁寧に掘り下げられている所にしっかりとした読みごたえを感じました。
康汰と美羽の関係が変わっていく過程はまさしく青春そのものといった感じで、思わず「あー!モラトリアムー!」と叫ぶ所でした(笑)
ただ、全体的に康汰の心情がいまいちはっきりしない事と、ほたるの病気が唐突に出てきたためせっかくの感動の場面が少し取って付けた感じがする所が少しだけ気になりました。
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No.42819 - 2018-08-02 22:00:37
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