「話題のフリーゲーム」から、なんだかものすごいSSのイラストと、直近の方の感想を読み、ややおっかなびっくりダウンロード、展開。
「夢や懐かしさ、幸せ」とは一体…?
全てのゲームオーバーを見ながらやり直していっても、クリアまでは5分程度でしょうか。
.cpf…コミックメーカー2か、懐かしいなあ、と思いながらランタイムをDL後、プレイ開始。
(それにしても、アーカイブ内にreadme等の説明書が一切ないのには驚きました…)
主人公「ミリーミリ」が、「ラライム」の家を目指すショートノベル。つまりタイトルの「ミリーラライム」は一固有名詞ではないのですね。説明が一切存在しないので、確かな情報はほぼないのですが。
…正直、「完成度」「洗練性」などという概念からは、ほど遠いかなあ、とは思うのです。
しかし、このゲームを構成するありとあらゆる何もかも、その組み合わせから、特異な「何か」を感じ取ることは、確かにできる…ようにも私には思えたのです。それが、私たちの多くが持ち得ないものなのかもしれない、などと感じてしまったりします。
あるいはそれは、いつか遠い何処かに置き忘れてしまったものなのかもしれません。
この心理的効果は、作者さんが意図した仕掛けなのでしょうか。恐らく違うのではないでしょうか? だからこそ、その奇妙な余韻の影が、心に残ってしまうように思えて。
言葉にしきれないのですが、そんな感じの不思議なインパクトを、勝手に覚えてしまいました。
各々のプレイヤーさんが有するであろうフリーゲーム世界の広大なる枠線を、更に押し広げてくれるような、そんな作品です。
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No.24100 - 2015-05-21 12:39:23
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