コミカルな神様たちが魅力です
本編クリアまで12時間半。平均レベルは53ぐらい。
普通の高校生の女の子が1年間、神様たちと一緒に人喰いと呼ばれる人が人を呪い殺そうとする時に生まれる怪異を払う仕事をするというのが物語です。
そのメインストーリーの他に一部の神様たちがひた隠している真実などがあり、毎月起こる事件と神様の事情などが対比になっていたりと面白かったです。
文章量はそこそこありましたが大体ギャグパートもありますし、面倒だったらボタン押しっ放しでささっと送っていけますので全く気にはなりませんでした。
人が人を呪い殺そうとするにはまず原因があるんですよね。その理由作りと呪ったけどやはり人として本当に呪い殺していいんだろうかという迷いや葛藤、被害者側の言い分や心情なども上手だと思いました。
ただ呪い殺す、というワードからはもっとドロドロとしたイメージなのに呪う側はたいてい善良な人ばかりで最初からそこまで殺意が無かったりでボスを倒して軽く説得や説教したぐらいで和解してしまう例が多く、拍子抜けしたり違和感は感じました。
本気で殺そうと思って呪っている事例が少ないからだとは思いますがもっと醜くて汚い部分や、加害者と被害者の感情が剥き出しになったようなのも見たかったです。
戦闘はどこでもセーブ、回復ポイント多め、デスぺナ無しだし、雑魚は途中からは基本的に1ターンキル、ボスも途中からはそこまで苦労せず倒せます。
終盤のボスはイージーだと被ダメ0でした。ノーマルだとバフデバフされると単発で8割削られますがまぁ何とかなるレベル。
ただし序盤(2~3月)のバランス調整は大いにミスっていると感じました。
序盤になぜか雑魚にザラキ持ちがいてパーティーの3分の2がいきなり即死とかよくあったり、3月は普通に敵が強くて雑魚戦なのに1戦闘ごとに1~2人ほど死にまくります。4割ぐらいのダメージ付きの高成功率の睡眠を連発され何もさせてもらえず死亡なんてことも多々ありました。
かと言って装備品や状態異常の装備を人数分買おうとするとやる気が無くななるほど大変でこれ大丈夫か?って感じでした。
ただ物語が進むにつれてお金も貯まりやすくなったし全体攻撃スキル持ちの仲間も増えてくると楽に1ターンキル可能になったしやばい状態異常をする敵も少なくなって楽になりました。
単に前半の難易度が変に高かったのだと思います。装備やスキルも揃わないうちに全体即死やら成功率が高い強状態異常、さらに高威力攻撃やらを連発するバランス設定なのはゲームを断念する人が出て来るとすら思えたので改善する余地があるどころか早急に修正するべきだと感じました。
まぁきつかったらイージー以下に難易度変更したらいいだけなんですけどね。ただイージーどころかさらにベリーイージーがあるということはそれだけ辛いという意見があったからだと思うので、難易度変更よりも根本の敵のステータスや強行動を修正するべきではないかと思いました。
気になったこと(バグなども、ややネタバレ含みます)
・2人目の精神世界のクイズでの日の入りの答えが21時はおかしい
※失礼しました。てっきり時計だと勘違いしていたので修正しました。
教えて頂いてありがとうございます。
・魔法使い系がやや不遇
後半までの話になりますがHPやステータスが低めでボスの全体攻撃を運悪く2連続されるとたいていオーバーキル。
ひどい時はイージーで装備をちゃんと買っていても単なる単発スキル一発で即死しました。
魔法の威力は強いですが魔法ではTPが溜まらず消費神力もやや高めで相手が耐性属性だとキャラを変えないといけない煩雑さなども加味して後半はヒーラー以外入れなくなりました。
・結局、根本的な問題は解決していない?
一応ラスボス倒して大団円な終わり方していましたが、これからも穢れが溜まっていくのは抑えられないし人口増加によってまたパンクするのも目に見えてるし神様何人も死んでるしそういうの無理やり全て棚上げされているようなEDだなという気がしました。
律子と先生との関係もサラッとしててもう少し突っ込んだところが見たかったなというのと、アマテラスがどうなったのかも分からず仕舞い。体が無いから死んだとは思いますが。続編の予定があるようなのでそういうのはあえて描かなかったのかもしれませんがEDはやや駆け足気味だったかなという印象を受けました。
あと律子の願い事ってどうなったんでしたっけ?
・闘技場
二階部分に上がろうとするとフリーズ
二回戦のかたつむり前情報では炎が弱点と言われたがカーソルを合わせると雷が弱点
ちなみにノーマルは二回戦で止めました。理由はほぼシモーヌの魔法がキーで初っ端に死んだ時点で詰みみたいなもので、シモーヌが生きてるか死んでるかだけのただの運ゲーだと感じたからです。
防具を装備しても2発で死ぬし最初の1~3ターン以内に死ぬ率が高くやり直しを何度もさせられ、その後はイージーでクリアしました。
話変わりますがこの偽律子の問題もそうだし、ヒルコがいなきゃナカツクニも全滅の可能性あったし、何人かの神が死んだ責任もイザナギのせいなのにのほほんと彼はセカンドライフを送っているようでラスボスより性質が悪いと感じました。
何でも願いを叶える能力持ってるくせに娘や世話になった人間が特殊な状態で何年も苦しんでるのに救おうとしている気すら見えない。
オオクニヌシに全力で殴られたり、娘や息子の死を悼む描写は欲しかったです。じゃなかったらガチで愚王のままです。
・誤字
アメノトリフネの台詞で「しっかり捕まってな」→「しっかり掴まってな」
イベントパート中の誤字など他にもあったんですがここだけは何度も目にするので気になりました。
ぜひプレイしてみて
バージョン1,5で後日話もクリア。
とても楽しめました。現代モノは大好物です。キャラデザインもかわいく、お嬢とかドストライク。立ち絵がないのは残念。ストーリーの完成度が高く、一言では言い表せないのでぜひプレイして確かめてもらいたいです。少しずつ進めましたが、物語や登場キャラの確認ができるので、間が空いても大丈夫でした。
戦闘バランスですが、雑魚の即死攻撃でバタバタと倒れ面食らいました(現在は修正済のようです)。それを除けば、全体として良好ではないでしょうか。中盤以降はほとんどのアクターが範囲攻撃できるので序盤よりサクサク進みました。ただ後半のダンジョン、特に工場みたいな場所はかなり苦戦しました。広い+スイッチ切り替え+エレベーターとちょっと盛り過ぎな感じ。広大な森を5人だけで進むのも辛かった。シンボルエンカウントで避けるのは楽なので、そこはそれほど問題ないです。
ギミック系がバラエティ豊富で単調なダンジョンにならないような工夫がされていてよかったです。下のコメントに、「2人目の精神世界のクイズでの日の入りの答えが21時はおかしい」「作者さんは海外在住なんでしょうか?」って的外れな書きこみありましたが、ゲーム内で犬か猫が方角がヒントって言ってましたよ。そもそも正解の対象となる本棚は8つしかなく、時間が正解だったら12ないとおかしいのでは?
面白かったー!
ボリュームのあるゲームですが、冗長にならないような工夫が各所に感じられ、最後まで飽きる事なくプレイできました。正直、学校での鍵探しは何度やっても見つからず、中断しようか・・・とも思ったのですが、その分見つかった時のうれしさも一入でした。戦闘は苦手なので、初心者モード?簡単モード?でやったので、ガンガン勝ち続け、実に爽快でしたw(その分、後日談でつっかえて、諦めましたが)データが重い所為か、戦闘中(全員攻撃時)に固まってしまい、動かなくなる時がありますが、それ以外はストーリー、立ち絵共に素晴らしいゲームだと思いました。総プレイ時間20時間ちょっと、本当に楽しい時間でした。
素敵な時間をありがとうございました。
次回作にも期待
後日譚まで含めてプレイ。色々試していたので20時間以上かかった。内容としてかなり満足だったが、いくつか気になった点もあった。
戦闘はオーソドックスなターン制だが、システムはよくできている。
キャラが多いのでバフ・デバフもかなりの数になるが、残ターン数が表示されたり、戦闘中にステートの内容を確認できる。
ただ、ボスがあんまり強くない。後半はキャラの多さに物を言わせた物量作戦でどうにでもなる。ステータスを上げる、とかじゃなく、もう少し攻撃のバリエーションがあってもいいのでは。防衛システムの戦闘のようなものがもっと欲しい。
ストーリーはよく練られている。ちょっと動機が弱いなと思うところもあったが、キャラが一話で使い捨てではなく、後々の話に絡んでいく構成力はすばらしい。人間と神様の世界の問題がくっついていく展開も見事。ただ、最初から色々な人物が出てきたり、序盤のとっつきにくさは否めない。
キャラも多いがよく描き分けられている。同級生はみんないいやつだ(一人物騒なのがいたけど)。個人的には、主人公の暗殺?目的で仲間になるキャバ嬢がツボだった。あと、三姉妹かわいい、特に末っ子かわいい。
もっと、ゲームに遊び心が欲しい。これが最大の不満か。
装備品は能力値しか上がらない。古い装備は完全に下位互換で、黙々と交換作業をするだけ。せっかくこれだけのキャラがいるなら、ユニークな装備品やドロップに遊びが欲しい。
でも、スキルを最近流行りのツリー制とかにはしないほうがいいと思う。こんだけキャラが多いと、スキルの取捨選択とか、セットするだけで面倒。今のレベルアップ制が正解。
こんなこと言いながらも最後までプレイしたのは、面白かったから。
キャラグラも結構好みだった。
各月を毎回楽しくプレイさせて頂きました。
説明文へのYouTubeチャンネルのURLを貼って頂き、恐縮です。
実況をさせて頂き、プレイし、本当に楽しませて頂きました。
とりあえず、クリア(後日譚はまだ)しましたので、レビューを書きに来ました。
主人公の名前をデフォルトのままでしたが、お陰でどっぷりと物語に入れました。
多くの登場キャラクターたちのかけあい、様々な関わり合い、本当によく考えられた作品です。
一番は、難しいから気に入ってるキャラクターは、主人公、律子と康太くんですなw
神は、スクナヒコナとサクヤさんが気に入ってます♪
各キャラに個性があってシナリオもあって背景もあって、しっかり作り込まれてるなと感じました。
そして、各月の仲間との掛け合いがおもしろかったですw
爆笑してしまうシーンも多々ありましたし、何か通ずる所があるような気になりました。
キャラクターのイメージは壊してない・・といいのですが・・w
次回作に取り掛かられてるとのことで、楽しみです。
プレイさせて頂き、ありがとうございました!!
ただ、後半部分は少々誤字脱字が目立ちましたが、コレ普通にプレイしてたら気が付かないと思います。
今回、実況してたから気づいた程度です。
後半は追い上げ時かもしれませんが、どうぞしっかりお休み頂き、新しい作品に出会える事を
期待しています・・プレッシャーになったらすみませんw
作者様のHPでは、各神様の史実など書かれていて勉強になりました。
じっくりプレイしても長いと思わなかったです。
毎回面白いので、あまり長さを感じませんでした。
ありがとうございました。
完成度が高いです!
クリア後のおまけもプレイしました。実質プレイ時間は20時間ほどだと思います。
とにかくストーリーがよく練られています。一か月ごとの章仕立てでストーリーが進むのですが、最初に起こった出来事が後にどんどんつながっていく感じです。最初は単調なクエスト形式なのかな…と思ったら,大間違い。
キャラも個性的で、オリジナル画像かつ表情が豊かでした。主人公の恋?も、おまけの話で仲が進展したようで良かったです。個人的には、シモーヌ君&つぐみちゃん推しですがね。日本の神様が大好きなので、知っている神様がたくさん出てきて大満足です。
ゲーム面ですが、どこでもセーブ、シンボルエンカウント(避けやすい&すぐ戦える)、進行確認と用語辞典、自動戦闘、いつでも難易度変更など、とにかく遊びやすい仕様になっているのが好印象でした。ダンジョンも中盤以降はかなり広くなりますが、それぞれ特徴的(その人の精神世界を反映)であって、単調ではなく面白いです。謎解きもありますが、リドミーにヒント(というか答えそのもの)が書いてあるので大丈夫。
気になった点ですが、一部効果音が大きくてびっくりするところ(ゴキレンジャーとか)がありました。あと、ここまで作り込まれているのであれば、マップチップとかモブキャラ(いずれも西洋風)も世界観に合わせて欲しいなと思いました。
総じて非常に完成度の高い作品でした。これが初作品ということで驚きです!
次回作もあるようで、完成楽しみにしています!
楽しかったです
Ver1.1でクリアしました。
戦闘システムはシンプルですが、バフ、デバフ、状態異常を使ったり、メンバー入れ替えを使ったりと、色々楽しかったです。ボスはデフォルトの難易度でいきました。一番簡単な難易度はレベル上げやお金集め以外でやらないほうが楽しめると思います…敵が完全にサンドバッグです。
会話やストーリーも魅力的で、個人的には恋愛描写が色々な形であって、素敵だと思いました。これからお正月を迎えるにあたり、神様のありがたみがわかるかもしれない、そんな作品でした。
クリアしました!
ノベルパートと冒険パートがありましたが、
どちらも楽しませていただきました。
ストーリーのテンポがよく、
とても気持ちよくプレイできました。
ギャグ要素を散りばめながら、
後半の核心に迫る展開。
プレイしていて、
ものすごくグッとくるところがたくさんありました。
たくさんの人間くさい神様、
そして主人公たち。
キャラクターも魅力的で大好きです。
このゲームに出会えてよかったです!
本当にありがとうございますヽ(´▽`)/
力作です
クリアしました!
途中、主人公キャラのグラが消えるバグもありましたが、
バージョンアップで修正されたようで最後までプレイできました。
一本道のストーリーでかなり時間もかかりましたが、一気にクリアまで進みました。
特に後半は、前半で積み上げてきた伏線がどんどん回収されていき、のめり込めました。
よくあるファンタジーとは全く異なる世界観で、そういった点も新鮮で良かったです。
一つ一つの話は区切られているので、長編にありがちな途中でダレてしまうこともなかったです。
個人的には、裁判の話と、ヒーローの話がお気に入りです♪
主人公たちは高校生ですが、ストーリーの内容はかなり大人向きな作品だと思います。
そのせいか、主人公たち高校生が、レトロはいかないまでも、あまり今時っぽくないような感じも受けますが…
逆に、神様たちのほうが身勝手であったり、だらしなかったりと人間くさい部分がありましたね。
エンディングで登場キャラほぼ全員が出てきたのは嬉しかったし、思わず笑ってしまいました。ああ、相変わらずなんだなって。
主人公の今後はあえて明かさなかったのだと思うのですが、あれはあれでプレイヤー側に想像の余地を残していて良かったのかなと思います。
もったいないのが、これだけキャラがいて、特技などで個性が分かれているのだから、
やり込み系コンテンツがあればもっと楽しめるのにとは思いました。
ただ、他の方も言われていますが、システムが丁寧でプレイしやすかったです。
プレイヤーに何とかクリアして最後まで物語を見届けてほしい、そういう気概を感じました。
次回作がありそうなので、楽しみにしています。
クリア感想
現代和風ファンタジーといった雰囲気で、ストーリーを追っていくのが楽しいゲームです。
非常に大雑把に言うと、人の死を神に願った人たちの精神世界に入ってその負の心を開放していくといった筋になります。それぞれの登場人物はなぜ、そして誰の死を願うのか、境遇、心情を追っていくストーリー展開に引き込まれます。
RPG部分はというと適度に雑魚戦をこなしつつ、弱点属性を考慮し、補助魔法を活用すればさくさく進めると思います。後半は仲間も大勢いますし、詰まるということはあまりないかと。
総じてコンパクトにまとまった良質な作品という感想ですね
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