面白かった!
【ネタバレを含みます】
バージョン1.06
難易度ベテラン、最終戦術点56、実時間40時間ほどでクリアした感想です
ネタバレは自重してませぬ
□良かったところ
・極めてゲームバランスが良好であること
プレイ前は最高難易度なのである程度理不尽、と感じるような
調整もあるかな~と思ってました
が、実際にプレイしてみるとそんな事はなく寧ろ作者様がしっかり練られた調整に感心しきりでした…
・イベントの豊富さ
クリア後解放のギャラリーが穴あきだらけ…
ストーリー中、分岐要素があるのは気付いていましたがイベント量凄まじいですね
一番驚いたのは位置的にナッシュ編のギャラリーに???表記があったこと
う~ん、何のイベントを逃してるんでしょうね…
□悪かったところ
・某パロディ要素
相撲が好きそうな某難易度限定ボスは世界観に合わなすぎ…と思いました
…初見でめっちゃ笑いましたけどね
・仲間になるキャラクターとそうでないキャラの曖昧さ
ゲームに慣れるまで区別が難しかったです
盗賊の彼とか「仲間になる顔じゃないし(酷)宝を狙う盗賊のチュートリアルだな!」と
サックリ斬り殺して数章先の外伝攻略時、宝の鍵の残数でおかしさに気付いてやり直しましたよハハハ
ぶっちゃけFE経験者でない方は結構な割合で経験値にしてしまうのでは?と思いました
□おわりに
こんなにゲームにハマりこんだのは久々…本当に面白かったです
やり逃した、見逃した要素も多いですしまだまだ楽しませていただきます
作者様、こんなに素晴らしいゲームを開発してくださりありがとうございました!
ヴィジュアル面に特化した大作
製作者ごとに重視する分野は千差万別ですが、この作品はグラフィックへ
特に重点を置いています。ほかのレヴューにもあるように
戦闘中アニメーションの演出はこれまでに前例を見ないほどです。
また、キャラチップの人形を顔画像になるべく近くなるよう改変している
(制作ツールの通常設定では自軍メンバーはたいてい赤っぽい髪色になる)
ところにも、多大な労力をかけたことがわかります。
とはいえ商業作品か多人数チームプロジェクトでもない限り
どこかに力点を置けば他が置いてけぼりになるのは致し方ないことで、
ストーリー構成、誤字や熟語・成語の誤用、時々あった進軍方針に関する
説明不足など気になる点もあります。特に他の方のレヴューにある
ストーリーの最重要点について主要キャラクターが思いっきり堂々と
「虚偽報告」して終わってしまう点は私もズッコケました。
ビジュアル面を筆頭に、とにかく丁寧な作り込みが魅力の長編SRPG!
【総評】
オーソドックスな世界観やシステムながらも、とにかく手抜きが一切なく、
プレイしやすさとやり応えが両立した王道な長編シミュレーションRPG。
自作絵で基本的にランタイムパッケージ(RTP)のキャラのみを出す――
一見、誰でも思い付くアイディアながらも、それを非常に高いクオリティで
真正面から長編作品に仕上げてしまった、気合いの入った作品です!
以下、難易度普通、合計戦術点49点でクリアした後のプレイ感想です。
(※シナリオのネタバレなし。一部、育成や攻略上のネタバレあり。)
【長所】
・オリジナルのアニメーションの滑らかさやスチール絵の多さがすごい!
キャラによっては表情差分も豊富で、しかもクラスチェンジで立ち絵や
服装まで変わるなど、とにかくビジュアル面の芸が細かくて好印象です。
・ビジュアル面だけでなく、能力面でも個性があって良かったと思います。
初期パラメータはパッとしなくても、「スキル無効」持ちでレベルアップで
指揮スキルも習得して、クラスチェンジで化ける騎兵のフィリップとか。
・最初はナッシュ公子の視点でプレイして、1年後は別の主人公の視点に
変わるというシステムが、某人気SRPGシリーズの『烈火の剣』のようで
面白かったですね。
・作者様のゲーム紹介文には「プレイ時間25~30時間前後」とありますが、
私は最初から最後まで戦闘アニメを全て見てプレイしていたこともあって、
データ表示上のクリア時間が35時間24分でした。リセットしてやり直した
時間も含めたら恐らく約40時間という、やり応え充分のボリュームです!
・仲間になるキャラが多く、初見ノーヒントのプレイで取り逃しが多かったと
思われる中で、最終的に後編の主人公を含めて43人も仲間がいました。
・キャラが多いだけで会話がスカスカなどということもなく、例えば、17章から
何度かある模擬戦イベントでは、何と参戦可能な全員分の会話があります!
・バグなのか仕様なのか分かりませんが、仲間になる飲んだくれの傭兵が
最後まで「酔っ払い」という名前を貫いていることにこだわりを感じました。
・終章の出撃前の「情報収集」で、重点的に育てたキャラとの専用会話が
ある演出も良かったですね。
(※私のプレイでは、ナッシュ、ヘレン、ソフィア、ランバート、イジュラン、
ナターリア、コニー、フィリップ、グレッグ、ベティーナ、ビリーでした。)
・終章は演出も素晴らしく、特にターン開始時のセリフがアツかったです!
【短所】
・某主要キャラの「動機が純粋なら、悪いこと(日本の刑法では死刑が適用
されるレベルの悪行)をしても構わない」という発想には感情移入できず、
しかもその件で自分の父親に対して嘘を吐くことに辟易とさせられました。
それを周りの仲間たちが誰も注意しないことには、ただただ違和感……。
・ナッシュ編では最後まで自軍に盗賊が不在で、高額な換金アイテムや
恐らく秘密の店に入るために必要になるであろうアイテムを取れずに、
やきもきする羽目になってしまいました。恐らく、どこかで盗賊を仲間に
し損ねたせいだとは思うのですが、盗賊のように、いるか否かで攻略の
方針が大きく変わるキャラに取り逃しがあるということ自体が残念です。
・上記の影響なのか、後半では秘密の店に入るために必要なアイテムが
手に入らず、秘密の店の存在を匂わせる会話が出るごとに軽くイラッと
しました。幸い攻略には支障ありませんでしたが、いい気分はしません。
・杖の熟練度が嫌がらせレベルで伸びない。特にクラスチェンジした後の
伸びの悪さはひどい。上級職になってから杖のレベルが上がったのは、
ベティーナにドーピングアイテムを使って、A→Sになった時だけでした。
・杖の熟練度をSに上げたは良いが、肝心の熟練度Sの杖が手に入らない。
個人的には、「そんなところまで『烈火の剣』をリスペクトしなくていいのに」
と思ってしまいました。
※いずれも、Ver 1.06 時点での所感です。
圧巻のボリューム !
非常にボリュームがあるゲームで、特筆すべき戦闘アニメはもちろん、イベントスチル、仲間+重要NPCの立ち絵、キャラクタの豊かな表情など舌を巻く凄さでした。
ゲームの内容もマップチップの構成が素晴らしく、敵の配置や増援の出現、頻度等、工夫が凝らされており最後まで飽きさせない作りになっています。
高難易度を求めるプレイヤーに対する配慮も戦術点と言うシステムでしっかりとなされており、しっかりとした手ごたえを感じると思います。
また攻略法が複数用意されている非常に凝ったマップや特殊な能力を持った敵、進軍ルートの分岐等、脱帽でした!
最後に、この大作ゲームを完成させた作者さまに対してお礼を。
本当に素晴らしいゲームをありがとうござました!
素晴らしいゲームをありがとう
※兵種などのネタバレ含みます
ベテランで表示時間35時間ほど、リセット含めると45時間ほどでクリアしたと思います。
※良い点
・圧倒的なモーション量
一番目を引くところはなんといっても戦闘モーションです。
固有職を含めるとかなりの数の専用モーションが用意されてます。
必殺には何通りものぬるぬる動くモーションが用意されていて、とどめモーションも含めるとモーションが多い上級職では5個以上は用意されてたと思います。
中でも魔法剣士、剣聖、主人公の固有モーションは素晴らしくクリティカルソードを装備させて何度も必殺モーションを楽しんでました。
・王道だが熱くなるストーリー展開
ストーリーは先が気になる展開もあり、王道パターンですが、熱い展開もあり楽しめました。
・ボス戦での会話やキャラ毎の支援
これがもの凄く凝っており、マップに複数出てくる中ボスでも、汎用セリフ、特定のキャラで戦うと専用セリフがかなりの量用意されていたので、色々なキャラで戦闘会話を楽しめました。
また、キャラ毎に以外なキャラとの支援が発生したり40以上もいるキャラ毎の掘り下げも良くできていたと思います。
クリア後にはNPC含めた各キャラのエピローグも用意されており最後まで楽しめました。
一つだけ不満を漏らすと敵幹部の剣士との掘り下げをもう少しして専用武器の譲渡などあれば個人的にはかなり盛り上がれたと思います。(イベント逃して取れてないだけだったらすみません)
※難易度について
私はベテランでプレイしたのでそれを踏まえての感想です。
終盤になるとマップ上に複数いるボスがそれぞれ指揮で敵全体のステータスを20~30上げるのと、ボスによっては強力な支援効果が付き+40ほど命中回避が上がるなどかなり苦労しました。
終盤は相性不利だと普通の雑魚敵に返り討ちに合うレベルだったので、基本は有利キャラで叩かないとかなり厳しい展開でした。
また、事前にヒントはあるが強ボスの増援や、かなりの量の敵増援が発生するので、突破できずに5ターンセーブで結構やり直しました。
個人的には親切にしたトラキア+ベルウィックサーガ(5ターンセーブや、強ボスの増援等)をプレイしている感覚でした。
・戦術点
初見でベテラン戦術点コンプはかなりのリトライ回数になると思うので、やるなら2週目以降にしたほうがいいです。
私は結局28点しか取れずに終わりました。
※悪い点
・持ち物の少なさ
作者的には持ち物の数も難易度調整の一貫として考えているのかもしれませんが、5枠はあまりにも少なすぎて、パラディン等の複数武器種装備できるキャラはカードやアクセサリ含めるとかなり持ち物が圧迫されかなり不便でした。
終盤は使いたかったけど戦闘でついていけなくなったナッシュ君がマリナスばりの輸送隊になってしまいました。
できればヘレンもストックついていればまだ良かったかもしれません。
総評
正直久々に楽しめたSRPGでした。
私はver1.031で以前38章まで進めていましたが、難易度の追加、新イベント、新キャラ(特に魔法剣士になれるウルリケ)新ボスなど新しい要素が盛り沢山だったので、ver1.031をプレイした方でも楽しめる内容だと思います。
難易度についても複数用意されているので、SRPG初心者や、コアな方にも楽しめると思います。
・最後にバグ報告
ドロテアをビショップにすると杖レベルが使い続けてもEの8割ほどで止まってしまう。
42章外伝?でNPCから四元魔法S武器を2種受け取るところで、一度目と2度目の会話が一緒でした。
ここは意図的なのか、バグなのか、それとも用意していなかったのかわかりませんが・・・
以上になりますが、本当に素晴らしいゲームをありがとうございました。
圧倒的グラフィック量
プレイしてみればわかりますが
プレイヤーキャラは分岐クラスチェンジ含め、敵モーションも合わせればとんでもない量のモーション量が追加されています。(息遣いモーション全完備!)
個人でここまで作るのは気が遠くなるほどの時間がかかったと思います。
是非ぬるぬる動くモーションをアニメオフにしないで楽しんでみてほしい作品だと思います。
SRPGとしても十分楽しめる内容です。
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いい質問ですね!
アストン=路端
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