タイトル回収の瞬間は鳥肌物
ばけものの真の意味、そして現社会への警鐘も感じる物でした。
所々で感動し、タイトルの意味は分からずとも、心が大事って教えるゲームなんだなぁ…と思っていたら…
ラストでタイトルの意味を回収する衝撃の事実が起こりました。
その分岐の方は、未だプレイする勇気が出ずにできていないんですが……
凄いゲームでした…
プレイヤーの血が騒ぎました
キャラクターとの会話を楽しみながら情報を集め、
所々の小ネタに笑ったり、真面目な会話で考えさせられたりしながら
最初から最後まで夢中でプレイできるゲームでした。
まず立ち絵の少しゆるめな絵柄がとてもかわいいです。
ジョシュちゃんがかわいくてプレイ開始早々引き込まれました。
とにかく自由度の高いゲームで、思いつく限りの進め方、終わり方を試したくなります。
台詞スキップやダッシュ機能などシステム面でもプレイヤーに親切で周回プレイがしやすかったです。
脅かし要素や逃げゲーは苦手ですが安心してプレイできました。
また推理ゲーといってもそこまで身構える必要はないと思います。
※以下ネタバレを含みます
謎解きには全く自信がなかったのですが、何度もやり直して解決エンドを見ました。
何度も何度もやり直したのはこの作品がゲームとして本当に楽しかったからです。
話題を振って皆と仲良くなり、皆のことを知れば知るほどキャラクターを好きになりました。
寡黙に見えて行動が読めない主人公が好きです。温泉で手に入る衣装絡みでめちゃくちゃ笑いました。
ジョシュちゃんが最初からかわいくて、時にはアツい奴で…最後までいい子でした。
友達になろうと言われ泣き出すリオちゃんにはこっちまで泣きそうになりました。口調がかわいいです。がんばれ主人公。
屋敷の皆と花を大事にしているイチロウさん素敵です。歌聴きたいです。
ラミーカさんとヴォルフさんの仲良くなる前と後の性格のギャップや、二人のもつ対照的な面がツボでした。特にヴォルフさんの素のキャラが好みです。ラミーカさんは戦闘グラがとても格好良かったです。ヴォルフさんと再会して泣くところにぐっときました。
ヒロキさんを説得する時の戦闘画面とBGMがとてもかっこよくて熱くなりました。解決ルートのヒロキさんの穏やかな人柄と弄られキャラも好きです。敷地こわれる。
キョウ君の泣き顔が好きです。ユウマちゃんと再会した時、ヒロキさんを殺してしまった時、ユウマちゃんが行方不明のままの時… ユウマちゃんのことを話すときの笑顔もかわいかったです。
ラミーカさんの料理をつまみ食いするアヤメさんかわいいです。ヴォルフさんを泣かすところを見てみたいです。
時折ぶっ壊れた言動をする美少女ユウマちゃんかわいいです。リオちゃんをサイリウムで応援するの好きです。
主人公サイドが戦闘で倒れて「後で回復しよう」と思ったところにアレはハッとしました。
ジョシュちゃんの回想シーンがプレイしていて最も心を打たれた箇所かもしれません。
最後にお墓であの言葉を聞いたとき、プレイヤーの血が騒ぎました。このゲームをほぼ予備知識無しでプレイしていて良かったと思いました。
知らない結末があれば見たくなるし、強い武器があれば使いたくなるものです。その結果プレイヤーでなくなったかもしれません。
真っ暗な画面を鏡として使う発想には脱帽しましたし、鏡がウインドウの形をしていることに気付いたときに衝撃が走りました。
Readmeの一文まで演出の一部だったなんて…!
主人公の「戦いたくないことを告げる」説得が「主人公から他キャラへ」の説得から「主人公からプレイヤー(?)へ」の説得に変わっていて堪らなくなりました。
最後の一人を前にして「こんな事を終わらせる」を選ぶ終わり方も好きです。
やりこみ要素満載で本当に楽しいゲームでした。プレイして本当に良かったです!素晴らしい作品をありがとうございました!
なんていうゲームなんだ!
ゲームをしながら、震えてしまったのは本当に久しぶりです。
まずストーリーに対しての作品タイトルのセンスのよさ。
ストーリーの軽妙さと、不気味さの見事なバランス。
キャラの魅力と、感情移入を引き出しながら、残酷に裏切る演出。作者さんの掌で転げ回る気分でした。
ホラー系苦手な人にもオススメしたい一作です。物語としても、キャラ萌えとしても、フリーゲームならではの刺激としてもオススメ。
プレイしたら他の誰かにも遊んでもらいたくなる、そんな一作でした。
チラシの裏をも欲する
■オススメ度:じっくり探索&聞き込みしたい方向け
・屋敷内に潜む化け物を探って探索し、会話を記録していくアドベンチャーゲーム
・無口で時にとんでもない選択肢を繰り出す主人公と
軽いノリながら頼りになる助手の会話が楽しめる
・アドベンチャーっぽい絵柄で登場人物も特徴的
・簡単には真相にはたどり着かない長編小説を読むような感じで展開して行く
・屋敷内の移動はそこそこ掛かるので
出し惜しみしたくなるメモシステムはとっつきにくいところかも
・2人の名前をデフォルトでやると読みにくいことこの上ない
素晴らしいの一言
演出の凄まじさに圧倒されて何を言ったら良いか分からなくなりました。
やりたくないやりたくないと思いながら、ああしてしまった後のあのメッセージとエンドロールに鳥肌が…
最後にハッピーエンドを残しておいて本当に良かった。
屋敷の皆それぞれが魅力的で(イチロウさん推し)、幸せになって欲しかったので
終盤での兄妹のやりとりと
最後の皆一緒のスチルは本当に素敵でした。
助手くんと主人公格好いいぞ。
絵柄が非常に印象的でかわいらしいこと、
メモを取るというシステムの斬新さ、
人間と化け物の解釈…と惹かれる要素の多い作品でしたが、
最後までプレイして改めてこの傑作を知ることが出来て良かったです。
おもしろかった!!
ホラーゲームが苦手なのにホラーな雰囲気のゲームは好きと言う面倒くさい趣味の私が最高に楽しめるゲームでした。森の奥のお屋敷とそこに潜む化物というなんともホラーチックな舞台ですが、驚かす要素や逃げ要素はなく、ひとつひとつ丁寧に調べていくことのできるゲームでした。そのあたりの匙加減にはもう感服です。
セーブデータがひとつしかない・回数制限ありということでビビりまくっていましたが、実際にはメモをすべて取ったうえでも多少余裕があり、勝手がわかってきた二周目からは少し気楽に進めることができました。セーブデータと聞き込みのデータを同じメモ帳で取るというアイデアはなるほど!不便!だがそこがいい!と思いました。
またキャラクターがみんな魅力的で、最初絵柄に惹かれてプレイし始めたのですが、進めていくうちに内面もどんどん好きになっていきました。ヴォルフさんとラミーカさん、主人公と助手がとっても好きです!
ここからはネタバレを含みます。
三周ほどして、未解決エンド・解決エンド・魔女エンド(呼び方があってるかはわかりませんが、伝わるかな?)を見ました。解決エンドは本当に大団円、みんな幸せでスッキリ!ハッピー!といった終わり方でしたが、その後に魔女エンドのフラグが立てられているせいで胸がもやもやしたまま主人公の家へ戻ることとなりました。その後魔女エンドも見たのですが、唐突すぎて頭がついていかず、せめてこれがもっと前から伏線として張られていれば……と残念に思いました。
また作中であそこまで好かれていた彼女を、最後の最後で落とす必要はあったのか……という後味の悪さが残りました。そこがいいところだとも思うのですが、本当に突然すぎて……。繰り返しになりますが、彼女の部屋や他のキャラクターの言動などで少しでも彼女も化物であったことをにおわせておいてくれれば最高のバッドエンドになったのに、と思いました。
しかし、その彼女の最後の独白のシーンで暗い画面に自分の顔が映るようにする演出や解決エンドで主人公が操られていたことに対して言及するような演出はとても良かったと思います。ただ、これも最後の方になって突然言われ始めたので、もう少し前から操られていることに関しては情報を出してもいいのでは?と思いました。プレイヤーには普段の主人公なんてわからないので……。
全体的な感想をまとめると、丁寧なつくりの探索・会話・推理、魅力的なキャラクターとグラフィックを味わえる素晴らしいゲームでした。「ばけもの」の定義がプレイ前とプレイ後、そしてエンドごとでまったく違うものになる構成も、主人公=プレイヤーではないという落とし穴も、とてもよかったと思います。
しかし同時にエンド前後に突然起きるバッドエンドへのフラグや主人公=プレイヤーではないという情報の開示、長々とした独白などは一気にゲームから「冷めてしまう」要素だったと思います。せっかくここまで没入してプレイしてきたのに、突き放されたような気持ちになりました。
もう少しエンド付近を丁寧に作ってもらえれば……!と思いました。
話は変わりますが、全裸で屋敷を出たらどうなるんだろう……と思いやってみたらしっかり捕まっていて「芸が細かい!!!」と驚きました。そういった小ネタがあちこちに詰まっている点も、本当に楽しかったです。
長文乱文、失礼しました。とても楽しく、素敵なゲームだったことは間違いありません!プレイさせていただきありがとうございました!
ストーリーがよかった
絵的にもストーリーも気に入りました。
何通りものエンドがあるという事で、3回ほど?プレイしましたが、
トゥルーに持って行きたいけど、セーブ分けはできないので、毎回最初からやり直しになるところは、時間の余裕がないとできないな、とは思いましたが、作者の意図もあり、トゥルーを見れた時の話の内容が、また面白くて好きです。
作者さん曰く、それぞれのプレイヤーが終わらせたところがトゥルーなのかもしれませんが。。
難しい謎解きや、逃げゲーとかの要素はないので、小説気分でプレイできると思います。
時間かかりましたが、面白かったです!
推理系、ホラー系ゲームの良さが合わさった傑作
ネタばれを含むレビューですので注意して下さい
印象的なタイトルと人狼風で一人でプレイできるゲームがあまりなく珍しいという思いと、単なる人狼系ゲームではない特徴的なシステムに惹かれ、ホラーゲームが全くダメな自分が「プレイしてみたい!」と思えるような素晴らしいものでした(ちなみに開始直後のユウマが来て会話が終わった時点でビビってウィンドウ消しました、それくらいビビりです)
システム面では特に、メモを取って会話を保存するというシステムがとても画期的で、能動的に自分がゲームの世界に没入できる素晴らしいシステムだと思いました。
ストーリー的には自分は一周目から明らかにお父さんと息子を疑っいていたので、鏡を父親に使い、二日後に周りのキャラの話を聞いてるうちに(特にヴォルフの名前や会話から)明らかに「これは単なるホラーゲームではないのでは?」と気付き真相にたどり着くことができましたが、ミスリードには引っかかっていて、危うくバッドエンドに向かうところでした…
ストーリーが特に秀逸で、最初にプレイした時に誰が化物なんだろうとビクビクしながら情報を収集していったのですが、キャラクターは皆いい人で(一周目に最初に行方不明になったのがイチロウなのも大きいかも)随所にギャグも散りばめられていて、暗すぎない雰囲気だったので、戦々恐々としながらもビックリ系の怖さでは無かったので最初から最後まで楽しくプレイできました
Undertaleに影響を受けたとどこかで聞いたのですが、たしかにそのリスペクト精神は随所に感じられましたが、最後のお墓まいりの際の声、及びその声に従ったルートはGルート的な扱いだろうという感じなのですが、正直唐突な感じがあり蛇足感が否めませんでした。
本家のGルートの場合はほぼ10割方プレイヤーの意思による行為の結果なのですが、初志貫徹でやり遂げなければ行けない本家と違い最後の最後で唐突に全知全能風のキャラクターに教唆された上で行動したので、今作品のそれは完全なるプレイヤーの自由意志ではないというところも取ってつけた感じが否めませんでした。法律的に言えば本家は完全にプレイヤーの責めに帰す事由なのですがこちらは魔女にも責任が帰すと思います(刑事上は微妙ですが民事上は確実に、まあホラーゲームに法律的な観点の話をするのもナンセンスですが…)私がこのルートで感じたもやもや感の原因はこういったものです。
特に最後の独白で「幸せに飽きた(しょうがなかったわけでもなく完全に自分の都合で)」「わざと死んだ(夫と息子を残して、それが原因でこの惨劇に)」と明らかに悪意を持ってこのような事態を引き起こしたこと、先述の責任に帰す事柄もあり、「私はそそのかしたけどやったのはあんただよ、まあ私は全能の力があって幸せに飽きたから息子と夫を残して死んで夫は友人と結婚して私が死んだせいでひねくれた息子のことは飽きたから知らね、興味があったから実験してやろうかと思ってこの事件を引き起こして部外者のお前をわざわざこの館に呼んでその解決のために利用したけど、全部あんたが悪いよ」と言い訳がましいことをのべたあと「あなたがばけものです」と言われても罪悪感や怖さより「いやお前がばけものだろ」という冷静な感情がまず吐露してしまい、白けてしまいました。
続編があるならば、取ってつけたようなこういうバッドルートより本家Undertaleのような「100%プレイヤーの自由意志による惨劇」を「好奇心のみ」でおこしたプレイヤーを責め立てるような内容のエンドが欲しいです
長々と批判を書いてしまいましたが、フリーゲームの中でも傑作中の傑作だと思います。それだけに最後のルートが惜しいです
ストーリー、キャラクター、演出が素晴らしかった
さきほどすべてプレイさせていただきましたが、本当に素晴らしく、面白かったです。
最初はただ単に、話を聞いて推理して化け物を見つけるだけのゲームだと思ってましたが、実際は、もっともっと深い内容で、まさかここまでプレイヤーに何かを投げかけてくる作品とは夢にも思いませんでした。
僕は推理ゲーや探索ゲーが苦手なので、無駄に時間がかかってしまいましたが、最後の演出が最高に痺れるもので、本当にやってよかったと思える作品でした。
出てくるキャラクターたちも個性があり、会話もとても面白かったです(特に最後のとこの)
初めてのレビューなので色々拙くて申しわけありません。
小説になってもおかしくないくらい、素晴らしい作品でした!
好奇心は何かを殺し
最後まで恐怖を突き付けることをやめない、れっきとしたホラーゲームだと思う
人の心の闇を直球で問いかける傑作
レビュータイトルと同名のフリーゲームがあるが、
あちらでは押さなかった自分も、こちらでは押してしまった
それがなぜかと考えるとまた恐ろしい
説得コマンドのセリフにスタッフロールと、ゲームとしての価値を高める拘りがふんだんに含まれているのが憎らしい
プレイヤーは外道に落ちるべくして落ちるのだ
周回プレイでイベントの発生にランダム要素を入れたりと、ゲーム性で高く評価すべき点は多々あるが、
やはりBadEndなくしては語れない作品であろう
ここまでプレイ中とプレイ終了後で感想が変わるのも珍しいと思う
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