クリアの鍵は敵の大軍へのストレス耐性次第
4回目でようやくクリア。
序盤はハードでも楽々進めるが中盤からイージーでも厳しくなってくる。
というのも、このゲームの特徴は敵の大軍が退去して攻めて来る場面が多く、敵を範囲内に釣りだしておびき寄せ、近づいた敵を一体ずつ丁寧に処理するといった戦法が使えない。このため迫り来る敵の大軍に味方のキャラが飲み込まれ、孤立し撃破されないよう一つ一つの行動に細心の注意が必要となる。一歩前にでるか下がるか、このキャラで敵に囲まれても生き残れるか等パニックにならないという高いストレス耐性が求められる。
なのでこのゲームの難しさは敵が強すぎるというよりも、心が折れないかという点にある。(もちろん強い敵もいるが)
他方、こういう特性のゲームなので、使えるキャラも見極めやすい。
第一に長距離攻撃が使えるキャラで、ヒット&ウェイのための再移動ができるキャラだとかなり楽になる。
第二に敵の攻撃を半減する魔法・武器が使えるキャラ。さらに守備力があれば前線に立てる。
おそらく武器修理のアイテムの大半は第一と第二の武器に使われると思う。
第三に先制反撃かつ必殺が使えるキャラ。先制反撃が使える武器もあるのでそれらを使えるキャラでもよい。これに二回攻撃できる武器を持たせればかなりの確率で乱戦の中で生き残る。
第四に先制反撃がなくても敵の攻撃が当たらない回避率が高いキャラ。たぶん、守備力が高いキャラよりも重宝すると思う。ダガーを持たせて囲まれないギリギリのところで待機させればおそらく敵の第一波の大半のステータスを下げることができる。
第五に防御力が高いキャラ。最近のSRPGでは守備力が高すぎる対策として重装備系に効く特攻武器を敵が装備してしまって、逆に重装備系=お荷物というのが定着しつつあるが、このゲームではよほど力のステータスが高い敵でなければ特攻武器でもさほどダメージを受けないぐらいに守備力があがる。とはいっても油断は禁物だが。
こういう感じのゲームなので、イージーでもキャラを満遍なく育てるというより、育成キャラを搾ってラストバトル手前のステージあたりで出撃キャラ全員レベルMAXぐらいにしておかないと乱戦に生き残る可能性が低くなる。つまりイージーが全然イージーでない。
最後に、ストーリーは王道、ステージはよく練りこまれていて、登場人物たちは個性的なキャラたちばかりなので、4回やっても飽きないつくりとなっている。
初心者の感想
※クリア後の感想です。ネタバレを含みます。
※フリーのSRPGは本作が初めてのカジュアルゲーマーの感想です。
あまり参考にならないかも知れません。
普段はRPGばかり遊んでいますが、なんとなくグラフィックの雰囲気が良かったので
初めてSRPGに手を出してみました。
難易度「イージー」なら、好きなキャラを育てて無双できるかなぁと思って。
結果は言わずもがな、厳しい洗礼が・・・
剣と槍と斧の強弱関係をなんとか覚えたりしていた序盤はともかく、
中盤以降の激しい戦いは、自分のようなヌルいプレイヤーにとって修羅場の連続でした。
まず、敵が多い。信じられないくらい多い。
そして、特攻武器(しかも数種類)を持ったユニットがとにかく多い。
ジャンケンをしようと思ったら、相手がグーとチョキを両方出してくるような・・・うむむ。
その上、インチキじみた射程の弓やらデバフやらガンガン飛んでくるし。
じっくり攻めようと思えばターン制限や増援でプレッシャー掛けてくるし。
ボスユニットはどいつもこいつも反則みたいなスキル持っているし。
当然、口から出る言葉は
「あーもう、こんなのクリアできるわけないじゃん!」
もう無理・・・もう無理・・・と各章毎に(特に13章以降)挫折しかけるも
キャラも音楽も良くてストーリーの先が気になって仕方がなく、
しかもゲームオーバーを繰り返すことでなんとなくパターンが分かってきて
ぎりっぎりで初心者にも攻略"出来てしまう"ので、
何度も何度も各章の最初からやり直し、結局最後まで楽しんでしまいました。
クリア後のマップで味方ユニット19/33人しかいません・・・
イージーかつ蘇生アイテム全部使ってこの結果ですから。
それでも妙に達成感があるのは、この難易度が理不尽に与えられた嫌がらせでなく
計算された上での絶妙な設定だからなのでしょうね。
恐らく自分は製作者さんの想定通りに苦しみ尽くしたと思います(笑
トゥルーエンドはまだまだ遠いですが頑張ります。
SRPGって面白いですね。
素敵なゲームをありがとうございました。
特に頑張ってくれた仲間ユニット
アイシャ、ハヤト、セラ、ネリス、弓キャラ全員
物量SRPG
ネタバレを含みます
そこそこ難易度がある、との触れ込みだったらのでハードでプレイしました。
10章まで手なりで進めましたが11章のマップを見て、丁寧に育成しておくべきだったと後悔。ただ、圧倒的な経験値と貴重なアイテムを逃す手はないのでセイルのHPが50を超えるように吟味して全滅。
同時に相手の攻撃と命中が非常に高く、守りは薄いゲームだなあという印象が強く残ったので、守りがあって返しが比較的強力なエレナと轢き逃げと増援や敵軍の分断ができるシビラをメインメンツとして選出。
それから大体手なりで進んで全てのマップで全滅させましたが、クリアはノーマルエンド。何か逃したかなと思って解説を見ると、見たこともない17章外伝の文字が……。12章外伝、17章外伝に行けなくなる条件が特にヒントになっていない(見落としたかも?)上に稼ぎプレイをしていたら容易く達成してしまうのがうーん、そういう意味で仲間コンプしかりトゥルーエンドが"難しい"なのはちょっと残念でした。
ゲームバランスとしてはめちゃくちゃ敵が多い=育成のチャンスが多い、なのでしっかり漏らさずに育成すれば苦戦するところはないのかなという感じです。サボって逃げ込みクリアを続けるときついでしょう。15章くらいから後は育ち切ったエース達が無双して終わりました。ただ、普通の敵の確率発動スキルも強くて、見切りがないと安定した攻略は難しいです。見切りは最強です。
後は他の方のコメントにもありますがボス強くしてもいいと思います。強武器握るだけでワンパンできてしまうのはちょっと華がないかなと。
けっこう修復アイテムも手に入るので大軍をぼこぼこにしたり育成(もといレベルアップ画面を見ること)が好きな人にオススメしたいですね。
楽しい時間をありがとうございました。
完全クリア
ネタバレあり
一周目では仲間が3人足りず二週目で全部コンプリートすることが出来ました
ソードダンサーはHPは低いので立ち位置にさえ気をつければ最強の後衛キャラでした。私はやりませんでしたがダンサーとナイトリングとアゲインを組み合わせるとおそらく1ターンクリア出来ると思います。隣接回復はバランスブレイカーになりますね。
ただ19章の泉におそらくなんらかしらのイベントがあると思いますが見つけることが出来ませんでした。
ランスロットやロキのステータスが終盤にもかかわらず他のモブより少し高い程度しかなく苦戦しなかったのでALL+5ぐらいした方が歯ごたえあると思いました。
非常に楽しめました。
バランスのとれた超高難易度SRPG
ハード、仲間31/33、ノーマルエンドでクリアしました。
とても面白かったです。
初めの1~6章ぐらいはすごく簡単なのですが、
7~12章ぐらいから徐々に難しくなってきて
13章以降は難しくて夢中にさせられました。21章は…。
自分がプレイした同ツールの高難易度のゲームと比べると後半の難易度はシスポゼより難しく、
序盤で吟味しまくったヴェスタリアサーガよりは難しいと思います。
(このゲームではセーブがマップに配置されており、吟味は難しい)
ということで高難易度SRPGが好きな人にオススメです。
逆にそこそこの難易度が好きな人にはオススメできないかも知れません。
気になった点
ストーリーはセリフ回しやキャラクターはよかったと思うのですが、
世界地図が出てこないため何処と何処が戦争しているのかとか
今どこにいるのかが、どんな国があるのか、分かりにくかったような気がしました。
19章で敵を全滅させると流星の書が手に入ったのですが(きつかった!)
流星のスキルが発動しない気がする。
かなり丁寧にやったのですが、あと仲間2人誰だろ
17章外伝の砂漠の左上の民家がなにかありそうですが、
さすがにきつくてどうすれば良いかわからなかった。
あと一人は検討もつかない。
(32人全員、仲間にしてると仲間になるのかな…)
敵の攻撃が激しすぎて、守備力と殲滅力が高い強キャラ以外活躍できない。
再行動か杖が使えればまだ使い道がありますが、それすらできないキャラはどう使えばよいかわからなかった。
ちなみにセイル、シャルル、エレナ、エリザが飛びぬけて強いエースでした。
クリア!
クリア後感想なのでネタバレ有りです
とても面白かったです
やりごたえ十分で達成感あります
加速やスキップ機能でテンポも良かった
悩みまくって詰んでやり直したりと難易度的にはサクサクはいかず実プレイ時間は30時間くらいかかったと思います
途中から難しくなっていくと、本当にその通りでしたね
中盤からは敵をよく見てどこにだれを使うかよく考えて
行き当たりばったりでは結構ひどい目に合うこともしばしば
lv15でクラスチェンジ、30でスキル取得、難易度が高いのでキャラの育成も楽しめました
反撃が強力なキャラ、射程が長いキャラは重宝しました
エレナ、ハヤト、マハル、ウィルは活躍した感があります
杖のバフも大事ですね
特に終盤の猛攻に対しては使わないとまず凌げないです
射程7武器はロングアーチャーを壁越しに狩るにはほぼ必須なので取り逃すと辛そうでした
杖で対処するのはしんどそう
終盤は回復はオールヒール任せの総力戦で暇なキャラなんていない状態が多かったです
加入キャラは30/33でノーマルエンドでした 無念
メイドチーフさん、ヴィクトリカの先生、マハルウィルと縁のある人が怪しい感じ
トゥルーエンド条件とかクリア後にわかると嬉しかったです
わからないまま再プレイはしづらい
砂漠の踊り子とか会員制のお店とか謎のままでした
以下不具合?
ノーマルエンドステージを制圧するとセーブ後にトゥルーエンドステージに移動するのは不具合ですかね
その後は制圧→セーブ画面→また同じステージ開始のループになってます
クリア後にドーピングアイテムとか買えるから引き継ぎでもあるのかと思ったら何もなかった
1.02でも7章外伝はおかしなことになってます
骸骨軍と竜人が二回出てきたり幽霊倒した後に怪しいマスを調べても何もおこらず帰還不能になったり
本棚はヴィクトリカで調べると少し会話があるけど特に意味なし?
7章外伝は色々謎でした
ギリギリの戦いが刺激的な、戦術重視の長編シミュレーションRPG!
【総評】
「Battlers」と銘打っただけあって、戦術重視のシミュレーションRPG。
中盤以降は、ほぼ毎ターン緊張しっぱなしで、やり応えは充分です。
「ルルーナちゃん、可愛い!」と思いきや意外な展開に驚きましたが、
それ以外は割と普通の王道なシナリオで、違和感なく入り込めます。
以下、難易度ハードでノーマルエンドを迎えた後のプレイ感想です。
(※シナリオのネタバレなし。一部、育成や攻略上のネタバレあり。)
【長所】
・良く練り込まれたマップ(特に中盤以降)と、戦術の駆け引きがすごい!
例えば、13章は、ワープを駆使しつつ背後の敵に追いつかれる前に
敵将を差し違えるような形で討ち取らないと勝てないギリギリの戦い。
・イージーやノーマルは未プレイで分かりませんが、ハードは文字通り
ハードでした。ナイトメアやルナティックを名乗ってもいいレベルです。
・最難関は21章で、地上では挟み撃ち、更には空中からの計3方向で
襲撃を受け、初見では物の見事に包囲殲滅されました。初ターンで
ワープを使って西側にいる長距離弓兵を倒して道を切り開きながら、
山岳地帯を平地と同じように歩けるユニットや飛行ユニットを使って
敵を分断して移動しながら各個撃破することで、何とか勝てました!
・手応えがあるだけでなく、勝利条件にバリエーションが多くて楽しい。
本来なら戦わなくていい敵を無謀にも倒しに行く遊び心もあります。
・似た兵種でも、ソードマスターやスナイパー専門の武器があるなど、
キャラによって細かく役割が分かれているところも良かったですね。
・味方に未来視できる軍師がいるので、援軍や敗北条件のターン数が
分かっても違和感がない。「未来視って便利だな!」と思いました(笑)
・マップ上に使い切りのセーブポイントがあるのも、面白い試みです。
某人気SRPGシリーズの『新・暗黒竜』を彷彿させるシステムですね。
・ネタバレ回避のためシナリオには深く言及しませんが、王道ながら
上手くまとまっていて良かったと思います。
【短所】
・普通にプレイしたところ、少なからぬ取り逃し要素があったのは残念です。
(※エンディング後のマップで、出撃枠33人のうち27人しかいませんでした。
獄中の居眠りさんを起こせないまま放置せざるを得なかったのが原因?)
・難易度ハードゆえかと思われますが、強く育ったエース級を単独行動
させなければならない局面が目立ちました。隣接している仲間がいると
支援ボーナスが付くシステムが、あまり生きていないなという印象です。
・こちらから攻撃したところに先制攻撃を取ったり、反撃でクリティカルを出す
スキルを持っているザコが多く、しかも、攻撃力と命中が高くて射程の長い
敵の長距離弓兵が多いので、実質的に戦力になるメンバーが限られます。
・また、最終盤になると、射程と使用回数が無限でバッドステータスをかける
敵が出てくるので、杖を使える仲間がたくさん育っていないと詰むでしょう。
最終面では、仲間になった杖使い8人を全員起用しました。ハゲを含めて。
・中盤以降はワープを使わないとクリアするのが非常に困難な面があるので、
ワープ前提のマップが苦手な人には苦痛かも知れません。
・終盤は異常なまでに特効武器を持った敵が多く、重戦士は完全にお荷物。
中盤まではエースで数字上のパラメータも優秀なのに、まさかの二軍降格!
「知ってたらコイツを育てなかったよ……」とボヤくこと、ノムさんばりでした。
・せっかく世界設定やキャラが豊富なので、用語集やキャラ紹介などがあると
もっと良かったんじゃないかなと思います。
※いずれも、Ver 1.00 時点での所感です。
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