致命的なバグ報告
「11章 撤退」にて。出撃開始と同時に、ゲームオーバーになります。
考えられる原因として、出撃数が13/14になっていたのが、気になりました。
【追記。原因を特定しました。】
10章の最後で、ジュリアスが自分が死ぬと同時に、ボスを倒したのですが。
本来、ゲームオーバーなところをゲームオーバーにならなかったため、11章で1人足りず、ゲームオーバーになったようです。
面白いゲームだけれど。
25章で強制ゲームオーバーになってしまいます。
さすがにちょっと・・・
やりたいことはなんとなくわかったしリアリティ重視。
それがこのゲームの売りなのはありだと思う。
実際モノローグ形式の進行は面白く。地理関係の作り込みはなかなか優秀だったと思う。
こうするのか、と感心することは多い。
しかしダメだった面も強い。
まずマップ事に変化が少ない。音楽すら変化もないため「どこまで行ったんだ?」と思うことが多数あった。
延々と山道を似た敵とばかり遭遇するような感じではなかなか気力が持ちそうにない。
また、9章はかなり難点が多い。
敵全滅と書かれているのに全滅しても進まない。アッシュとジュリアスの会話がカールのジュリアスへの報告と書かれているなど。
他にも市街地防衛戦で市街地に1マス入っただけで中枢に到達もしていないのに敗北。しかもその市街地がマップの1/2程度を占めている。
敵が突撃型ばかりなのはこの際問題にしない。それはリアリティあるだろうから。しかしそればかり出されても、と言葉に詰まることの多い作品と言えた。
コンセプト面がいいだけに惜しいと思わせる部分が多い。
出来るならいい経験として、次回作につなげてほしい。
考え方によっては単調、しかし……
※わずかにネタバレありです!
序盤戦は完全に無策な突撃でも勝てる程度ですが、途中からは物資の備蓄や
メンバーの能力バランスを相当考慮しないと楽ができなくなり、ある程度
SRPGに慣れている人や、同じソフトウェアでゲームを作る経験をしている
人にも楽しみ所はあります。
一方、プレイヤーへの情報提供などについて数点の懸念があります。
代表的に2点挙げますが、
中盤以降の敗北条件として「主要キャラの敗走」と統一的に提示されても
「『主要』って具体的に誰?」です。主人公扱いの男女各1名だけなのか、
その上司扱いの人も含むのか、そうならばどこまでの範囲か。
あまり字数を多くしすぎると文字が小さくなってしまう、かつ3行に
収まるような文にしなければならないという製作ツールの制約はありますが。
また、敵方の人物がどうにも没個性です。戦闘能力の値や持ち合わせる
特殊能力がどれも互いに近似なので、毎度毎度、対策がほぼ同じように
なってしまいます。
序盤は単なるヌルゲー、しかし中盤からはやり応え充分の中編SRPG
【総評】
キャラの会話は淡泊ながらも、世界設定や後半戦からの戦術要素が
奥深い硬派なシミュレーションRPG。
序盤はバランス調整をしたのか疑いたくなるレベルであっさり味ですが、
15章くらいから駆け引きが重要になって攻略を楽しめるバランスでした。
以下、難易度ハードでクリアした後のプレイ感想です。(※ネタバレなし。)
【長所】
・中盤(17章)以降の障害物がほとんどない野戦マップは、上手く陣形を
組んだり陽動作戦で敵を分断しないと勝てないので、面白かったです!
・難易度ハードでプレイしたせいか、終盤戦よりも19章の攻城戦の方が
頭二つくらい抜けて難しく、攻略しがいがありました。特に、横一文字に
なっている廊下を弓兵5体に狙われつつ駆けなければならないところや、
圧倒的に強い敵将エウロパをどう捌くかなど、ギリギリの戦いとなります。
・序盤はヌルすぎるくらいで、19章の開始までの総プレイ時間が3時間9分
でしたが、最難関の19章をクリアした時点でのプレイ時間は4時間3分、
最終章(32章)クリア直前の時点で9時間17分といった塩梅で、後半は
ほぼ毎ターン駆け引きがあり、やり応え充分でした!
・各国の産業構造の違いや地理など、世界設定が練り込まれています。
・役に立つキャラと役に立たないキャラがハッキリと分かれていてリアル!
最初から強い軍団長レベルの仲間が、ちゃんと最後まで使えるという
バランス設定は、とても面白い試みだと思います。
【短所】
・序盤が、とにかく単調でした。敵のターンにスペースキーを押すことで、
何とかダレずに中盤まで進むことが出来ました。もしこれが敵ターンを
飛ばせない仕様だったら、間違いなく最初の数面で投げていましたね。
・同じボス敵や似たような構造のステージが繰り返し出てくるので、やや
単調に感じます。ゲーム性よりもリアルさを重視したものと思いますが、
戦う場所だけ変わって同じことばかりやらされるのは、面白くないです。
・27章と28章の海戦は、敵と味方とで船アイコンの色が全く同じなので、
非常に見分けが付きづらく、とにかく面倒さばかりが印象に残りました。
他のユニットと同様に敵は赤、味方は青で統一すれば良さそうですが。
・せっかく世界設定が練り込まれているのに、会話がアッサリしすぎで、
あまり感情移入できませんでした。もっとも、シンプルさを重視したと
いう狙いであれば、これはこれでアリかなとも思います。
※いずれも、Ver 1.00 時点での所感です。
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