驚きました
作者様がこんなにも可愛い女の子を生み出せるとは…
ラブコメというジャンルに恥じない出来です

みすずの国やキリンの国でも女性キャラクターはしっかりと描写されてましたが
美鈴・ヒマワリ・杏さんなどなどは可愛いというよりも
頑張って欲しいとか生き方が美しいというような想いを抱きます

ですが雪子ちゃんはなんですかねこれ可愛すぎます
久方ぶりに超正統派ツンデレ（暴力無し）を見た気がします
ゲロイン且つしばらくの間は無愛想&口撃の嵐と色々スタートは最悪なのに
話を進めていくたびにおかしな速度で可愛くなっていきます
あとちょっとチョロいです
そしてそのチョロさを自分でも認めてるのが可愛いです
もちろんハルタの大らかさがあっての事もあるのですが
しかし小さな葛籠と大きな葛籠の例え話はハルタの反応も含めて凄く良かったｗ
LINEっぽいものでのやりとりも凄くよかった…
自分もこういう風に彼女とイチャイチャしてみたかったなぁ…
さすが作者様が2～3年ほどブログで「可愛いってなんだ？」と苦しみながら産み出した女の子だと思います
滅茶苦茶可愛いです

しかし可愛いだけじゃなくて過去がキツイ
下手したらキリンや圭介以上の悲惨な生い立ちです
雪子の過去に触れるたびに胸が締め付けられるハルタの気持ちには凄く共感できます

もちろん他のキャラクターも毎度の事ながら本当に魅力的です
色々と他のキャラクターの事も語りたいのですが
まだ体験版ですのでとりあえずやってみて下さい

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みすずの国、キリンの国に続きプレイさせていただきました。

体験版なので細かなストーリーの感想は無しにさせていただきます。あしからず。現時点ではかなり面白そう！としか言えません。竜頭蛇尾になる可能性もあるので(この方のゲームではその可能性は低いとは思いますが・・・)


まず表現力は前作に比べて更に洗練されていた様に感じました。山陰の寂れた街、そこに住む人々、移り変わる季節、まるで現地にいるような気持ちで物語に没頭してしまいました。まさに巧み。そこに天狗という非現実的要素が混ざっても違和感を感じないのは、作者様がこの世界をしっかり愛した上で書いているからなんでしょうね。


特に文章のテンポのとり方が素晴らしい。多分作者様も大変気にかけている部分だと感じました。この独特で心地よい文章はテンポの良さがバックボーンになっていると思います。早すぎるとどっぷり世界に浸ることはできませんし、遅すぎると諄く、野暮になってしまいます。本当に絶妙です。

演出面も、音楽の入れ方、立ち絵の動かし方、背景絵、どこを取っても文句なしです。

フリーで続編だしてほしかったなぁ、とプレイする前は思ってたのですが、プレイしてみて納得。これはフリーでは出せません。色々と犠牲にしなければ生み出せない作品でしょう。

一つ注文があるとすれば、HPに過去作のキャラ紹介が、ごく簡潔でいいので、欲しいです。誰がどんな名前でどんな役職についてたか、ついつい前作前前作を引っ張り出して確認してしまいました。笑

色々と勝手な事を書かせていただきましたが、本当に素敵な物語です。完成版が発売されたらぜひとも購入させていただきます。

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「ちょっとこれは格が違うな」と惹き込まれました。
なぜかな？と理由を考えてみたのですが、

１．現実と似て非なる社会がしっかり構築されている
異能を使う存在が出て来たりするが、ただ能力を使えるというのではなく、過去に異能者間で起きた紛争や、そこから引きずるしがらみなど、異能力者の背景・そこから起きた事件が設定されている。また自然の描写や、それを生活感あるセリフ・印象的な場面に落とし込むのも巧み。柿が豊作だという話で、あれだけリアルな会話が続けられるのはすごいです

２．キャラクターの性格・相関関係が魅力的
多くの登場人物がいるが、モブ的な人物がいない。どのキャラクターも一癖二癖あるので、なぜこういう性格なのだろう？と興味が沸いてくる。出てくるのが青少年だけでなく、老若男女と年齢層が幅広く、それぞれに人生観があり、作品の奥行きとなっている。友達？の猪飼君が、食えない性格に見えて、わざわざ布団持ってきてくれたりするのがいいですね…食えないキャラだから終始その性格一辺倒、ではないところが良いです

３．潤沢な対話
普通ならばサラッと終えて（逃げて）しまうような会話がしっかりしているので、臨場感が味わえる。最も見たい場面を十分に見せてもらえる。ラインのやり取りが面白かったです

ホオズキが話にどう絡んでくるのか、白い幽霊の正体が何だったのか、続きが気になります。



右クリックでしおりが挟めますが、終了ボタンを押した時に「しおりを挟みますか？」と聞いてくれる、もしくは終了ボタンの隣にしおりボタンがあるといいなと思いました。

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