魔力で人形を操っているのか、魔力を注入した人形が勝手に動いているのか…、その辺の原理がすんごく気になる!
主人公も教えてくれないし…。なんで人形のはずのアナタまで、睡眠の状態異常をくらうのよ!、と思ったり…。
個人的には、主人公と人形との関係のもっと込み入った説明や、人形そのものについての細かい描写などが加わっていると、よかったですよね。
人形絡みの会話もほとんど無いし、今のままだと単なる「等身大の道具」にしか見えてこないのは、かなり残念です。
ただ勇者に代わって人形使いが魔王を倒すという、物語の設定はとてもよかったですよ。オープニングの決闘の演出は、引き込まれますね。
広場で人形がダンスをする場面も良かったです。音楽も軽快でほんわか気味で素敵。音楽は、戦闘音楽も含めてどれも耳に残る選曲でした。
ゲームの難易度的には、お金はそれほど貯まりにくいというものでもないと思いますが、ボスキャラが序盤から結構に強いかと。
それで装備品を整えたりするのに意識的にお金稼ぎをする必要があるので、そこそこは時間を費やして、地道なプレイをする必要もありますね。
この辺りは私は結構夢中になれましたが、合わないと感じる方もおられるかもしれません。
とりあえずは、最初のボスを頑張って倒せるかどうかが分かれ目ですね。
某ローゼンチックな主が勇者に取って代わって魔王におしおき(?)する、おそらく短編規模のRPGって感じですな。
主人公が人形師で人形を操って戦いに挑むという、今までにあまりない設定はなかなか斬新。
しかし、割とあっさりした手短なイベント、展開なので、良く言えば戦闘に集中でき、悪く言えば、キャラ達の駆け引きといったものが薄いといったところでしょうか。
しかし、肝心の戦闘部分は正直くどくて飽きやすい印象。
戦闘システムはツクールのデフォルトなので、特別複雑なものではないのですが、金で上げる戦闘力の方法が、大分やっかいなのが困り者。
レベルは一切上がらない仕様なので、武具を購入、鍛える為に、とにかく金を集めなければ話にならない訳ですが、その入手金を手に入れる為には敵との戦闘という作業を繰り返すハメになりまする。
しかも、敵を倒しても得られる金はちょびっとしかないので、なっかなか武具を強化する事ができないばかりか、回復アイテムも買わないといけないので、さらに戦闘回数が増えるという悪循環。 (これでも前バージョンよりも入手金が増えたらしいが)
まだ、戦闘をこなすとステータス増加や、装備品を入手できる等のお楽しみがあると救いがあるのですが、このゲームにはそんなものはなく、金を手に入れる以外に敵と戦うメリットもほぼ無いのが辛いですわ。
さらに、敵が落としたレアアイテムは一切売れない(レアアイテム自体は何の役にもたたない)、戦闘難度が高い割にダメージはそのまま、シンボルエンカウントなので敵を全滅させると一から出直さなければならないというのも、テンポの悪さに拍車をかけてるのではないでしょうか。
繰り返し戦闘を続ければ、いつかは道が開けるのでしょうが、コンパクトなゲーム内容と長いプレイ時間が不釣合いで、飽きの要素を大きく孕んでるのは、やっぱマイナスポイントかと。
長時間プレイしてもらうからには、それ相当のボリューム、飽きる間もない位のテンポの良さ、クリアするのが惜しくなる程のやり込み要素といったものは導入するべきではないでしょうかね、う~ん。
作品としての方向性はありだと思うので、もちっとスケールアップした内容を希望したいでありっます。
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