ずいぶん以前にツバキちゃんの美しさに魅せられてこのシリーズを知り、まずネガイゴトからプレイしたのを今でも覚えています。
ジギをプレイしたあたりでフリゲーから離れ、切っ掛けがあってまた触れるまでに随分かかってしまいましたが、この作品に出会いその完結を見ることができて本当に良かったと思っています。

操作はスピーディで快適、謎解きもヒメゴトの時より更に優しくなっており、文章には心の在り方に苦しむ人々の葛藤や恐怖、願いと希望が余すことなくこれでもかとたっぷり詰め込まれ、キャラデザインの耽美で鬱くしい魅力は何年経っても脳裏から離れることはないでしょう。

ジギの頃はとっても悪ガキちゃんだったディアが悩みや歪みを抱えながらもこんなにも真っ当に育ってくれたこと、そして育て上げたツバキちゃんの手腕には感服せざるを得ませんでした。
当時はずいぶん育児疲れをしているようでハラハラ見ていたのですが、10年経っても窮地の中で輝く軽妙な語彙と達観した冷静さが失われていなかったことが嬉しかったです。
それでも積みあげた二人の世界の狭さに圧し潰されそうになっていた現状が、カリンちゃんという他者との出会いがあったことで新たな道行が照らし出されたことで人間関係の輝ける側面を実感できました。


善なる者たちが苦しみ足掻き堕落し絶望に染まり、それでも生きることでしか好転はないのだと突き付けられると共に、転じて、悔恨と贖いの先に罪が許されないことはなく咎の重みを誰かと分かち合うこともあっていいのだと教え諭してくれる、愛しき物語でした。

神様の救済、ツバキちゃんとディアの関係、カリンちゃんの善性、そしてリリィの登場。
今までの全ての物語が収束し幸福の道へ向かっていくと予感させるエピローグに、希望と夢を思い馳せながら彼女たちの幸福を心から願っています。
素敵な作品をありがとうございました！




因みに驚きポイントだったのはリリィの登場、ツバキちゃんの成長、そしてディアが16歳だったことです。
リリィの登場は触れられる程度かな、と予想もしていなかったためかなり絶叫が出ましたし、ツバキちゃんの劣悪な環境を超克した発育っぷりには感嘆の息が漏れました。
そしてヒメゴトから始まるディアの行動の青臭さ、全て納得できました。がんばれ青少年！
ツバキちゃんともども大変立派に育たれたようで本当に感無量です。

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いるあんこさんのゲームは雰囲気が素敵で大好きです。
ストーリーもイラスト・グラフィックも素敵です。
そこに怖さもあり、とても面白かったです。
素敵な作品をありがとうございました。

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みんな足早いので安心ですね。

笑顔のご褒美うれしかったです。

不穏もちゃんと残すの楽しい。

続編いつまでも待ってます。



素晴らしい作品ありがとうございました。

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この手の追われ家捜し系はもうお腹いっぱい遊んできましたが、今回は探索自体はそんなに難しくなく、結構勘で進めたところもありました。
ただ、一部逃げるところが少々難しく、何回か捕まってしまいました。時間制限を取り入れたところも緊迫感があってよかったです。他の作品もこれからプレイしてみます。

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同作者さんの作品は何作かプレイさせていただいていますが、今作は集大成ともいえるボリュームと素晴らしいスチルの数々でした！
とても時間をかけて作られた作品なんだなあと分かります。
目を奪われる妖艶で美しいイラスト、思いの伝わってくるテキスト、真相の気になるストーリー展開と、見所満載でした。
手応えのある謎解きと追っかけはクリアするまで少し時間がかかりましたが、謎が解けたり逃げ切った時の達成感はそのぶん大きいです！
そして、カリンちゃんが健気で良い子で途中からずっと応援していました。









以下、ネタバレを含みます。

ツバキちゃんとカリンちゃんの会話で「嫌われてるだろう相手から遠ざかれば、嫌いだと言われないから、嫌われていることが真実にはならないから、遠ざかる」という心理とか、すごくわかって、ちょっと泣けたり。
差別された者ばかりの村でもさらに立場の弱い者への差別があったり、と、現実にもありうる事象が描写されていて、深い表現をされているなあと、時々ハッとしながら読み進めていました。
差別や偏見を受けて育ってきた彼らだからこそ、どこかで達観し強く生きていかないといけなかったんだなあとも、設定がしっかりされているのでよく伝わってきますね。
だからこそ、ラストがとても前向きに終わったことに救いが見えたといいますか、本当に良かったなあと。
カリンちゃんは特に幸せになってほしいなあ。

素敵な作品をありがとうございました。

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前作と続き今作品をやらせていただきました。

独特な世界観で時間を忘れるようなプレイ感覚でした。
ただ、逃げる場面で変に難しかったり、若干の覚えゲー要素や
マップの分かりづらさに少々やりづらいと感じました。

イラスト、グラフィック等は最も世界観を感じられ、トゥルーエンド時のキャラクターの笑顔のギャップに感動しました。
また、大型の青い化け物のデザインはもう少し怖くてもいいんじゃないかと思いました。
マップに関してはマップチップや手描きマップなどの使い分けでツバキの夢での感情が伝わってきました。

音楽に関しては全体的に良かったと思います。

タイトルにもあります通り、ストーリーが大変良かったと感じました。一回でトゥルーエンドを迎えたのですが、うれしいかったの一言に限りますかねw
エンド直前までどうなるか分からない構成、吹出アイコンでの細かな感情表現などがとてもドキドキさせられました。

このシリーズはまだ全作やっていないのですが、とてもやりたくなりましたね！

今後の作品にも期待しています！

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いるあんこさんの作品は全てプレイしています。
今回はボリュームがあり、エンド２つ見るのに5時間ほどかかりました。

今作は今までの集大成とも言えるゲームではないでしょうか。
もちろんイミゴトだけでも楽しめますが、いるあんこさんの作品全てを
通してプレイしてみると、ストーリーをより深く楽しめると思います。
それほどストーリーも完成度が高いし、個性的なキャラクターたちの
心情や成長を見ることが出来ます。
トゥルーエンドはシリーズ通してのファンからすると大大大満足でした。
おまけページもあるので、何度でも美しいイラストを見れるのは嬉しいです。

システム面ですが、攻略メモが付いているのでほぼ詰まることはないです。
逆にメモを見ないと難しい箇所もありました。
また鬼ごっこや時間制限がある箇所がかなりシビアに感じます。
何せ画面が暗いので、どこに何があるのか見えませんでした。
難しい場所では直前にセーブが出来るので、安心して再トライできます。

新キャラのカリンちゃんは可愛いし、懐かしいキャラも出てくるし
暗い話ばかりでなくクスっとくる会話もあり、キャラ愛が加速しました。
二人の関係も気になるし、あっちの方たちも気になるしで
続きが見たい気もしますが、いったんストーリーは完結したので
どうなるんでしょうか…
また以前の作品をプレイしてみたくなりました。
とても楽しい時間をありがとうございました！

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ネタバレを含みます。

Ver1.00をプレイしました！
いるあんこさんの久しぶりの新作ということで期待度MAXでしたが、期待を遥かに上回る仕上がりで感動しました！
丁寧なつくりに謎解きも程良い難易度ですらすら進めることができ、イラストの美麗さもさることながら美しくて怖い程であり、独特な物語の雰囲気を醸し出しています。
そして何よりシナリオがとてもキレイにまとまっていて、トゥルーエンドが実に自分好みでした。
一枚絵の使い方が抜群で、最後のあのシーンには涙腺を直撃されてしまいました。
過去作とのつながりも深く、未プレイの方がいたら是非そちらも合わせてプレイして頂きたいです。


制作者のいるあんこさん。素敵な作品を生み出して頂きありがとうございました！

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Ver.1.00でプレイ。

シリーズ最新作にしてツバキとディアの物語も
一区切りといった内容で、力の入り具合が非常に伝わってくる
グラフィックとシナリオ・演出は是非ともプレイして体験してもらいたいですね。
そしてカリンちゃんエロカワ良い子です（笑）

具体的な内容には言及できませんがシリーズ通しての謎や課題、
人間関係に至るまで細かく触れられていて
ネガイゴトからプレイしてきた人には色々な意味で
感慨深いストーリーと結末で、クリアした時の満足感が
とても大きかったです。

ゲームとしても完成度が非常に高く、システム的にも
不満なくプレイ出来ましたが、一部の謎解きのヒントがかなり分かりにくく
（櫛入手時の人形の置き場所と日記の鍵）
攻略情報に頼ってしまったので、もう少し置き場所の指定や
ちょうど～が『今日』だという点が強調されていれば良いなと思いました。
あと、隠し通路（ガス）の視界が狭すぎて足元が見えず棘に激突
というループをかなり繰り返してしまったので
もう一マス位視界が広くても良いと思います。

個人的にこれらの点だけは気になりましたが
それ以外では大きな不満もなくボリュームのあるシナリオと
各種演出を存分に楽しめました。

この世界の先の物語も気にはなりますが
新しい世界感を扱った新作にも期待したい所ですね。

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