蒼龍
終わる世界で
終末世界で描かれる恋愛時々家族愛・友情もの。選曲良しボイス良し、文章も丁寧ということで雰囲気に浸りやすいかと。以下各話感想。
【1話】
青年がいい意味で感情的で青くさいというか、あのラストがとても好みでした。
【2話】
一話と共通する部分がある行き詰まった愛の話。仲が良いのに最後にようやく……という二人のじれったい恋は、丁寧な文章や熱演もあって切なくなりました。
【3話】
主人公の真相も、それに対する周りの優しい対応もとても良い。ばあちゃんの回想でほんのり涙が。一番好きな話です。
【4話】
アメリアの友達のナナがいいキャラしてた。この世界観で聖女ものって言われると嫌な予感しちゃいましたが、世界的には終わってても前向きに終わったのはナナのおかげでしょうね。良い友情もの。
【5話】
エステルが可愛い。最終話ということで一番救いないですが、最後の可愛ささえ感じるエステルの台詞からのスタッフロールの入り方はとても余韻に浸れて良かったです。
(世界観的に)終わっちゃってる話ですが人の情は残ってて救いはあるといった感じの優しい世界観で、とても好みのタイプの作品でした。どのお話も短いながら切なくさせられるもので構成されているので、終末ものが好きならオススメ。
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No.35595 - 2017-06-16 10:09:09
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