※Ver1.00時点のものとなります。
レトロ調のBGMとSEが奏でる2Dアクション。
他のレビューにもある通り、癖のある操作感や尖ったバランスは恐らく意図的なものだろう(良い意味で)。
キーボード操作かつ技量不足の為苦戦したが、それでもリトライを繰り返せばクリア出来た為、レベルデザインはシンプルながらも上出来。
一面を例を挙げると、細い足場を飛び移る場面がある。
一見難しそうだが、実は一回のジャンプで丁度届く距離になっている。
ボスにも法則性があり、それを見抜ければ勝利する事が出来る。
シンプルながら、アクションゲームの楽しさが凝縮された一作。
矢が大量に手に入るので何だこれはと思っていたら、2面から敵が固くなるので剣では戦ってられなくなる。敵の撃ってくるショットも矢で撃ち落としていけば安全。矢を手に入れたら剣を使う必要がほぼない。矢の取得数を減らして、剣の判定を大きく威力も上げれば、両方を使い分けるゲーム性は成り立ちそうですが、そういう姿勢で調整されてない気がします。
とにかく矢を撃ちまくってればストレスなく進むけど、なんだかなぁと最終面に突入。まともに回避できるとは思えないラスボスの激しい攻撃に「どうすんだこれ!」と焦ってたら、いきなり「おしまい」のメッセージが出現。負けてゲームオーバーになったのかと最初は思いました。
盾なしでもクリアしてみました。盾なしだと敵のショットでハート1個半のダメージを受けるが、それでもラスボスは矢の連射のごり押しで倒せます。
私はひねくれた人間なので、紹介文で初心者であることを強調しているのを思い出して「初心者が作ったぽく見せてるだけなのでは?」と思ってしまいました。まあ普通に考えてそんなことする意味はないんで考えすぎでしょうけど……拙い粗いというより、全体的に要領の良すぎる構成が気になったというか。
初心者が頑張って作ったゲームって言ったら「ラスボス戦をすごくしたかったけど意味不明なものになってしまった」とか「感動のエンディングにしようとしたけど何も思いつかなかったので、長いだけのスタッフロールを入れる」とか「クリア後に作者の部屋が出現」とかあるだろ! 頑張ってゲームを1本完成させたその感動に打ち震えて、どうしたってひとりよがりなラストにしちゃうんだよ! なんで何もなしに「おしまい」できるんだ? 信じられないよ!
マップ上のラスボスまでの移動距離が妙に長いのも気になる。ここにもう1ステージくらい入れるのが普通では? なぜ妥協した? ゲーム制作初心者なら、特にアイデアもないし作り込むのも面倒だから「長くてきっついラストダンジョン」とか絶対にあるでしょ! 「そんなのなくていい」って判断できるのは初心者とは思えないよ!
とまあ私はいろいろと物足りなさを覚えるゲームではありましたが、致命的なバグもなく難易度もほどほどに、ほとんどストレスなく最後まで遊べる、なかなか優等生的な作りと言えます。本作で適当に済ませてしまった部分をちょっと見直してくれたら私は嬉しいです。
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