蒼龍
それすなわち愛なり
同作者の掌の幼馴染の続編。単体でやっても大丈夫ですが、前作はさらに短いのでそっちで雰囲気つかむのもいいかと。前作では千字縛りと言うことで書かれなかった舞台背景やキャラクターの関連性の掘り下げが丁寧にされているのが嬉しいですね。以下ネタバレ
俺を投げる時他のことを~のくだりで斬新なイチャイチャだなあとか苦笑してたら、買い物に行く二人の姿を表すくだりで変な顔になったwwこの辺り幼なじみ!って感じでとても上手いと思います。
シナリオ展開にしても家族ぐるみの仲良しさんって感じで、結妃の妹を含めた幼なじみの彼女の家族を含めたやり取りの中で微笑ましく進んで行きます。買い物のくだりでああそういう自然な関係なんだなと思ったら、ギャグとはいえ妹相手にガンをつけてからかわれたりとわかりやすいイチャイチャも不意打ちで入って来て油断ならないです。妹への対応も遅く生まれた年下の家族を可愛がっているという感じで微笑ましいです。
家族みたいなノリとわかりやすい両想い同士なイベントを交互に殴りつけてくる本編の展開だけでも印象は良かったんですが、この作品のキモはオマケシナリオ。前々から幼なじみの関係を色んな角度で描くのが上手い人だと思っていましたが、オマケシナリオの主人公の行動は……いや、もう愛ですね。どつき漫才が出来るような気安い幼なじみカップルの完成形を見たと思いました(笑)確かにここまでの愛を表現されたら投げる時他の事考えたらいけませんよねww
全部でニ十分程度の短編ですが、キャラの作り込みが丁寧で掛け合いも楽しく、体感より濃い時間を過ごせました。プレイさせてもらった同サークル作品の作品の中では一番好きかな。
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No.34115 - 2017-03-16 10:17:48
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