随分と前にリメイク前をプレイしたことがある者です。
とても素敵で感動したゲームだったことは覚えていたのですが、大分記憶から薄れてしまっていたので久しぶりに再プレイしたいと思ったところ、こちらのリメイク版を発見しました。
もう……素晴らしかったです。
登場する人物それぞれが抱える想い……誰が、何が正しいのかなんて分からないけれど、ただ愛する人と一緒にいたい。幸せになってほしい。そして、誰かの記憶に『人として』残っていてほしい。そういった人間らしい想いに心が震えました。
また、『本当の家族』とはなんなのか。何をもって人と人とを『家族』として繫ぐことができるのか。それから、『幸福』とはなんなのか。とても考えさせられます。
ENDは全部で六つですが、そのすべてを合わせて一つのお話、といった感じです。
ただ一つのENDを見るだけでは理解しきれない、作り込まれた世界観や話の深さに感動しました。
特に人物同士の関係については、リメイク版では語られることのなかった部分などが多くあり、とても楽しめました。
すべてのENDを見るには六周する必要がありますが、一周ごとに変わる雰囲気や会話が飽き・作業感などを感じさせず、毎回違った楽しさを与えてくれます。
また、選曲も素晴らしくて、特にオルゴールの音がこのゲームの雰囲気にとても合っていてプレイしながら聞いているとうるっときました。
ゲーム性としては、謎解きも逃げるのも優しめでした。初見殺しなどもなく、ストーリーや世界観に集中できます。
ただ、いちいちメニュー欄からアイテムを持ち替えなければいけないところにテンポの悪さを感じたり、塔への入り口が分かりにくかったりはしました。
もっと色々な人に触れてほしいです。素敵なお話をありがとうございました。
可愛らしいキャラグラと幻想的な世界観がすごく好きです。
悲しいお話です。ネタバレはしませんが、幻想だけに、現実から見ればHappyEndではないと思います。
アイテムを使用するのにメニューから装備しなければいけないのがRPG的でちょっと面倒だなと思ったのですが、私はすぐに慣れました。
ED数が6つということですが、私見ですが、6ED全て回収してやっとこのゲームはクリアという感じです。
そして1周回につき1EDなので、全て回収するには6周する必要があります。
そういうわけで同じ屋敷を6回探索するわけですが、周回ごとに操作キャラクターが代わり、探索も違うものになっているので飽きません。
ストーリー重視で、本を読みながら謎解き(難しくありません)をするつもりで、6周するのが良いと思います。
- 1