たぶん色々惜しい系のゲームです
冒頭からの入りはなかなか魅せてくれます。説明文で盗賊と銘打ってるので、一地方の小話くらいな規模かと思いきや、結構難儀する感じで物語は進んでいきます。
このタイトルの通り、盗賊が頻繁に出てきたりするかというとそうでもないのは気になりました。
職業、性別、戦闘フィールド休息中などのセリフ、主人公たちの紹介文などを自分で全て用意できるのが最大にして最高の魅力でしょう。
また顔グラフィックも独自で用意することで既存のと差し替えも可能ですので、キャラメイクに関しては、他作品を寄せ付けない図抜けた魅力が光ります。にゃんこかわいいです。種族も多く、それぞれの能力も魅力的でした。
同性同士で付き合えたり出来たら更に良かったのですが、このあたりは発表の時期から考えると仕方ないともいえます。
いいところの反面、問題は多々あるのですが、すでに述べられている通りで、最初で分かりづらく延々と長く回避できない罠だらけのダンジョン、というのは最初のステージでやってはいけないご法度のようなものですが、それをほぼ全部やってしまってます。
簡単な内容、と紹介された最初の依頼(他作品では薬草採ってくる、道具屋にお砂糖届ける等の段階)ですらこの扱いですので、以後このゲームの依頼受けたくないなぁと思わせるくらいには十分めんどくさかったです。(攻略まで1時間半くらい掛かりました)。
加えて、魔法が分かりづらい上に初期で覚えておらず、JPとかいうポイント不足で手にも入りません。
メイジだろうとなんだろうと最初は強制的に武器か素手で戦う以外方法がありませんし、そもそも属性は宗派がややこしすぎてがんじがらめで、自由度がほぼありません。
更に宿屋が高すぎて野宿のほうがずっとマシです。そして武器も防具も高く、稼ごうにも戦っても全然お金は手に入らず、生鮮食品を腐らせたくなくて売ろうとしても午前中しか売れず、その午前の切り替え(時間全般)が早く、ものを売ることすら満足にできません。そしていざ売ってもびっくりするくらい安すぎる、と労力を奪わせるためのイベントになっています。
そもそもそういう場所へ行くための町中の移動が(看板からワープできても)億劫すぎますし、用事を済ませてから外へ出るだけでも午後になりがち等など、問題のオンパレードでした。
ウィザードリィ系統のシステムがメチャクチャややこしくなって難易度はやや簡単になった感じ、といったところですが、店や寺院を選ぶと時間を掛けず即ワープできたウィザードリィよりも、残念ながら悪化しているともいえます。
というのも、店や寺院の種類が多すぎる上その役割をそれぞれに細分化したため、必然的にちょっとした用事でもあちこちに行かねばならない。にも関わらず移動がウィザードリィの劣化システムでは当然その弊害は出てくるわけです。
また会話一つで結構な時間が過ぎていきますが、これは選択肢を選ぶだけでも同じ扱いで、ミスって買い物を選んだとか、魔法を覚えさせるキャラを選ぶだけで時間がすすみます。武具を買う、装備を選ぶだけでも同じです。
リアルでは正しいのですが、上述の移動の問題と時間の進行に細分化が合わさって街で移動するのもめんどくさくなります。ここを狙っているとすれば狙い通りではありますが。
街を歩かせたい、店や人をバラけさせてリアル感を出したい気持ちはわかりますが、メニュー画面から時間経過なしのワープで事は足りたかなと感じました。ここだけでも大分変わるかと思います。
世界観は最高 だけどとっつきづらいゲーム性が…
まず世界観は他のレビューの通り目を見張るものがあります
クナウザスファンタジーの世界観を用いたゲームで種族や神々の説明の際のグラフィックや設定も細かく設定されていて、申し分ないクオリティで素晴らしいです。
RPGやTRPG好きにはたまらないゲームなのですがいかんせんチュートリアルから難しすぎてプレイしたくてもプレイできないのが現状です。
最初の任務である配達から目的地のわからない広大なマップに放り出されて、どこに行けば良いかもわからずにさまよい、戦闘では逃走を推奨されるにも関わらず戦闘の逃走成功率が低い上に渋々戦闘をしてもこちらの攻撃がヒットしずらいor攻撃が効かない敵ばかり…など難しいというより不親切や理不尽といったゲーム性が気になりました。
広大なマップを探索できるのは素晴らしいことなのですが、いきなり地図や目的地もなしにチュートリアルから広いステージで、隠し通路や意味深な遺跡のある場所や別のマップに向かう入り口が目的地と正反対なのはプレイヤーの意思と正反対な作りで問題だと思います。
またバグかわかりませんが依頼を受けてきたのに落石のある通行止めの場所の土砂をどかしてくれるNPCに話しかけても一回目はセリフを言うだけで協力してくれず、そのため塞がれた道のある場所を探索した後にここは通れないんだなと目的地から正反対のだだっ広い場所を探索し途方に暮れた所をもう一度話しかけたら進行に必要なNPCで土砂をどかしてくれた時は膝から崩れ落ちそうになりました…(白目)
キメ台詞をプリセットでも選べオリジナルのセリフも喋らせることができ、探索中にもセリフを色々言ってくれる等の機能や凝った世界観やTRPGライクのワクワク感は最高だったのでチュートリアルや戦闘の設計をもっとわかりやすくとっつっきやすいようにねって欲しいと思いました。
おすすめです
にちゃんねる>同人ゲーム板>やり込めるゲーム紹介スレでお勧めされて大変面白く遊ばせて貰いました
最近同人ゲーム板のほうで専用スレッドもたって大きく賑わっています
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