欲を言うなら救われてほしかった
演出よしイラストよしと、サムネに釣られた方ならおすすめです。
ゲーム中に出てくる絵画(人物画)が気合入ってて眼福ものです。主人公のシャルル君の立ち絵より時間かけて書いたのでは…。
周回プレイ前提ですがサクサク終わる短さでカジュアルにプレイでき、この手のゲーム特有の理不尽なアレがないのは高評価でした。
逆にマイナス面を上げると、聞きなれない上級悪魔の語と設定は唐突気味に感じました…。
微妙に怪しい日本語と二、三の脱字ももったいなかったです。
悲壮なるシンデレラ
全エンド回収したので感想を書かせて頂きます。
名もなき一夜に繰り広げられる、ちょっと不思議なボーイ・ミーツ・ガール。
おそらくハマる人はとことんハマる作風だと思うので、その手の物語が好きな方には是非とも推したいゲームです。
逆に、救われないお話が嫌いな方には……ちょっとオススメし難いかも。
序盤~中盤まではホラーというよりも純粋な探索アドベンチャーといった印象。
この手の探索ホラーにありがちな追いかけっこや脅かし系のイベントは控えめで、主人公のシャルル君とヒロインとなる赤髪の少女のトークにほのぼのしつつも、特に突飛なイベントも起こらないまま、物語は淡々と進行していきます。
……が、その印象を一変させるのがエンディング間際。
初回プレイではどのエンドに至ったとしても「なぜ?」「どうして?」と愕然とすること間違い無しでしょう。
このゲームは周回前提。一つエンディングを見たくらいでは真相に辿り着くことはできないのです。
幸いにも謎解きの難易度は易しめですし、作者様による攻略サイトも存在しているため、周回プレイにもさほど手間暇はかからないはず。
そして全てのエンディングを回収し、最後に明かされる真相はどこまでも悲しく、そして切なく……
たとえ救いのない結末であっても、それでも何かが心に残る。そんなゲームだと思います。
綺麗
暇つぶしと、ゲーム詳細の画像が綺麗という軽い気持ちで始めたのですが、二人の登場人物の会話や、雰囲気のでている謎解きに惹かれ一日で全ENDまで見てしまいました。またタイトル画面の演出が最後の最後でかなりビビりました。あと縄を下る場面でちゃんと少女が先に降りているところが、ちょっと良かったです。次回作があれば楽しみにしています。
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