力作ではあるが、ヘビー層向け
・王道でシリアス寄りのストーリー。コミカルな場面もあるものの、死人も多い。
・準主人公的なキャラに作者の投影が強い。
そのキャラが牧師なため、聖書からの引用が多いためくどく感じるかも。
しかも強制出撃が多く、ストック担当が主人公ではなくこのキャラなので半強制的にスタメンに。
・戦国や三国志(演義)ネタが多いものの、良くも悪くもそのまま引用している感じ。
龐統のサボりエピソードを出すなら、落鳳坡を打開する展開などに繋げるなどのアレンジが欲しかった。
・最低難易度でも、戦闘不能者数が一定数を超えるとゲームオーバー。
但し、攻略テキスト同梱の親切設計。
周回要素はないが、一週目でお腹いっぱいになるステージ・敵数。
・基本的に女性キャラの方がスキル・能力も強めな印象。
敏捷の値で追撃できる(される)のだが、女性の方が初期値が高い。
・全体的に、ライト層よりはヘビー層(経験者)向けに感じました。
暗黒竜より聖戦派のSRPG好きにオススメの良作
丁寧に作り込まれた世界観やストーリーが大変よろしゅうございました。
政治や宗教にまつわる事柄が多めであることから全体的に堅い話となっており(戦争なので当たり前ですが)、「ゲームをカジュアルに楽しみたい」という方よりは「作品世界を味わい、物語を辿って行きたい」という方に向いているかと思います。
そして本作のもう一つのポイントは、BGMとして使用されている名曲の数々でしょう。
バッハ、ラヴェル、サティ、ベートーヴェン…クラシックの世界に燦然と輝く名曲ばかりですから曲自体が素晴らしいのは言うまでも無いのですが、使用している場面が実にマッチしており、ゲームを大いに盛り上げてくれます。神選曲です。
ゲームの難度としては「慣れている人からすれば難度が低め」とある通りですが、ヌルゲーではありません。考え無しに突撃したり、武器のやり繰りを放棄していてはあっけなくゲームオーバーしてしまいます。難し過ぎず、簡単過ぎず、素晴らしい調整であると感じました。
ユニット成長はランダムですが、オーディナリー(いわゆるノーマル)なら吟味しなくても十分にクリアできます。
なお「SRPGは無死クリアするのが当たり前だ!」という方ならば、武器は鋼以下限定、イベント以外男性不使用(極一部例外アリ)、薬草からドーピングまで全アイテム使用禁止という縛りでも最終ステージまでは増援含めて全敵殲滅でクリア可能です。最終ステージは敵が無茶苦茶強いので武器縛りは解禁しないと無理です…多分。
ガチ勢には注意して頂きたいことが一つございます。
本作には「今のところ敵がxx体登場したよ、その内xx体倒したよ」という表示があり、出撃準備画面で確認することができます。
ガチ勢ならば参謀が「撤退戦です、速やかに退きましょう」とか「防衛戦です、xxターン守り切りましょう」などと言っても、返事はいつも「よろしい、ならば殲滅だ」となるかと思います。オールウェイズ殲滅戦、それが我々の正義だからです。
よって、敵の増援は全部出し切ったうえで全部倒すのが当たり前なわけで、出現ポイントを塞ぐなどという行為は選択肢にありません。が、我々の意に反して敵が塞ぎやがります。
これにより「本当は出現するはずだったけど出現できなかった敵」がカウントされてしまうため、撃破数との差が生じてしまいます。これを防ぐために速攻撃破は勿論のこと、出現場所・ターンの把握、ポイントを塞がないよう敵の誘導が必要となります。ちょいとメンドイですが、頑張りましょう。
しかし、どれだけ頑張っても10章で1体見逃しが出るんですよね…どこで潰れているんだろうか。
そんなことより、酒場のオヤジ(タコ坊主)の嫁がスゲェ美人で悔しいです。はい。
良く出来たゲームだと思いますが・・・
疲労システムがちょっと自分とはあいませんでした。
面倒くさいと思ってしまう・・・
プレイしてみたが
設定やストーリーは、
かなり細かい部分まで考えられていると思う。
だが、武器に回数制限があるのは不便。
ちょっと合わなかった。
(ネタバレ有)感想&要望
・感想
ver.2.03 リディキュラスで17章までプレイ済
よく考えて作られていると感じさせてくれる作品です。
BGMは主にクラシック名曲で、BGM一覧で曲名が書かれているので
曲を聴いた事があるけど名前を知らなかった曲が分かる様になりました。
章間の会話もよくキャラクターが動き回り、作るのに大変な手間がかかったかと感じます。
政治や宗教の話が出てきますが、それに抵抗がなければお勧めです。
・要望
☆リディキュラスモードはLVUP時スタータスのマイナス補正をなしか若干+補正にして、
出撃中セーブはなし(中断は可能)にしてはいかがでしょうか?理由は
リディキュラスモードはキャラの成長のマイナス補正が思ったより影響が大きい。
基本的には出撃中セーブをなるべく控えて17章まで来ましたが、
成長が悪すぎるキャラが複数出てきて進むのが大変困難な状態に。
キャラの成長次第では詰む可能性もあるかと思われます。
リセットで乱数は変わりませんが、
攻撃順番を変えるとLVUP時の上がるステータスが変化する事に気付きました。
ロードセーブを繰り返せば自軍のターンはLVUP時のステータス調整が可能になります。
繰り返しは面倒だけどある程度成長して貰わないと将来的には詰みそうだから、
とステータスUPの吟味を始めると今度はそれに固執していまい、
テンポが大変悪くなり、ただロードセーブを繰り返す作業になってしまう。
以上が改変して欲しい理由です。
追記(2018/1/29)
先ずはリディキュラスの対応ありがとうございました。
吟味の回数が結構減って進め易くなっています。また最初からやり始めています。
質問があります、誤動作の報告をレビューに書いてしまうと削除対応みたいですが、
どの様な形で報告すれば宜しいでしょうか?進行不能系1件と仕様と異なる挙動1件です。
追記(2018/1/31)
「ゲームなんでも掲示板」の「ゲーム攻略」に
「エルテール大陸物語について」新規トピックを建てましたので、
ご確認頂けたらと思います。
追記(2018/2/23)
気になった点があったので掲示板に載せておきました。ご覧頂けたら幸いです。
ポップな雰囲気ながら、歴史や音楽への造詣の深さも薫る王道な長編SRPG!
【総評】
序盤は女の子ばかりの華やかな所帯だが、現代諷刺の交ざった戦記物と
いった感じの硬派なストーリー展開の、王道なシミュレーションRPGでした。
様々な動乱に巻き込まれて大陸中をあちこち駆け巡る展開は、王道ながら
引き込まれました。気丈な姫騎士の主人公、シェリアの描写も魅力的です!
以下、Ver 1.07 でクリアした後のプレイ感想です。(※ネタバレなし。)
【長所】
・難易度は比較的ゆるめで、サクサクとプレイできる。SRPGではお馴染みの
増援部隊のほか、罠や伏兵、障害物なども多彩で、作者様の気合を感じる。
・輸送隊は、主人公ではなく、輜重(物資の輸送や補給)を担う専門の仲間が
出撃していないと戦闘中に呼び出すことができないという独自のシステム。
テキストでも兵站を意識したセリフがチラホラあり、強いこだわりを感じた。
・キャラクター描写が丁寧! ドジっ子だけどそれだけでは終わらないミカエラ、
己の弱さや心の闇と向き合うことで成長するタット、弱さなど決して見せずに
行動や態度で己の生き様を示すリッツ――この三人が特に印象に残った。
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。」
・勧善懲悪や復讐劇だけで終わらず、正義や宗教などについても語られる
社会派で大人なテキストがいい。推理モノでもないのに、色恋沙汰以外で
大人向けのシナリオというフリーゲームは、良い意味で珍しいなと思った。
・BGMは、ほぼ全てが有名なクラシック音楽で、これが正統派ファンタジーの
世界観とすこぶる良くマッチしていて、ノリノリのテンションでプレイできた!
自軍フェーズの『ウィリアム・テル序曲』や『葬送行進曲』(マーラー)、敵軍
フェーズで流れる『革命のエチュード』は、特にSRPGと相性が抜群だと思う。
・聖書や三国志、クラシックの題名、ゲーム『信長の野望』などをネタにした
セリフや展開がちりばめられており、ニヤリとさせられる場面が多かった。
新約だけでなく、旧約のネタまであるのには驚かされる。
(※ですが、元ネタが分からなくても普通に楽しめるテキストだと思います。)
【短所】
・姫騎士が主人公と言っても、ゲスいオークや、衣服や鎧だけを器用に溶かす
特殊な粘液を出すスライムに襲われるシーンは皆無なので、そっちの方面を
期待していたらガッカリするかと思われます。
・長所で挙げたことの裏返しになりますが、社会派なテキストを「説教くさい」と
感じて、拒絶反応が出てしまうプレイヤー様もいるかも知れません。
(※私は、最初から最後まで楽しくプレイできました!)
感想
全ステージクリアしました。
キャラクターが魅力的でたまに意外な一面が見られるのが良かったです。個人的にタットさんがお気に入り。
武器が壊れて残ったりターンをかけすぎると過労状態になるなど他にはないシステムで新鮮でした。
とにかく楽しんでプレイさせて頂きました!この作品に出合えて良かったです!
面白いです
■システム
ノーマルでプレイしている途中(18か19話くらい)。難易度は今のところいい感じです。
必殺無効スキル、スキル無効スキルがあるおかげで、運ゲー要素がほぼゼロになってストレスなくプレイできます。
死ぬときは完全に自分の采配ミスなので、悔しいだけで腹の立つ要素がまったくありません。
ここが特に好感触。
ノーマルだと疲れた頭でもプレイできる感じなので、歯ごたえが欲しい人は難しいほうを選ぶとよさそう。
■キャラ、ストーリー
グラフィックが綺麗でストーリーや掛け合いも練られているので、キャラクターへの思い入れが湧きます。
FE系って根本的なシステムが大差ないので、最終的にはどれだけ好みのキャラが出てくるかが評価の分かれ目なることが多いです、私の場合。
その点このゲームはとても丁寧に作られていて、全然飽きませんし、どんどんプレイしたくなります。
■不具合(報告する場所がなようなのでここで)
ミカエラのクラスチェンジ時(重装兵→上位クラスへ)ステータスボーナスが表示と全然違っていました。
具体的には()内は表示
体力+1(+4) 腕力+3(+5) 技+1(+2) 速さ+2(+2) 守備+1(+4) 魔防+2(+3)
です。
好きなキャラだったのでクラスチェンジ待ち遠しく、ついに!とテンションが上がったのですが、結果上記のとおりで、やる気が減退しました・・・。
とても面白いゲームなので、可能なら修正後(これがミスならですが)のデータでまた楽しく遊びたいと思い、報告させていただきました。
最後に、素敵なゲームをありがとうございました!
作りこみはいい
ストーリーに関してはかなり練りこまれてる。
これがこの作品の第一印象であり売りだと思う。
現在は割と問題なく稼動するので、フリーズとかバグは問題ない。
緩めにできるFEとしてはかなりの良作ではある。
個々の面子の強さも強すぎず弱すぎずで、なかなかいい。
出撃人数も使いたい面子を使えるほどの幅があるので、これはこれでおいしい。
お荷物になるキャラがいないので、さくさく進めるのが利点。
ただ、いくつか不満点を上げるとすればマップの増長さがある。
ちょっとばかり遠回りさせすぎる構成が多く面倒さが感じられた。
2週目プレイ前提とはあるが、それをやるにはちょっと面倒だなぁ、と思うマップが多々あるのが・・・
後は槍兵が敵専用と言うのもさびしい感じも。せっかく上級クラスまであるのだから味方で使いたかった。
一度はプレイしていいと思う。
新作より旧作ファン向けFEとしてはかなり面白い部類。
初老のキャラに頼りすぎていいのだろうか?
ジェイ○ンとかヴォ○コフみたいな立ち位置であろうアルヴァン
彼に序盤の中ボスを倒させているんだが 色々と不安になる
(本当は少しダメージを与えて トドメを女の子達にさせたい)
傷薬も結構使い込んでしまってるし あとで後悔しそうなんだよなあ
このシナリオまでに 主人公達をこのくらいのレベルに
っていう目安を知りたいものだ
それと 女の子ばっかりですな まあ時代ですかねえw
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