惜しい。
非常に面白そうなゲームなのですが、如何せん実写というのが・・・
やはり敬遠してしまいます。
キャラか実写にするかの選択ができればいいのですが・・・
実写グラで敬遠するのはもったいない!
まだ一週目だが書かずにはいられない!
トレハンやアイテム合成、仲間との日常イベントに合体技etc.
そして笑いありシリアスありの熱いストーリー……。
真っ当すぎるほど真っ当なRPGですよこれは!
作者が伊達クンを好きすぎるっ!!!
全ルート、全メダルフルコンプ! 66時間以上。
1ルートだけならクリアまで20~30時間ですが、
やりこむと凄まじいボリュームです!
実写画像が多く使われ、一瞬何事かと思ってしまいますが、身内ネタはなく。
どこまでも真っすぐな、『RPG』です。
笑いあり・勢いあり・涙ありっ!
ボイス付きで、それがまた‥‥ムカつくほどイケボ。
そうそう、声良しと言えば、BGM!!
その殆どが自作。 しかも『プロと見間違うような』良曲ぞろい。
作者陣はバンドでもやってらっしゃるのでしょうか?
これらの曲を聴くだけでも、価値があると思います。
(特に真・裏ボスの曲は素晴らしい)
パーティーキャラがとても多く、好きな子を使えて自由度は高いです。
タゲ集めが得意な子から、相手の属性耐性を変える子。
時間を止める人までいます。
こう、仲間が多いと、
あの有名タイムトラベル物の、大作RPG2(あれ私は好きですが)
のように、物語後半ではすっかり影になるキャラもいるものですが‥‥?
本作はというと、キャラ同士の会話が最後まで豊かで、とても楽しい。
始終、全員が活躍する物語です。
一度見たキャライベントは、回想部屋でいつでも見られますね。
キャラの解説部屋もあり、細かな作りの作品です。
※実写以外はデフォルト素材が多いけど、それにも意味があり。
それと、タイトル画像に恥じず、ギャグは多めですね。
元ネタを知っていればクスリと来るものから、本気で腹筋砕きに来るものまで。
また、少年漫画ネタ多め。 スキあらば挿んできます!
やりこみ要素、一人でのコンプは至難の業。
wiki があるようなので(『DATE-人は彼を魔王と呼ぶ- wiki』 で検索)
何か分かったら情報提供してみると、面白いかもしれません。
戦闘難度はそれなりにあります。
特に2週目以降のルートや、裏ボスなどは、非常に「あったまる」。
でもまぁ、あったまる = NG じゃないです。
ジリジリと思考錯誤して、ときには発狂し。とても白熱しました!
クリアの達成感は、かなり強く得られますね。
最後に、私は『伊達くん』の経緯はおろか、
元ネタのニコ生主と、作者との関係性も知りません。
作者が本作を、どういう想いで作ったのかも。
でも一つだけ確かなのは、作者は伊達クンを大切に思ってるんだなぁと。
『2週目以降限定ルート』を見て、友情を感じました。
一方、他の作品も遊んだ限り、作者には『RPG』に特別な哲学があるようですね。
それも、相当な入れ込みようです。
真・裏ボスを倒して‥‥作品に感化されて今、レビューを書く私がいるわけです。
ユーザーは、ユーザーに。 広く伝えることができる。
次回作のフリゲ『僕だけがこの世界の』が楽しめた方でしたら、
この作品のメタ要素も楽しめると思います。
こういったぶっとんだ怪作は、
若く頭の柔らかいうちしか作りにくいと思いますし、
感受性豊かに受け取れるのも、若いうちだけかもしれません。
今、この瞬間、この作品に出会えたことを、私は深く感謝し。
面白い RPG として、皆さんにも強くオススメいたします~。
実写を堂々と載せる、作者の気質が気になった方はぜひ!!!
ひとまず1週目、カフカルート、分けたデータでの正史ルートを終えたので簡単な感想まで。
サムネイルのお笑い要素とその実堅実に作られた内容のギャップがまず笑えました。実態はしっかりとした作りの長編RPGなのでサムネで敬遠されている方はご注意を。
特定スキル使用時、イベント会話の際の挿入ボイスや、特定の漫画に傾倒したシュールギャグは好みの分かれる所かもしれません。
物語はなかなか深い…ようで…浅い…ような…といった感じでした。読み飛ばしていると理解の追いつかないところもあるかもしれません。ゆっくり進めるにしても拠点の牛さんがありがたいポイントでしたね
キャラごとのスキルが立っており、PT編成のいい意味での悩ましさ、合成のためのマップ探索、そういった部分はある程度やりこみを求めているユーザーには非常に良いものだと思います。
キャラ解説がゲーム内にアイテムとして置いてあるのも見やすいですし、よかったです
フリーゲームにおいては完成度の高い長編RPGかな!と感じました。素晴らしい作品です。
次に気になった点をいくつか。
特定のイベントがうまく発生しないことがあるようです。ケミ〇の加入初期イベントがバグ落ちしているように感じます。
また、PTの人数が多いわりに戦闘中の入れ替え要素等がなく、4人戦闘で6人連れて行けるのですが控えの2人はただレベルがあげられるだけ…といった少々もったいない仕様でした。
更に6人目以上の、拠点に待機している仲間たちには経験値が一切入らないのもむず痒いポイントでした。
あとはそうですね、引き連れていないと拠点でのイベントが発生しないシステムについては検討されたほうがいいかと思います。
6人しか連れられない仕様上、章終わりやイベント終わりのたびに仲間を入れ替えて拠点中を回るのはいまいち爽快感に欠けるポイントです。
連れられる仲間を6人より増やすか、あるいはこの仲間を引き連れてこればイベントを起こせるよ!などの示唆がある…ともっと快適にイベント開拓ができると思います。
総じて、少々バグや難のあるところはありますが、完成された良い中~長編RPGだなと感じました。
一風変わったRPGを楽しみたい方は是非。
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