シナリオを重視しないならば…
大変シンプルなオールドFEタイプSRPGです。
難易度は低めで、SRPGは苦手という方でも特に詰まることなくクリア可能かと思います。SRPGをやり込んでいる方なら戦闘不能禁止、敵全滅、クラスチェンジアイテム以外は店利用&アイテム禁止の縛りでも問題無いでしょう。
なお、序盤で手に入るスーパーチートアイテムを封印すると難易度が上がります。アレがあまりにも強過ぎるんや…あかんで。
SRPGのキモであるステージ構成は工夫が凝らされていて、概ね良好です。
例えばシューターあるじゃないですか。多くのSRPGでは山の上にポツンとシューターだけが配置されていたりするんですが、もしも自分が敵側の指揮官だったならばシューターを単独配置したりしませんよね?飛行ユニットに射程範囲外から接近されてブチ壊されてしまうのがオチなので。本作ではその作戦を封じるために、シューターの近くに弓兵が配置されています。弓兵から倒せばアレなんですが、2人配置されていたりも。
また、持ち場固定のユニットも多めです。普通に考えたら「敵が攻撃範囲に入ったから、持ち場を離れて突撃するぞ!」などという馬鹿野郎が軍隊に存在するはずがありません(そういう作戦ならOKですが)。防衛戦ならば特に。そういった点で、本作はしっかりと戦術的な戦いをしています。
これらが悪い方へ働いて無駄配置もあったりしますが、そのあたりはご愛嬌。
システムは一般的なSRPGであり、可も無く不可も無くといったところです。
ステ成長はランダムで、各キャラの成長率は添付テキストに記載されています。乱数は固定なので、結果を弄るには別パターンのアクションを挟む必要があります。ただ、吟味しなくても十分にクリア可能となっているため、頑張る必要性は薄いです。
スキルは確率発動とパッシブの二種類がありますが、そもそも自陣営にはスキル持ちのキャラが少ないためあまり気にする必要はありません。敵陣営は結構スキル持ちが多いので、敵のスキルだけは気にする必要がありますけど。
シナリオはコテコテの王道で、一言でいえば「祖国奪還王子様奮闘記」です。SRPG界においては古典とも言えるジャンルであり、尚且つ捻りを入れないストレートな構成となっているため、入門者ならば楽しめるかもしれませんが、マニア勢からすると既視感バリバリでちょいと辛いのではないかなと。
そういった点を抜きにしてもテキストのレベルがあまり高くないため、イマイチ感が。
1.誤字・誤用が多いため萎えます。特に大仰な言い回しをしたかったであろう場面で誤用が目立つため、間の抜けた感じになってしまっているんですよね。
2.人物の描写が薄く、主人公を含め全てのキャラがモブ化してしまっています。このため、人間関係の進展が超展開のように見えてしまうし、本来であれば悲劇的なシーンも悲しい出来事に感じられません。
他のキャラとは違って主人公はよく喋るんですが、なんというか言葉に魂が無いんですよね。テンプレを読み上げるマシンというかなんというか…よく喋る割にはキャラが立っていないんですよ。なので主人公を含めて全員モブ、と。支援関係が無いに等しいというのも、キャラの薄さに拍車をかけていますね。
3.主人公一行の行動原理に重みが無いため、物語そのものの引き込む力が弱いです。上と同様に状況の描写が弱いことに起因するんですが、何となく進軍して何となく蹂躙するような流れになってしまっています。
ということで、シナリオが気にならないならば楽しめるのではなかろうかと。
んー・・・
終盤、”そこそこ”難しめですか・・・んー・・・そこそこ・・・本当に?w
丁寧に纏められた良作です!
ストーリーは王道SRPGで、国同士の対立なども分かりやすく、
またしっかりしたボリュームで語られており、
幅広い層にオススメ出来ます。
ゲームバランスは丁寧に纏められており、
一部のキャラクターを集中的に育成する事で、
単騎で敵軍を圧倒する事も不可能ではないものの、
三すくみの概念や、特攻必殺、防御無視の魔法、遠距離攻撃等、
入念に考えられたマップデザインであり、
プレイヤーを楽しませてくれます。
本作の特徴的なデザインとして、
敵増援が出現する場所を早く抑えると
資金や経験値が貰える、
と言うSRPG名利に尽きる味付けが感じられます。
若干惜しいな~と思ったのは、
上記敵増援が出現する砦等を抑えると貰える
資金が多すぎて、後半財政が潤沢すぎる状態になった所ですね。
財政は戦力に直結するので、
もう少しきびしくても良かったかもしれません。
以上、クリア後の感想でした!
楽しい作品をありがとうございました!
感想
感想を読んでプレイした方へ
主人公がお荷物キャラだった事に少しイラっときてしまったが
ストックに武器や補助アイテムがあれば交換ができるので
武器の持たせ忘れ・杖が壊れた薬草切れの時に
真価を発揮できるキャラでした
敵の増援システムがあるが、そこをどう攻略かつ活用するかで
キャラのLV上げや資金にかかわってきます。
敵も味方も、武器が壊れると攻撃手段が無いという
システムを活かした攻略法もあるので
ターン数や長時間プレイになってもいいなら使える手段
準備①
預けるや交換で、味方キャラに武器を持たせない
攻撃手段が無いので敵にダメージを与えない
ストーリーが進めば入手できる2つのアイテムを持たせれば
HP管理が楽になる
敵が固定型(移動しない)
敵の武器が壊れるまで耐える、
壁役のキャラとヒーラーとセットで武器が壊れるまで耐える
敵の武器が壊れたら経験値を入手したいキャラに倒させる
敵が移動型の場合
こちらのHP残量や武器の種類やによって
敵が攻撃してくる相手が決まるようなので
セーブ&ロードで確認してから対策
敵1体を味方4体で囲むのもあり
時間さえかければLVの低いキャラも安全に育てられる
100ターン超えの章も覚悟してプレイできるなら
お試しあれ!!
たつや
素晴らしい出来だと思います。SRPGが上手な人ですと、だいぶラクだとは思います。ストーリーもよくできています。
強いて言えば、ドラクエのザオリクに当たる魔法があるのでキャラが復活できるけれども、主人公とヒロインが倒されるとゲームオーバーになる設定があるため、主人公が使いにくく、回復魔法キャラと飛行2部隊、エルあたりの使い勝手が良いキャラがいれば足りるという点でしょうか。敵の攻撃魔法は強力で、攻撃範囲も広いので、必然的に魔法防御度の低いキャラは使いにくくなると思います。
楽しいゲームを有難うございました。
とても面白かったです!
クリアまで14時間ほど掛かりましたが、夢中で遊んでしまいました。
テキストのシナリオを挟む以外は連戦が基本になるので最初のうちこそ
「キャラや世界観の設定は軽めで戦闘重視のゲームなのかな?」と思いましたが、ストーリーやキャラクター同士の会話といった点でも十分楽しめました。
キャラは比較的簡単にレベルアップし個々の能力も強めに設定されていますが、
何も考えずに突撃するとすぐ劣勢になってしまう・・くらいの丁度良い戦闘バランスだと思います。
サブクエストのクリアやアイテムの回収も含めて試行錯誤する過程がすごく楽しめました。
・気づいた点
半数のキャラは編成上出撃させられないためシナリオを進めてもすごく低いレベルのままになってしまい、途中から出撃させても一撃でやられてしまうため挽回難しいです。使いたいキャラクターは多いのですが、経験値配分のため泣く泣く終盤まで放置しました。
また自軍が歩兵中心なのに対し遠距離攻撃を行う敵がすごく多いのが特徴だと思います。イーグレットにすべての経験値・装備をつぎ込んでいたので多少楽にはなりましたが、通常だとかなり苦労する気がします。
色々ありましたが最後まで飽きずに遊べたのはストーリーの内容自体がとても良かったからだと思います。こんな運命、結末は嫌だ!と思うあまりシナリオを進める手にもつい力が入ってしまいました。厳しい運命を変えようとする主人公になりきってゲームを進めるうち、気付けばクリアまで一直線にプレイしていました。
またこんなゲームを創って下さったときには是非遊ばせて頂きたいと思います。
面白かったが・・・
ver1.02でクリアしました。かかった時間は14時間ほどネタバレを含みます。
気になった点
・一部のキャラ以外は仲間になった時しかほとんど喋らない。
・主人公がクロスチェンジしないので移動5の鈍足のまま
・クラスチェンジしてもスキルを覚えないので初期スキルを持ってるキャラとそれ以外ではかなりの格差がある。
・終盤かつての仲間や親類と争う展開になるがIQが急激に低下し、黒幕の言いなりなる。
・後半から遠距離魔法と遠距離弓の配置が多すぎる。
特に遠距離魔法があちらこちらにある所為でアーマー系は足が遅いのと相まって後半使い物になりませんでした。
これは仕様なのか私のプレイが悪いのかわかりませんが支援相手が最終話の主人とヒロイン以外見当たらず意味があるのか疑問です。
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