会話の微笑ましさが全開
バージョン1.04でプレー。
ネタバレを含む可能性があります。
前日譚にあたる「魔女と夜の呪い」をプレーしてから3年が経とうとしていました。
あっちのレビューで続編希望とか書いていながらなんたる体たらく。忸怩たる思いです(苦笑)
作中でも2年くらい経っているようなのでリアルタイム感を演出した……と思うことにしましょう(?)
前作より一層魔女の話や世界観に踏み込んだストーリーとなっていてなかなか良かったです。
また、キャラクターも増えて、会話イベントがさらに賑やかになりました。
棚を調べたり、宝箱を開けたりしたときのトークの楽しさは健在です。正直この要素が一番好きです。
戦闘は毎回全快で臨めるので楽……と思いきや、意外と微妙にてこずりました。
もっとオーバードライブ技を効率的に駆使できればまた違ってくるのかな。
あと地味に資金不足がツライ。最初からお店にほぼ全部並んでいるぶん、かえって購買欲に振り回されてしまったような……。
それにしても終盤はともかく、序盤の戦闘に対する理由付けが可愛くて笑いました。
お祭りなら楽しまなきゃ損だものねー。
リリスちゃんたちがずっと幸せでいられますように。
貴女がいないと生きられない
前作から少し経過して、今度は全く別の場所が舞台です。どうやら今度はハンターに狙われずに腰を落ち着けていられるようですね。しかしそこで待ち受けていたのは、魔女の数多の死の匂い…魔女であるリリスは、どうやって回避してハッピーエンドを迎えるか。さぁ、ここで出会ったみんなで力を合わせましょう。偉大な魔女、オディリアさんの力も合わせた時に、必ずその道は開かれる。決して諦めずに挑んで見る。そんな一幕を味わえます。
以下ネタバレを含みます
前作からのネタも含みますのでご留意を
前作に引き続き、リリスとルネ、魔女二人が中心のお話です。そこに前作から一人、更に今作でもうひとり、更に執事さんもついてきます。ノエルさんが前作ラストであまりいい印象なかったのですが、ちゃんと打ち解けていて可愛い面も見られたので嬉しかったです。反対に前作は芯が強いながらもゆるふわ系だったリリスさんですが…結構肉体言語になってて教育の成果が現れてますね!
その教育者、ルネさんですが、前作よりも弱く、体力に至っては今度は最弱になっているのが印象的でした。やっぱり、世代交代せずに生き残った彼女は死にかけている、というのが、こういう所からも判明する演出が光る箇所でした。現役の二人は、魔力のリリスに体力のノエル、といったところでしょうか。
今作も敵も味方も可愛くて魅力的。また初遭遇時の会話が楽しいのも光りますね。冒険者さん可愛かったです。ウィッチハンターはなんというかお前らの方が魔女っぽい格好してるんじゃ、と思いつつ葬っていきました。苦戦はラスボスくらいでしたので、戦闘バランスは前作同様緩めで、会話やストーリーに注力できるのが良かった。その会話の流れで、ノエルが魔女な事に気づいても良さそうなのですけれど…リリスさんはこういう所はしっかりリリスさんしてましたね。
魔女二人+先代魔女一人新人魔女一人と新旧魔女まで入り乱れてる中、現役で残りの一人、フレイヤさんが一切出番なしなのがちょっと残念ではありました。文献から多分領地とかがオディリア領土から離れてたりするのかもしれませんが、彼女の姿も見てみたかったですね。炎氷闇と光(オディリア?)がきましたから、風とか大地とかかなーとか勝手にわくわくしてます。
前作同様素敵なストーリーでした。成長が随所に伺えるリリスですが、ルネ離れした後の彼女もまた遊んでみたいですね。
ゲームでリセマラしている私たちってこんな感じなのだろうか 笑
前作に引き続きこちらも遊んでみました^^ プレイ時間は約1時間50分でした。
登場人物みんなが幸せになれる未来を獲得するまで何回もリセマラする物語……と言ってしまったら身も蓋もないような気がしますが、とにかくそういう物語です 笑 冒頭から終盤にかけて、常に誰かの生死が関わってくるため、前作と比べるとかなり重い内容です。とはいえ、相変わらず会話が多めですし、各キャラ同士の掛け合いが非常に楽しいので、そこまで鬱展開ではありません。個人的には、ルネとノエルの会話が好きです。完全に漫才コンビになっている 笑
前作と比べるとキャラも増え、スキルや装備のバリエーションも多くなっているので、やりごたえがあります。
ゲームとしては、前作同様、シナリオ展開やキャラ同士の会話を重視している分、戦闘バランスはかなり緩めです。適度にレベル上げをし、適度に装備や消耗品を強化していけば、詰まることはないかと思われます。ボス戦以外は、オートでほぼ問題ないかと。ザコ敵を倒せば高確率でパラ上昇アイテムをドロップしますから、これをどのように振り分けるか考えるのが楽しかったです^^
主要登場人物それぞれ、互いに互いを想う気持ちが非常に丁寧に描かれており、心がぽかぽか温かくなる良作です。魔女と人間、互いに分かり合える日は来るのでしょうか? ハッピーエンドの結末が描かれる日が来ればいいですね^^
ありがとうございました。
面白かったです
魔女たちがハッピーエンドをめざして繰り返していく物語です。プレイ時間は2時間20分程度でした。
やはり登場する精霊さんたちが可愛かったです。火の玉さんがふよふよしている所とか。和みました。
メインキャラではノエルがルネのことを意外とよくわかっている感じが、前作よりも打ち解けていて良かったです。リリスも基本的には天然な感じなのは変わっていませんが、しっかりした面も見えて、成長が感じられました。時の流れを感じました。
マップの構造がシンプルで、探索しやすくて良かったです。行き止まりにも宝箱があったりして良心的でした。宝箱回収すると会話が見られて楽しいです。ダンジョン攻略が作業にならなくて良かったです。
別に回収しなくてもクリアはできるので、色々なプレイスタイルができると思います。
あと、パーティの組合せが色々見られるのも楽しかったです。特にノエルは前作では冒険には出なかったので。
※以下若干のネタバレあり
ストーリーは、前作よりはシリアスな感じでした。ルネのちょっと弱ってる感じなどは苦しかったです。そんな中、ルネとリリスのお互いの行く末を心配している感じなどが良かったと思います。
序盤にいきなり二人の戦いがあった所は驚きましたが、熱いと思いました。ただ若干唐突な感じもしたので、もう少しイントロがあると良かったかと思いました。
オディリアさんについては、簡単に後継者を犠牲にしていて怖い!と思いました。しかしそれにはやはり弊害があり、そのことを象徴するような存在だと感じました。リリスとルネの行く末はどうなるのでしょう……リリスたちなら良い方向に進んでいける気がします。
とても遊びやすいゲームでした。ありがとうございました!
それでは失礼いたします。
幸せをつかみに行こう
ネタバレありの感想です。
前作が良かったのでプレイ。
ループものですが同じシーンをしつこく見せられたりレベルリセットかかったりみたいなことはないんで遊びやすいと思います。
システム的にはオーバードライブ技が良かったです。カットインと台詞付きでカッコよく、全回復もするんで、うっかりろくに準備せずに突っ込んでしまったラスボスにもルネのオーバードライブ技でギリギリ勝てました。
シナリオ的にはリリスちゃんのひたむきさ、ルネとの友情を感じさせるいい話だったと思います。個人的には一回目のループの締めがリリスちゃんの優しさを感じられて良かったかな。
そして敵キャラが相変わらずゆるかわいいです。泣いてるきのこと冒険者ちゃんが良かった。……きのこは泣いてる理由もよかったww
会話の豊富さも相変わらずで、全部見れたかどうか自信がない。性癖が垣間見える執事さんがww
以下小ネタ感想
・ノエルが意外とクソ辛辣なのが笑えた。更年期とか宗教みたいとか。宗教と言えばエピローグも軽く宗教ってる気がww
・ああリリスちゃんはゆるふわ系か。彼女を形容するのにいまいちいい物言いが思いつかなかったけどしっくりきました。
キャラたちの関係性とひたむきさにグッとくる、短編RPG
【総評】
キャラたちの関係性とひたむきさにグッとくる、短編RPG。
作者様の紹介文に「未来を変えようとする」とあるように、
RPGには珍しいループもの。と言っても、レベルが下がる
ようなことはないので、RPGとして気軽にプレイ出来ます!
以下、ラスボス撃破後のプレイ感想です。(※ネタバレなし。)
【長所】
・キャラたちの関係性が丁寧に描かれているのが魅力!
メインのストーリー部分だけでなく、宝箱やオブジェを
調べるシーン、初めて遭遇する敵を見た時の会話など。
・ほんわかして可愛らしい雰囲気のイラストも素敵でした!
・ループものっぽい紹介文だったので、「レベルや装備が
無駄になっちゃうかな?」と内心ビクビクしながらプレイ
していたのですが、そういう理不尽な仕打ちはないので、
ストレスもなく、普通にストーリーを追うことが出来ました。
・シナリオ重視、会話重視ゆえか、戦闘終了後にHPとMPが
全快するので、戦闘は難しく考えずサクサク進行できます。
・ネタバレ回避のためシナリオには深く言及しませんが、
キャラたちの “ひたむきさ” を感じられて、短編ながら
エンディングまで上手くまとまっているストーリーでした!
【短所】
・宝箱やオブジェを調べないタイプの性格のプレイヤーには、
キャラたちの関係性に入り込みづらい面が若干あるかも?
(※但し、最初から人間関係が出来上がっているタイプの
シナリオなので、こういう演出なのは仕方ないと思います。)
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