長編プレイになった「虚ろ町ののばら」のあと、軽く楽しめそうなので短いこちらのゲームをプレイしてみました。
短いゲームではありますが、世界観が作りこまれているので一つの物語を読み終えたような感覚になりました。
かわいいイラストとお花たちの素敵な物語に癒されました。
花言葉を調べるともう一度楽しめました。
おまけで真相を知ることができますので、”おまけ”というには豪華な内容でした。
お着替えや、からあげくるまもかわいかったです。
ゆきはなさんの発想力や創造力に脱帽です。
いろんな世界観を生み出すことができるのですね。
ほかのゲームもたくさんプレイさせていただこうと思っています。
とっても楽しみです♪
あじさいの花の乙女・オルテンシア。
心優しい彼女が、咲いては散る儚い運命の中で愛と憎しみを募らせたお友達に寄り添う短篇アドベンチャーゲームです。
繊細な心理描写と美しいグラフィックが相まって、プレイ中、キャラクターの言葉がとても胸に迫りました。
また、エンド1をクリアすると解放されるオマケエピソードも見ごたえがあります。
主人公と本編に登場する少女達の関係性が、より深く掘り下げられていて引き込まれました。
(更に、クローゼットに用意されているお着替えも可愛い+おもしろいです!)
短い時間で遊べて、なおかつ心に残る素敵な作品でした。
細かな動作がある水彩画風のグラフィックが美しい。
誰にでも平等で優しいオルテンシア。花言葉に「移り気」「辛抱強い愛情」「あなたは美しいが冷淡だ」というのがありますが、オルテンシアの在り方そのものですね。
唯一を選びその人だけに愛を注ぐウィスタリア。花言葉は「決して離れない」「恋に酔う」。きつい性格で凛とした高貴な誇り高さと、少女の恋に揺れる脆さが藤の花にぴったりでした。
繊細で内気で、最期は口づけを贈られたイリス。花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」。手紙を愛しい人へ贈り、最期のスチルが印象的(スチル的な意味では優遇されている)な彼女に相応しいですね。
全体として花にまつわるお話や花言葉を繊細に織り込んだ素敵なゲームでした。
そういえば、紫陽花の語源は、藍が集まる様から転じて「あづさい(集真藍)」になり今の紫陽花になったようですね。
イリスと出会ったときに藍色を褒めたのは、そういった由来が背景にあったからでしょうか。
おまけの寿司、最高でした。あれでウィスタリアの前に出たい。反応が見たい。
とても可愛らしいイラストに引かれてプレイしました。
ゲームに出てくる花乙女たち、道中に会う動物や植物たち
全てがかわいらしいのですが、ストーリーは深いと思います。
三角関係と言えば簡単ですが、
誰にでも優しいオルテンシアは、本当は誰も見ていないようで。
皆に優しい人って、大事な人を傷つけてしまうものですよね。
短いストーリーながら、切なさが胸に来ました。
おまけ、楽しかったです!
本編で少ししか登場しなかった可愛らしい花乙女が
実はキッツイ性格してたなんて、ちょっとショック。
でも一番女の子している気がします。
お着替え、楽しませていただきました。
からあげくんがちゃんと向きを変えるのに笑いました。
スクリーンショットの儚げな女の子に惹かれてプレイ。
ゲームに適したBGMと、可愛らしく綺麗なグラフィック、
そして言葉の一つ一つが、世界観をほどよく補強しています。
短いながら、花乙女たちが愛しくなる、印象深いゲームでした。
主人公のこころは、他の花乙女たちと比べると、
欲に振り回されることもなく、凛として立派に見えますが、
誰かひとりを選ばないその姿勢は、とてつもなく残酷なものように思いました。
シナリオ中でも言及されましたが、彼女の名前の由来を調べると……。
登場した花乙女たちでは、ウィスタリアが1番好きです。
彼女の、美しくも脆く、愚かなところが本当に好きです。
しかし、本編+おまけシナリオで切なくなり涙腺を刺激されたところで、
クローゼットを発見して噴きました。
なぜあんな…あんなのを用意したんですか。笑ってしまいましたけど!
素敵なゲームをありがとうございました。
次回作もすでに制作中とのことで、とても楽しみです。
少女達の感情と葛藤を描いた掌編で
ゲームの形態を取ったノベル的な作品でした。
人の目にはただ美しい花の咲く庭である所を
花を人に置き換えた事で虜囚の如く悲観的な
負の空気感漂う世界観になっていて
孤独感からの依存的な恋愛感情や嫉妬・独占欲といった
人間臭い心情や行動が生々しさを感じさせます。
本編では主人公視点での別れだけが描かれますが
おまけシナリオで心の箱庭とも言えそうな
閉鎖的な心情が描かれてより切なさが強調されています。
願わくは次に花咲く季節に新たな価値観が
生まれ彼女達の心からの笑顔が見られるよう祈ります。
重く短い作品でしたが、興味深い設定やシナリオ
特徴的なスタイルのシステム等楽しめました。
次回作も面白そうなので完成を心待ちにしております。
ネタバレあり。
2つのエンディングとおまけまで見ました。
じっくり読んでも10分でクリアできる短いゲームです。百合要素も薄めなので苦手の方も遊べると思います。
キャラグラフィックが人形のような見た目で可愛らしく、某アニメを想像する方もいるかもしれません。
物語はタイトルの通り、花に関するお話でとある花言葉の一つ「メッセージ」を中心に描かれています。
少女たちの名前はある花の名から取ったネーミングなので、その花言葉を知っておくと物語がより楽しめ理解が深まると思います。
処女作と書いてありますが、BGMの選曲や雰囲気の作りはよく出来ていました。
不満点を言うならもう少し長く遊びたかったかな。次の作品も楽しみに待っています。
オルテンシアたその花の匂いくんかくんかしたい。
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