Ver1.00でプレイ。

覚醒で強力な攻撃が行える様になるシステムと
意外にハードな展開を見せるシナリオが印象的でした。

ゲームはスタンダードなスタイルのRPGで
通常攻撃手段だけだと若干シビア寄りなバランスですが
比較的覚醒が使いやすいので上手く発動タイミングを調整して
いくと進めやすいように思います。

ストーリーは導入は主人公二人の会話が楽しい
ライトな印象で始まるものの終盤一気にハード寄りになり
エンディングは中々心に来るものでした。

伏線の回収も上手く、主人公の謎も含めて綺麗に終わるので
大きな不満のない完成度の高い作品でした。

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キャラ設定・グラフィックはツクールのデフォ素材ですが、
それらを上手く調理して短編として綺麗にまとめたいい作品だと思います。
表情もコロコロ変わるしカットイン付きで、
またイザベルとエリックの掛け合いも楽しく、
上記以外の演出もさりげなく丁寧で感情移入出来ました。
覚醒システムがキチッとシナリオに絡んでるのもいいですね。
終盤の展開は普通に熱かったです。
戦闘も覚醒システム使ってちょうどいい難易度で勝てる感じでストレスがない。
回復ポイント多めなのもうれしかったです。
ラストはちょっと泣いた。
最後のイザベルのセリフとエリックのセリフが良かったです。
短編なのに満足感がありました。

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クリア時間　15分ほど。

女神様に願いをかなえてもらうために、山に登る掌編RPG。
TPが100たまると、覚醒して強力なスキルが使えるようになるシステムが特徴。

最初の5分くらいはちょっと変わったシステムのゲームで
カットインカッコいい∩かわいいで
息抜き製作と作者さん書いてるから後は普通かな、と思っていたら
ボスのあたりから一気にシナリオ面の良さが出てきて、
だから覚醒システムなのか！と納得した一作。
キャラの設定そのものはツクールAceのデフォルトキャラの
延長ではあるけど、こういう設定にしたのは感心しました！

難易度的な面で、敵はちょい強めです。
覚醒使えばかなり有利ですが、圧勝ではないので
油断すると負けることも1回はあったかなっていう良バランス。
それと、覚醒はカットインが入るのもあって
積極的に使いたくなるのが好感触です。

道中で会話が入るのとかボス戦でHPが半分になったときと
倒した時に会話が入るのは雰囲気が出てて好みです。
シナリオの表現の仕方に長けている印象があります。

短いがゆえに　テーマがあっさりしすぎてるところもありますが
（イザベルさんがあっさり許しすぎのような印象です）
それでも、この話で描きたかったテーマが伝わるものが感じられて
良シナリオだと思いました。
エンディングもプレイしてくるとわいてくる
「なんでこの人は無事だったんだろう？」という疑問に自然と
納得のいく答えが与えられたようで
最後の展開も自然な流れに思えて
全体的に整合性がとれた構成の印象が強いです。

あとは短いからこそ
「短い間だったけど」というセリフが
グッときてしまって、
短い期間だったからこそ、無茶ができたのかなとか
背景が考えられる余地があって
コンパクトながら、最後の展開がシステム的にも構成的にも
腑に落ちるシナリオっていうのが味わい深いなぁとも
思いました。

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