孤島学園のあり得ない10月の出来事の数々、短編アドベンチャーって感じですな。
同作者の以前の公開作であるEnd Of Flag(以下EOF)#{618}と街角探偵の推理ファイル(以下街角)#{871}のコラボな一作、時系列的にはEOF前作のその後を中心に描いたエピソードであります。
話の中枢はEOF側の視線で進行し、街角側はそのアナザーサイドという位置付け、そういう意味ではEOF側に大きなウエイトが置かれていると思われます。
何気に顔絵やキャラチップが細かく変化するところや、2話目の騎馬戦の戦闘シーンのアニメーション、等の地味に演出が細かく、画面を見ているだけでも楽しい内容なのは以前作同様でありんす。
もちろん、ストーリー自体も期待を裏切らない面白さで、以前作で見られた妙にハイテンションなノリツッコミは健在、露骨なウケ狙いではない軽快なギャグは大いに笑わせてくれます。
しかし、EOF前作や街角側にも見られたミステリー、サスペンス色も取り込み、(特に後半以降は)結構重い展開もあるので、ギャグとシリアス両面でも楽しめる作りとなっています。
最終話にて事件の推理劇がありますが、座敷童子やら幽霊やらが普通に存在するEOF側をメインとしている為、非科学的な概念が絡むのは賛否が分かれそうな予感。 (推理自体は現実的な論理で行われますが)
他の人も仰っていますが、EOF側メインであるが故に街角側の存在感が若干薄いのと、(やはり後編以降の)話の尺がやや短いところ、ミニゲーム的なサプライズが特に存在しない(戦闘やお使いイベントはある)のは物足りない気がしますた。
何がともあれ、(いい意味で)いつもの作者節全快で、短いながらも有意義な一時を提供してくれる作品でありますよる。
あと、ポポたん相変わらずかわゆすなぁとか、LICの全員の素顔が分からずじまいなのが心残りだとか、作中の詳しい解説は作者HPにて確認されたしとか、本作が秋舞台だったら冬とか春とかの続編があって欲しいとか、色々ろろろ。
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