個人的には前作の方が好みです
「+」もプレイしていたので、その感覚でプレイを行うと、ゲーム性の高さにとても驚かされます。
武器を作り、売るだけでなく、どこに配置を行うかでゲームが進行するので、ボードゲームとして楽しむことをおすすめします。
ただ、経営SLGとして前作の感覚でやると、「なんで配置なんて軍の仕事を武器屋にやらせるんだよ」となります。
また、武器の種類も前作に比べてかなり少なくなってしまっていて、伝説武器が好きだった身としてはがっかりしました。
個人的に1番引っかかったのは今作のストーリーです。
前作では総統は平和を愛し、平和を望んでいましたが「自分が使われることのない最弱の武器を持つ」という生き様で民衆に平和を教えよう、と生き様で魅せる人物だったのに対し、
今作ではヒロインのアリスが登場当初から「自分が訴える平和が最上であり、他人はそれに従い人生までも変えるべきである」という態度を一貫して変えないことにうんざりしました。
また主人公にしても、前作のただ武器に全てを捧げ、語らない武器を生み出し続ける寡黙な職人、とは大幅に変わっていて、かなり精神面が未熟なように感じてしまいました。
そういった青臭い葛藤、青春のような雰囲気を噛み締める、というのもありだと思うのですが、どうにも私には合わなかったようです。
前作が好きすぎた、というのもあるのですが、シナリオがとても苦痛で、「また主人公がボロクソ言われて終わるのか…」というテンションになると、シナリオをスキップしても周回したい、と感じませんでした。
ただ、前作では作業感がどうしてもでてしまっていたところが、ボードゲームとしての戦略性がうまれたことで、作業ではなく最後までゲームとして楽しめるようになった、という新たな魅力がありますので、ボードゲーム好きの方にはおすすめいたします。
現実でもありえる争い。
武器を造る。
それは、身を守るため?誰かから、奪うため?取り返すため?
武器を向ける相手は、誰ならいいのか?
友人、家族それらの仇?自分の道を阻む者?
あなたは、防具ではなく何故あえて武器を取った?
傷つきたく無いから?威嚇したいから?
でも、それは違う。戦いたい理由が欲しいから。じゃないのかな?
現実でも世界中で武器は使われる。防具以上に。これまでもこれからも。
何のために武器を持つか?何のためにそれを他人に向けられるか?
それが何の理由があっても誰かを殺す決意をした、あなた自身なのだ。
だから、武器を造ろう。他の誰でもない、自分の意思を貫くために。
武器は悪ではない。持つ者によって変わる不可思議な存在なのだ。
それをあらわした作品素晴しい。
クリア自慢!!
前作の『武器に願いを+』もプレイさせて頂いてます。
前回は、経営シュミュレーションという感じでした。
今作は、戦略シュミュレーションが強く出ているように思います。
最終的には『これはテーブルゲームだ』という感想を持ちました。
難易度普通。難易度難しいとプレイをして少し容量的に物足りなさを感じました。
強くてニューゲームでもあればいいのにな。なんて思いながらエンドロールを眺めそして現れたクリア後のお楽しみステージ。
テンション上がりまくりです。
そしてその難易度に心を何度も挫かれ、ファイルをゴミ箱にポイしては元に戻しポイしては元に戻し。
ようやくクリアできたので記念カキコです。
自分はボードゲームが苦手なのでかなり苦戦しましたが、頭の良いあなたなら楽々クリアできるかもしれません。
是非試してみてください。
とても楽しい時間をありがとうございました。
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