光陰矢の如し!情熱と冷静のあいだのゲーム作者戦争SLG
タイトルとSSとキャッチフレーズに惹かれ、そして作者さんの名前を見て納得。
落書きのようなアートスタイル、操作はクリックのみというお手軽さ、変なアイテム・キャラクター名、絶妙だったり荒かったりするバランス設計…
「こういうスタイル」のゲームを作り続けている、有名なサークルさん「アンディー・メンテ」製ゲームです(説明するまでもないですかね…?)
真エンディング到達まで2時間ほど掛かりました。
ワタシ、あんまりAMのゲームはプレイしていないのです。クリアしたのは初期作品とミニゲームくらいのもので。だから、まず懐かしいと思いました。
銃撃の効果音とか、恐らく昔のゲームと同じ素材では。
さて、肝心のゲーム内容をば。
エナジーを消費してゲームを作り、路上(!?)で目標販売額まで売り続ける、ステージクリア式のシミュレーションゲームです。
ステージに登場するお客さんのニーズを読み取ってゲームを作り、邪魔者は銃撃(!?)で排除しましょう。
すさまじい速度でゲーム内時間が過ぎていくので、7日間の制限時間において、素早い判断と選択が求められます。
ただ、主人公のパラメータやアイテム所持状態は蓄積されますので、プレイを続けていけば、必ずクリアできるようになっています(というか、ノーミスクリアは不可能かも…?)。
制限時間ギリギリでクリア出来た時の爽快感は中々のものです。
ステージをクリアするごとに、文字通りの裸一貫でゲームを作って売り続ける主人公氏の物語が徐々に明かされていきます。
思い出されるのが、キャッチフレーズ。
『誰もやらなくても、人生が狂っても、ゲームを作り続けろ!!!』
…サラッと書かれていますが、いやあ、この言葉は重いです。限りなく重い。
フリーゲーム制作をちょっとかじった程度のワタシですが、まあ、しっくりきちゃいますよ。
創作行為の意味。目的と手段の転倒だったり――
語り部が、ゲームを作り続けてきたこの作者さんならば、それはなおさら重みを増したりもするのです。
ゲームを最後まで進めた時に出現するメッセージを前に、
「自分はこの境地には至れないなあ…」などと、フクザツな心境になったりも。
一風変わったフリーゲームが遊びたい方、ゲーム作りをかじった方にオススメ…かもです。
シミュレーション好きの感想
兎にも角にもゲームバランスが良い作品です。
クリアできそうでギリギリできない、手に入れたお金で自強化を繰り返し少しづつ先に進んでいく。
自分は、あまりストレスを感じず楽しめました。簡単すぎず難し過ぎずです。
ストーリーは、ダークで自虐的な感じが苦手でなければ楽しめるかと思ういます。
グラフィックは、見たまんまですw
シミュレーションゲームが好きな方にかなりお勧めできる作品だと思います。
毎回ありかと。
毎回おつかれさまとありかとござりました!!
あと、ルーシーは断ってそんなことはない、う、うむ。
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