最後の最後に
私は残念ながら名探偵にはなれませんでしたが、作中でトリックが解説される度に驚き頷いていました。
そういえばそうだった、あぁ確かに!
と、画面の前でついつい反応してしまいました。
そして無事にENDを迎えてゲームを終えた所。
鳥肌が止まりませんでした。
推理ゲームが好きな皆様に是非とも遊んで欲しい作品だと思います。
最後に、作者様の今後のゲーム制作を心から応援しています。
面白かったです!
本作品が私の初めてプレイした推理ゲームになりました!
ストーリーが複雑かつ読み手に伝わりやすいもので、ストレスなく一気に遊べました。
ありがとうございます!
真実は…
※作品の特性上、致命的なネタバレを含みます!
推理物好きにはたまらない一品だと思います。
某有名推理ゲームのパロディをはじめとして、推理物に対する熱意や愛を鳥籠さんから感じました。
さて、肝心の推理要素についてですが…おそらく、こんなトリックは初めて見ました………
真実とは、ゲーム内で提示された情報と比較して、一切の矛盾がないからこそ、真実なのであり、
勝手な憶測で語られた誤った推理は、矛盾点だらけの話は、真実とは言えません。
こいつ何言ってんだとお思いでしょうが、これしか言えません。そういう作品です。
…少しでも違和感を感じた方は、よくお考え下さい。その推理、本当に真実ですか?
やはり鳥籠さんのゲームは予想の何十倍も深いです。
一番良いエンドを迎えられました。
その時点では「良く練られた推理だ~」くらいにしか思っていなかったですが、その後ゲームを終えた時から鳥肌が収まりませんでした……。やはり鳥籠さんだ、自分の数倍先を読んだゲームになっている、と。
他の方も指摘しておりますが、プレイ中に持った疑問はぜひ大事にして最後まで迎えてください。
自分も全てではありませんが、いくつか疑問をもった状態で最後を迎えたお蔭で更に感動が深くなっております。
しかも、このゲームに限らず、鳥籠さんのゲームに共通して凄い部分は「真実を知ったら、再び最初からプレイしたくなる」という点です。
普通の推理ゲームでもそう思う事はありますが、鳥籠さんは伏線の散りばめ方が上手く、またそれも違和感をあまり感じない為うまくごまかされたまま、最後に真相を告げられ驚愕するためです。そのため、もう一度最初から全ての流れを見たい!という想いが強くなるのだと思います。
とっても面白かったです。
興奮して今夜は寝られそうにないくらい、感動しました。
ありがとうございました。
館シリーズをゲームにしたような感じ
溢れ出る表現力に作者の強い才能を感じました。フリーゲーム制作者でもここまでの表現力を持たれた人物はそうはいないと思います。
以下、ネタバレ注意)
特に終盤から館シリーズ(特に迷路館ですかね~)を想起させる流れだったので、作者はそれをモチーフにされたのかなと思いました。
もちろん文章力、事件のトリックもよくよく推敲されていらっしゃいますが、一際秀でていると感じたのは館シリーズにみられるような映像化困難な小説作品を、2Dゲームという形式によって持ち味を消さずにかつ、映像化、動画化による表現を加えることに成功しているところです。というよりは、この発想ができること自体が、非凡なもので、稀有な才能です。
小説家でもなく、映画監督でもなく、フリーゲーム制作者じゃないとできないことをやってのけた鳥籠さんに敬意を示します。
推理マニアのゲーム
序盤にミステリー談義を延々と繰り返すのは
とても楽しいと思いました
ちなみに僕が一番好きなのは叙述トリックです。
物語が進むにつれて
「ああああーー!これ、これだーーー!」と思いつく瞬間が気持ち良いのです。
ミステリー談義について一箇所突っ込みたいところがあるものの
作品はやり応えのある物でした、
というか、細かいヒントに対する推理を高いレベルで求められるので
にわか推理マニアの自分には敷居が高かったくらいです
どうせフリゲだろと舐めてかかると推理は外れるでしょう
僕も真犯人は疑ってはいたんですよ、
「本命」「対抗」「抑え」「穴馬」と、僕はちゃんと全員疑っているんです。
鳥籠マジック
鳥籠氏の最新作をレビューしたついでに、本作についても投稿してみようと思いました。
この神林家殺人事件は、鳥籠氏が製作するゲームの面白さが最も凝縮されている作品だと思います。
エンディングのバリエーション、主人公ペアの会話などなど・・・
他作品に触れたりして少しでも面白いと思った方には、是非この作品をプレイして頂きたいです。
ウディコンに投稿された当時、ゲームで提示された答えに納得がいかず掲示板で作者様に直接質問をしたのを思い出します。
作者様からは「答えられない」と返信を頂きましたが、答えはちゃんと提示されていたんだから当然だったと脱帽しました。
これからプレイされる方は、プレイ中に持った疑問を大事にしていただきたいと思います。
グッドエンドを見てもなお自分の中に残るものがある。
そういう余韻を得られる、名作映画のような作品です。
描かれた絵は芸術的だけど、細部を見ると・・・。
後半は、ややネタバレかもしれません。
物語の構造や隠しエンド0の下りなど、その辺りに仕掛けは驚きました。作品のメッセージ性というか、作者のテーマがみえ、全体像ではよく練られているなと思いました。
ただ、殺人事件の進展展開とトリックが残念。実現が難しそうだったり、なんでしないのと思ってしまった。
・人体を切断できるほどの刃物、返り血のついた衣類など、犯人探しの為に各人の部屋の捜索をなぜしない?着替えた人の確認とか。
・時間や場所やら情報量が物凄くなったわりに、犯人当てはシンプルなある基準で検討すれば解けてしまう。
・全体的認識でもって、トリックの違和感には誰か気づきそう。
トリックに挑む作品というよりは、ミステリに挑む作品という感じですね。
クリアは簡単だが考えた推理ほど騙される恐怖と謎のWパンチ!
君は何度騙されるか?
まず最初に、この作品に向いてる、最も楽しめるのはこんな人だ。
・初代かまいたちの夜が好き
・殺人事件の推理物を何作か知ってる。又はセオリーぐらい知っている(本格的でなくとも名探偵コナンや金田一少年を少し見てるぐらいでも十分)
・自分なりに真面目に考える(超重要)
・だけど、そんなに推理は得意でなく大体推理は外す(笑)。または犯人ぐらい当てるがトリックや証拠は分からない
ぐらいの人が正に丁度良いです。ぜひ騙されてください。何せ騙される事こそが醍醐味です。
逆に向いてない人は
・超推理マニア。推理物が得意すぎる。
・何も考えない
こんな人は一切騙されないと思うので向いてません。
本作は、初代かまいたちの夜に代表されるような(しかもそのパロディも含んだ)サスペンス系ミステリー。犯人当てを考えるミステリー要素と、次々と死体が増えていき次は自分が被害者になりうる展開はもはやホラー。そんな中で生き残る為に奔走するゲーム。マルチエンドで殺されるも生き延びるも犯人が分かるも分からないも結末は様々。
RPG視点で進行するため、今そこで何が起こっているか文章だけのノベルゲームよりも視覚的に分かりやすく出来ています。
推理マニアによる推理ゲームらしく、館、メモ、密室、双子、離れの小屋、仮面の人物等、何処かで見たようなシチュエーションはバンバン出るのですが、生半可見た事があるが故にセオリーを否定される展開は唸らされるものがあります。
ネタバレにならない程度で1つ例を挙げると、推理物で双子なんて言えばもう必ず入れ替わるじゃないですか(笑)ですが、このゲームではある事情で早々にその可能性を否定されてしまいます。またそれが大混乱を招いたりするのですが非常に上手いです。
生半可知ってるが故に混乱する要素が多々あります。
私も数多く騙されましたし、どんでん返しと言える衝撃を何発も食らいました。
生半可な推理は良いように罠にはまります(笑)
ネタバレにならない程度にこの衝撃を伝えたいと思いますが
私もかなり真面目にいろんな仮説をたてました。
死体の状況が状況故にかまいたち方式は無理があるだろうし、うーん。犯人はヤス、妄想、疾患、外部犯、複数犯、妖怪説、自殺、第三者、未知の薬物、ドッキリ、冗談に聞こえるかも知れませんがこのようなオチだったとんでもない推理物はマジで過去にはありました。ましてやこのゲームは少しプレイするだけでも私なんかよりも比較にならない程に作者さんがとてつもなく推理物に精通してるであろう事は嫌でも分かります。失礼ながら、意外性を狙うためだけにあり得ないようなオチでも仕掛けてくるのではと考えた訳です。
しかし、いくつかの仮説は作者自身の衝撃の暴露告白「プレイヤーへの挑戦」で完膚なきまでに叩きのめされます。
やられたと思いましたが、これは推理の幅を自ら狭める自爆技です。絶対に賛否あると思いますが、これが第一の衝撃でした。
従って私は仮説を建て直し、ある事が可能だった違和感を感じた人物に犯人を絞りこみ再挑戦!しかし、この選択肢は私の推理とは検討違いの方向に話が進んでしまいバットエンド。指摘された内容は最もで、非常に違和感を感じたのですがこの推理は取り下げました。
コマンド総当たりしたらクリアは簡単なのですが、意地でも犯人ぐらい当てたくなり初めからやり直します。
しかし、私の着眼点はさほどズレてなかったようでその事に注意しながらやり直すともう一人だけそれが可能だった怪しい人物を発見。無事犯人を当てれましたが正直消去法に近くトリックは私の予想の斜め上を行ってました。これが第二の衝撃。
しかし、無事にエンディングを見れたものの第三の衝撃があったわけです。見ずに終えるのはあまりに勿体ないため、ここだけ言わせて貰うと真エンドがあります。是非見てください。ここで語られる内容は驚愕の連続なのですが、本当の衝撃は私の最初の間違った推理がある意味真相に最も近づいていた事です。あの時の違和感の正体がハッキリ判明し、ある種の感動です。
このゲームの最大の良い所は、理不尽に難しすぎずに、普通に考えれば真相の燐片は見えてくる…それでいて普通の人では騙される驚愕の事実がひとつやふたつではなく多々あることにあると思います。
誉めてばかりもアレなので少し気になった点も挙げれば
・ヒロインの推理が的確で有能すぎ?
毛利欄や美雪と違って超頭良い。
無論推理マニアの設定なので主人公より推理に強くて当然ですが、重要なキーポイントとなる推理をいくつか披露し、それは検証の余地がないほど的確です。推理が得意な人からすればヒロインの推理も自分でしたかったのかなと。ただ、それやられると私にとってこのヒロインはヒントキャラだったので激ムズになると思いますが…
・ホラー度は抑えめ?
作中パロディ化されてるかまいたちの夜はサスペンスも極めりゃ十分ホラーになる事を教えてくれた名作。リスペクト愛は伝わるのですが、それだったらもっと怖くても良かったかも。いや、十分恐ろしかったし緊張感ありましたが、ドット絵がグロシーンでもコミカルなのと、後半の殺人が怒涛の急展開過ぎるのと、何だかんだで犯人当てなくとも生き残れちゃう。かまいたちぐらい死体の見せ方が上手く、犯人の動向でもじっくり最後の最後まで追い詰められれば脱糞するぐらい怖かったかも。推理に怖さ求めるのが間違ってるのかも知れないが…
・移動
ノベルだと◯◯を調べてみたの一文で済むところが、実際に移動しなければならないし、次のフラグを探すために運が悪いと館中を歩き回る羽目に…
だが、その代わりに館の構造は分かりやすく探索感もあり一概に悪いとも言えない。
面白かったです
とても本格的なミステリーでした。館・双子・仮面を付けた人、といかにもなシチュエーションが出てきます。私は推理物は、推理漫画とジュヴナイルしか読んだことがないのですが、それでもワクワクしました。
いつもの通り、ギャグ選択肢も楽しかったです。やはり全部選んでみたくなりますね。犯人を間違えた時のエンドも笑えました。全員分用意されるのには相当労力がかかったでしょうね…ありがとうございます。エンド12が一番お気に入りです。無限ループ…
あと、BGMの選曲が素敵でした。図書室で最後の遺体を見つけた時のBGMは、間違った方の意味で鳥肌が立ちました。
エンドが多くありますが、どれも自力回収可能な難易度になっていると思います。適度な難易度で、エンドを見つけると「おほっ」という感じになります。楽しかったです。
私はエンド27以外は自力で回収できました。ちょっと真面目な選択肢を選びすぎましたね…エンド0は、私はウディコンのwebページのレビューを見ていて存在を知りましたが、これも作中で強調されているので自力でも気付けると思います。
以下、トリックの話をしているので微ネタバレありです。
トリックは結構大胆なものでしたが、不可能ではないと思いました。ただ遺体の運搬について、犯人の体力がもつかどうかが微妙だと思いました。個人的には実行犯はエンド1の通り、という方が実現可能そうだと思いました。
大変長い間楽しめました。ありがとうございました。
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