タングラム様!タングラム様じゃないですか!(トロイメライ)
難易度ノーマル、10時間ほどでクリア。
通常ED、隠しED両方到達。
全体的に病んでる感の漂うゲーム。
貶しているワケではなく、「病んでる画家が創り出した世界」を見事に表現した、まさに「病んでる作品」です。
主人公が、それとは対極と言えるほどにたくましく、そして強いのも特徴的(わりと重要)
到底主人公とは思えないグラフィックがナイスガイ過ぎる。
それだけに、ゲーム性以外の部分でかなり人を選びます。
まず、サイコとしか言いようのない数々のダンジョン。
月夜の迷宮とか雪原はめっちゃキレイだし、迷宮後半のシュール感も楽しい。
が、最初のダンジョンやベルゼブブの巣なんかはホラーと言っても相違ない。
公式サイトには隠しEDのホラー警告がありますが、通常ダンジョンからして某サイレントヒル裏世界です。
主人公たちが物怖じしないので「怖さ」はそれほどでもないのですが、気持ち悪さは負けていない。
そして、場所によっては構造やオブジェクト類が現実離れしているため、行ける部分が判別しづらい。
感覚的にはサガフロ1のような「ごちゃつき感」(意識してると思われるエリアも多々ある)
慣れると脇道を探すのが楽しくなってくるのですが、最初は面食らうかもしれません。
そんなこんなで人を選ぶ雰囲気ではありますが、それらを吹き飛ばすくらいに明るい主人公たちや、
完全に馴染んでる住人、わりとフレンドリーな魔族たち、気の抜けた一部の敵グラフィックなどなど、
陰鬱一辺倒というワケでもないので、興味が湧いたらやってみてはどうでしょうカ。
隠しEDはSIREN的な幸せ感ありますね……
ずっとずっと一緒。
作り込みと発想力
作者様の才気あふれる作品になっています。
常識に縛られていないビジュアル、ストーリー、珍しい雰囲気の主人公、キャラクターや敵がアニメーションして、凝ったエフェクトや謎めいた世界、ギャップのある息の抜けた会話が魅力を引き立てます。
さらに、しっかり2度3度プレイさせるような深みも持たせています。
難易度はゲーム慣れしていないと高いほうなのかもしれませんが、苦痛はありません。探索からの新発見や、バトルのつまづきを打開した時の嬉しさ。
わたしはクリアまで16時間ほど費やしていますが、その間、ゲーム内をまったり楽しく探索できました。
惹きつけられる作品でした。
他の方々の好意的レビューにも頷くことしきりです。
面白かったです
ver1.4でクリアしました。
ほぼ自作と言うだけあり、色々なものが新鮮に感じられました。
また所々に凝っている部分が見られました。
ダンジョンは次に進む場所が分かりづらい箇所が多々あります。
斜め移動を使い横道を見つけ、その先のお金やパーティー強化
アイテムを入手しないと後半かなりキツくなると思います。
ですが、全ダンジョンが自作の一枚絵なので私は
飽きること無く探索出来ました。
イベントも脇役キャラと主人公との掛け合いに妙な勢いがあり、
それも物語を面白くしている一つでした。
イベント外でも話し相手の心情部分を括弧を使い補っていたり、
「アーキーラー」の部分はどんなアクセントで喋っている
のか頭の中で想像出来て思わずニヤリとしました。
あと宿屋の店主は不憫でした、まあ隠しイベントでも
あるのかと思い一回しか使いませんでしたが。
しかし同じ文章が2回表示されるバグが何回かありました。
軽いミスではありますがミスチェックは
十分した方がいいと思います。
また戦闘画面演出も良いと思いました。
後半に進むにつれ、スタイリッシュな技、味がある技、
また某大作ゲームで見たようなクッソ強い技を使ってきます。
うおーアッチー!の言葉が分かる人は是非そこまで
プレイして欲しいです。強さも再現されてます。
見切れてる技名を何とか読もうとしてたら全員死んでました。
戦闘面も凝ってました。後ろにいる大型の敵が体当たり等の
全体物理攻撃をしようした際、手前にいる雑魚にもダメージ
あるのは最初バグかと思いました。・・あれバグじゃないですよね?
ちなみに、幕間にキャラの一枚絵が出てくることがあります。
見るとキャラの印象結構変わります。特にレナ、超美人です。
面白かったので2周したのですが、気になった点があります。
指輪システムによりフレディーとアキラは敵弱体技か攻撃特化
選べます。しかしレナの場合高消費MP高威力と低消費MP低威力。
レナしかTPいらずで全体攻撃出来る人がいないので、
低威力を選ぶと後半戦の間延び感が激しかったです。
せめて低威力の方は全体中回復魔法や、味方のバッドステータス
全体解除等覚えるくらい欲しかったです。
長くなりましたがこれでしめさせていただきます。
本当に楽しいゲームを有難う御座いました。
クリアまでプレイしました
ver1.3をクリアしました。
ある人物が悲願の絵筆という筆で異空間を作り現世と魔界を繋げてしまったので、主人公は異空間に入ってしまった人達と協力して魔物達と戦い、悲願の絵筆を破壊して異空間を消滅させるストーリーです。
謎解きはなく一本道なので、ストーリーを追うだけになります。マップはかなり独特で慣れが必要だと思います。キャラ加入時の指輪選択で主なスキルが決まるので慎重に選ぶ必要があります。
戦闘の難易度は高めで、敵の攻撃が激しいのもありますが、敵がお金を落とさず道中に置かれているお金を拾って高い装備や魔法を考えて買う必要があったり、回復アイテムの個数がかなり限定されているからです。ボスだけでなく、雑魚でもそこそこ死ぬので常に油断せずに戦った方が良いです。
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