大人向けの良作。
とても良い作品と思います。
が、非常に重いです。
間違っても万人には勧められないです。
屍の山は比喩じゃない。
シナリオが良いだけに臨場感があります。
レーティングの基準は判りませんが、子供は絶対にダメで、大人でも骨太なところが無いと耐え難いかも知れません。
丑三つ時に一人で墓場の側を悠然と通行できるとか。
悲惨な生々しい遺体写真を正視できるとか。
はだしのゲンを完読できるとか。
この程度の神経があれば問題無いとは思いますが。
そうでないなら覚悟が要ります。
死を色濃く扱っている作品です。
主人公の、性格設定も絶妙で、思いを表すのに言葉は必ずしも必要無いと判ります。
ドットキャラで構築されたゲームでありながらも、あるいはそうであるからか。
絶妙なシナリオに裏打ちされた本作は、そこらのホラー映画、ゲームなど比較にならないくらい「くる」ものがありました。
私は精神的にはキツイとも、鬱だとも感じませんでしたが、強烈な作品ですので思うところは強くありました。
良作です。
でも、大人向けです。
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ひとつだけ、改善した方が良いと思った箇所がありました。
居住区への通路(正確にはその一ブロック前)の存在には、シナリオの都合で行く必要が生じて虱潰しに探すまで気付けませんでした。
居住区内での通路ガイドのような仕組みがある方が良いと思います。
本当に素晴らしい作品だった、もっと皆に遊んでもらいたいし、評価されてほしい
スタッフロールを迎えるまで、ストーリーだけに専念してプレイ時間5時間弱。
普段長編RPGをやらないのですが、このゲームは長編に入る部類なのではないでしょうか。
気軽な気持ちでダウンロードして、中身もわからず始めてみましたが、思わずのめり込んでしまいました!
最初は王道RPGかなぁって思ってたんですよ、軽度のグロ描写があったり、とある人物について不穏な感じになったり。
主人公が救世主として感謝されるような素敵なファンタジーな世界。素晴らしいじゃないですか。
しかし、一転。
世界が、変わります。 ネタバレになるので言えないのですが、この衝撃を共有したいので皆さんも遊んでください!
このゲームは本当に素晴らしい。ストーリーに専念できるように、難易度はとても優しめです。
しっかりレベル上げれば死ぬことは無いです。(私はストーリーではゲームオーバーになりませんでした)
他のストーリー外のダンジョンはまだ行ってないです。行かなくてもストーリーはクリアできて。
ああ、でも「酒場」にだけはこまめに行けばよかったなと終盤後悔しました。シナリオ上の問題で。
シナリオがとにかくすごい。私は鬱ゲーと呼ばれる部類はそこそこやってきたつもりですが、このゲームはなかでも上位クラスです。
暴力表現はそこそこにグロいですし、あとは身分の差による差別的扱いと、直接的ではなくともえぐい性的描写(同性愛含む)がコアですね。
オリジナルのマップチップも合わせて、壮絶でした。
悪役(?)のセリフに同調してプレイ中に「いいじゃん!人間なんて滅んでも!」と言ってしまいましたw
つらい……悲しい……なんでこのゲームはこんなつらいんだ……人間なんて最低だ……と、とても落ち込み、
一章が終わった!やった!解放される!と思ったら二章と続き、そこからも悲しい展開が続いて正直きつかったです……!(※褒めてます)
でも最後の最後は希望が見えたような気がしました。スタッフロール以降の主人公には幸せになってほしい。
キャラクターが魅力的で、世界観と設定、グラフィックと丁寧に作られてるのがわかります……!クオリティー高いです!
とにかく、このゲームをプレイして思ったのは「私は、とんでもない隠れた名作ゲームに出会ってしまったのでは?」です。
べた褒めしてしまいますが、それだけ強烈で素敵なゲームでした。ぜひグロいのと鬱展開に耐えて最後まで遊んでもらいたいです。
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