【ゲームタイトル】OddCats
【Version 】1.2
【プレイ時間】1時間ほど
【使用ソフト】Unity
【制作】朱
■あらすじ
主人公の黒猫は、気が付いたら暖炉の前にいた。
自分がどんな猫だったかわからない主人公はカットンの助言に従い
不思議な力を持っているらしい猫グレマルキンを探すことになる。
奇妙な猫たちのアドベンチャーゲームです。
■テーマ
・奇妙な猫たち
この作品のテーマは「人のイメージする奇妙な猫たち」です。人は猫に奇妙なイメージを抱くことが多々あります。例えば、不吉な黒猫、浮世絵にも描かれる妖怪の猫又、あるいはお守りのような招き猫...そのような奇妙な猫たちは童話や伝承、ことわざなどにたくさん登場します。
国内外の童話や伝承などを元にした奇妙な猫たちを私の作品では「オッドキャット」と呼び、キャラクターとして登場させます。この奇妙な猫たちの物語や文化をプレイヤーに知ってもらい、奇妙で魅力的だと感じてもらうことが目的です。
ストーリー上深く関わる4匹の猫(招き猫、猫又、長靴を履いた猫、チェシャ猫)はもちろん、ゲーム内に登場する他の猫や人間たちは皆、そのような猫の物語をもとにしています。
・ストーリーについて
全体のメインストーリーと、ステージによってそれぞれの猫たちの伝承をもとにしたストーリーが繰り広げられます。
メインストーリーは、1553年にイギリスで書かれた「Beware the cat(猫に御用心)」という散文の一部を元にします。この話にはグレマルキンという名前の猫と、言葉を話す猫の社会が描かれています。他にもアイルランドの伝承を踏まえた、不思議な猫の要素が詰め込まれているので、面白くかつ猫の奇妙さをよく伝えられると考え選びました。
ステージ3長靴をはいた猫では、中世ヨーロッパの農村を忠実に再現することに重きを置いています。ネズミを捕る猫たちが活躍したのは主にそのような場所が舞台であり、現代の猫のイメージに大きな影響を与えていると考えます。物語の猫たちが歩いた舞台がどんな景色だったか理解する手助けになれば幸いです。
■攻略のヒント
・ステージ1
進行不可能だと感じたら、1匹、1人ずつ話しかけていきましょう。誰かと話しそびれているはずです。
・ステージ2
スカートのお姉さんの質問には何を答えても進行します。
このお姉さんには用事が終わった後も話しかけることができます。
地下室から戻った後に、カットンと違う方向に行くと…?
・ステージ3
取得したアイテムによって3通りのエンディングがあります。
3つ目のアイテムはそれぞれ見た目が少しだけ違います。
・ステージ4
地面以外は降りられる床です。
■操作説明
操作は全てキー入力です。
←→矢印キー:歩く
↓矢印下キー:降りる (降りられる床と降りられない床があります)
スペースキー:ジャンプ
エンターキー:話す/調べる
シフトキー:アイテム一覧
バックスペース長押し:タイトルに戻る
↑キー長押し:上を見渡す
↓キー長押し:下を見渡す
全てのアイテムは、キャラクターに話しかけた時などに勝手に使われます。
特にキーの表記がない時(キャラクターのセリフなど)はどのキーを押しても進行します。
■使用ソフト(画像編集)
Adobe Fresco
Adobe Photoshop
Adobe Illustrator
■使用素材
・BGM
ちびくじら様
フリーBGM DOVA-SYNDROME様 https://dova-s.jp/
・SE
効果音ラボ様 https://soundeffect-lab.info/sound/various/
ポケットサウンド様 <a href="https://pocket-se.info/">ポケットサウンド/効果音素材</a>
VSQ plus+様 https://vsq.co.jp/plus/tos/
・フォント
日向梓様 あずきフォント
■参考文献
池上正太「猫の神話」新紀元社 2013年 『おとぎ話の絵画史』春橙社 2019年
ジョン・リチャード・スティーブンス「奇跡を呼んだ猫たちのおとぎ話」草思社 1999年
日本民話の会,外国民話研究会「世界の猫の民話」三弥井書店 2010年 ブリジット・ビュラール=コルドー「小さな手のひら事典ねこ」 グラフィック社 2016 年
Sarah Hartwell「BEWARE THE CAT - WILLIAM BALDWIN (GULIELMUS BALDWIN) (1561)」THE MESSY BEAST http://messybeast.com/bookshelf/1561-baldwin.htm
■注意事項
・本作が原因で何らかの損害や障害等が発生したとしても、
製作者は一切責任を負わないものとします。
・本作の無断転載・無断商用利用は禁止です。
・プレイ動画のアップロードや二次創作の事前連絡は不要です。