謎の空間に集められた6人。彼らが復讐を受けていく物語です。プレイ時間は3~4時間でした。
マスターのような存在のアキヒトくんが、詰め寄られておどおどしていたりして、珍しいと思いました。
BGMの演出も良かったです。和室に入るとBGMが消えるところなどゾッとしました。
キャラで印象に残ったのは二子さんでした。突っ張っているようでいてとても良い子でした。袋を開けて笑っているシーンはなかなかリアルでした。あれは確かに笑うしかないと思いました。
しっかりと罪を悔いているので、きっとまっすぐに生きていけると思いました。
健一くんは、最初は達観しているような感じだったのですが、最後には少しの希望を持てていたようで良かったです。零歌さんとのことは、きっと後で糧になると思いました。
気になった点を挙げるならば、三羅くんの家の探索が若干難しかったことでしょうか。家は広くはないので詰まるほどではありませんでしたが、次にどこに行けばいいか分からなくなることがありました。
誰が悪いとも言えないようなエピソードもあって、深みのあるストーリーでした。ありがとうございました!
良かった点
・立体感と透明感のあるイラスト 塗りが美しい
二子のCGは見惚れるくらいに美しかった
・雰囲気作りが上手い 不気味な人形や落書きは怖かった
・追いかけっこの難易度が低い
追いかけっこ苦手でも詰まることなく多くの人が楽しめる
気になった所
・日本人なのに十字架の元で聖書の一節と恐らくは七つの大罪になぞらえて殺される
葬式も日本式だったので何故仏教国の人がキリスト教の罰を受けねばならないのか説明が欲しかった
四葉シナリオ
インドア派の非力な女子高生が立ち向かったところで死体が二つになるだけだろうが
四葉が即警察に電話していればと悔やまれる
友達のピンクの髪の女の子が可愛かった
三羅は施設に駆け込むなり、働ける歳になれば毒親から逃げ出せたはずだが
三羅が最悪の選択をして妹を更に不幸にしてしまったのが悲しかった
二子シナリオはマップにも二子のセリフにもどきりとさせられた
悲しい物語だったがエンディングの健一の笑顔に救われました
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