ちくわ、で、乙女ゲ。
ってか、なぜ作ろうと思ったし…orz
声優さん一人で5本分やってるんですね…
…なぜ演じようと思ったし。ちくわ。
しかも演技がうますぎです。無駄にイケ声。ちくわのくせに。
シナリオも(相手がちくわでさえなければ)正統派だし、
主人公の女性の気持ちの描写とかもすごくいいと思いました。
次男ルート初めの、自分の足を見て語るとことか、
すでにその年齢を超えた身から見ると切ないまでの説得力。
返す返すも、なぜこの文章力でちくわなのかと…!w
それにしても、随所で出てくるちくわ料理が何気に美味しそうです。
普段ちくわ食べないんですが、何かつられてすごく食べたくなりました。
明日買ってこようかなあ…
とりあえず、12345の順番でクリアしたので、レビューさせていただきます!
・「『ちくわしかない。』でひとつ。」という言葉だけでこのゲームを作ってしまう作者さんは本当に天才だと思いました!ストーリーは説明文にもある通り少し暗いですが、最後までプレイすると、明日も頑張ろう、と前向きな気持ちにさせられました。
・ちくわを演じている近衛さんの声が良いです。しかも5人(5本?)とも演じ分けられていて、すごいです!
・おまけコーナーで見られる擬人化ちくわ、私はまだ1本(1人?)しか見ていないのですが、可愛いです!
・ゲーム全体の雰囲気や字のフォントが好みでした。
これからすべてのちくわルートを見ていきたいと思います。ありがとうございました!
もちろん良い意味で(笑)
ごっつ沈んだ女子大生が個性豊かなちくわの兄弟と話して何かしらの方向性を見いだしていくお話です。
わたしは選択肢の配列の都合で五男→四男→三男→次男→長男の順番でクリアしました。
どのちくわも個性的で、個々の哲学をもっており、主人公への関わり方も多種多様です。
そしてちくわにあるまじき話術でもって、きっちり乙女ゲームの攻略対象たり得る魅力をもっています。(選択肢で個々の好感度を上げたりというシステムは無いので、乙女ゲーの攻略対象という表現は不適切かも知れないですが、疑似恋愛対象としてきゅんきゅんできるか否かという意味でのそれです)
そしてちくわ故に生じるあれやこれやのジレンマが切なくいとおしいです。
「ちくわしかない。」
このゲームをプレイし終えたとき、この一文への意識が変わり、してやられたような気持ちになりました。
余談になりますが、個人的には次男が好きです。
おかしな哲学と、根底の本能を惜しげ無く晒していくうつくしさときたなさと、そして最後にほんのりあたたかい気持ちを感じさせてくれるのがこの作者さんの作品に共通する魅力であると思います。
この「ちくわしかない。」もいろんな意味でどうかしてる作者さんだからこそ生み出すことができた作品なのでしょう。
素敵な作品をありがとうございました。
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