とある未来の世界、余命幾ばくも無き科学者と、彼女から生み出された二人(+?)のアンドロイドとの交流と切なき最期を描いた、短編ストーリーって感じやね。
主人公のあまりにも悲しき過去、それでも希望を捨てない心、死の寸前でも誰にも心配をかけさせまいとする健気さ、と感動する場面が目白押しであります。
最初は無機質だったアンドロイド達が、事が起きてから段々と人間味を帯びていく経緯も見所、ちょっと微笑ましくも、本物の人間以上に人間くさい彼らの性格に愛着が沸く事は必至だと思われます。
ただ、内容の短さ故に、主人公と各キャラとの触れ合いの描写がややオミットされているのと、ゴールド、シルバー各ENDがキャラの立場を変えただけで、ほぼ同じような終わり方だったのは、少々物足りない気も。
短編ながらも至って丁寧に作られた本作、乙女ゲー好き以外でも楽しめるであろう魅力も持っているので、興味がある人は触れてみてはいかがでしょうかきんぎん。
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No.10964 - 2009-07-06 09:19:29
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