面白いが、惜しい作品
現在のプレイ時間は4時間ほどで、物語は終盤に差し掛かろうとしているところです。
基本的な流れは、ユニットを配置し敵を迎撃していくTD。
しかし、TDと違うのは、ユニットが自動で攻撃しないと言うこと。
ならどうすればいいのかといえば、クリック(長押しも可)すればよい。
しかしながら、ユニットを操れる範囲はプレイヤーの周辺だけ。
そのため、頻繁にユニットを交換する必要があります。
といっても、ゲームのwave自体は短いため、そこまで頻繁ではないですが。
次に、少し批評じみたものを。
まず、STG要素は少ないです。
STGと言えば、自機が移動し、敵の弾幕をくぐる、と言ったものを想像しますが、移動方法は右クリックで移動先を指定する形式。
そのため、左クリックで敵を攻撃しながら右クリックで移動する、というなんとも器用なことをしなくてはいけません。
なのでSTGみたいなことは出来ず、結局自機は動かさずユニットで攻撃するのがメインとなってきます。
wasdで移動できればこの作品はすばらしいものになっていただけに、非常に残念です。
加えて、RTS要素も少ないと感じました。
というのも、waveの終了はプレイヤーのタイミングに委ねられるため、その間にユニットを配置できるからです。
一応、敵が迫ってくるときに少し間隔があるのでその間に1ユニットくらいなら配置する、と言う意味ではRTSとなる気がしますが…
反面、TDとしての完成度は非常に高いと思います。
ユニットは10種類あり、敵の特性もまちまちで、ただ強力なユニットを置けばクリアできるようなゲームではありません。
そして驚いたのが、全く使えないユニットがない、と言うことです。
そして、普通のTDならDPSと射程を考えながらユニット配置していきますが、このゲームは強化と複数同ユニットを配置しても必要資金(metal)が変動しないため、ユニット配置を敵との相性のみ考えればよい点もプラスに働いています。
ユニットの破棄も資金回収率100%なため、気軽に配置することも出来ます。
加えて、一長一短なカスタマイズによりゲームをスムーズに進行することも出来ます。
しいて言えば、カスタマイズの確認が毎回聞かれるのが少し鬱陶しいだけですが、その点は殆ど誤差でしかありません。
総評として、操作性さえどうにかしてくれれば誤字以外は非の打ち所のないゲームとなっています。
ただ操作性だけが悪いがために評価を落としている点が、非常に悔やまれる、そんな作品です。
本格ディフェンスシューティング
主人公キャラクターの周りに砲台を並べて一斉射撃で敵を迎え撃つ、いわゆるディフェンスシューティング。
自分はTDもSTGもあまり得意ではないので中々難しく感じましたが、得意な人には丁度いいぐらいなのかもしれません。
クリアだけならあまり深く考えずにやってもなんとかなる、しかしExpert条件を達成するとなると一気に歯ごたえが増す。このメリハリは何とも熱中する…と言うかムキになれます(笑)
ゲーム自体はおそらく、極限まで突き詰めると覚えゲー。TDやSTGが好きな人は楽しめそう。
ストーリー性は添え物程度のようですが、WeaponData等の説明文をはじめ、アメリカンテイストのフランクなテキストが醸す独特な雰囲気は気に入りました。
第一印象では複雑そうに感じた操作も、実際触れてみるとほぼマウスだけの簡単操作。それでいてステージマップ形状と敵の種類ごとの特性で幅を持たせているのは、この手のジャンルへの造詣の深さの様なものを感じます。
わたしはスペック不足のため途中で断念しましたが、いずれまたやってみたいと思います。
※Ver1.00において、各所に誤植があります。
特にチュートリアルにも「マウスボタン左・右」に関する誤植がありますので、これからプレイされる方は混乱なさらぬよう。
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