クリア44時間のボリュームたっぷり
先程クリアしました。
熱いお話、個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語に満足感たっぷり。
次が気になるストーリーの展開ですし、もう少しブラッシュアップして声が入っていたら、プレステ時代ならフルプライスで売られていてもおかしくないほどの出来です。
数年前とは言え、これが埋もれているんだからふりーむは魔境だなぁとつくづく感じます。
ここからネタバレも入ります。
個人的にいたたまれなかったのはキーラ君です。
これだけキャラがいてなんだかんだイベントが色々用意してあるんですが、キーラ君だけほとんど出てきません。
弓兵ポジションもバカラに取られ、なんだったらフォルトやセヴに弓もたせたらいいじゃんって感じで、イベントや交渉も最初以外ほぼ無し。エンディングもちょっとね。
牢屋で助け出す人をミスリードさせるだけの存在だったんじゃ…と思ってしまいました。
また王国に13人いる最強のアルカナリッターなどは最初こそは強そう!格好良い!って感じでしたが、やはりインフレで中盤ぐらいからどこぞの田舎村の力自慢ですらお酒飲んだらそれクラス以上になってきて、ふーんって感じになったのが残念でした。
新生アルカナリッターにクカが選ばれたのも価値を下げる要因で、才能は感じさせるものの功績や人を圧倒させる力なども特に無く、完全に人数合わせでしかないですし王子大丈夫か?と心配になりました。
ゲームとして気になったのが「盗賊」「仲間への交渉」「民家」が絶妙的に悪い方向に噛み合ってしまったこと。
ステージクリアとは別要素のアイテムや情報をもらうために、1~2キャラほど戦線を離脱したり、それを待つためにわざわざボス前で足踏みして数ターン消費したりととにかく面倒この上ない。
『たまに』ならいいんです。でも盗賊なんてほぼ毎ステージ出てくるし、そのために地形無視で移動力が高いメリーがたいてい対処させられ、本陣に合流する頃にはほとんど終わってレベルもあまり上がらない。(空騎士じゃなくて盗賊キラーの肩書をあげたいです)
ステージクリアには関係のない無駄枠がほぼ毎ステージ1~2キャラ存在してしまうのは、ストレスが溜まる要因でしかありませんでした。
それに誰と交渉出来るかどうかも一回ステージを始めないと分からないし、いちいち編成し直したりとかダルいです。
せめて盗賊は3~5ステージに一回で、仲間との話し合いはただのバフのみで恒久的なステータスアップは無し、であればもっと気が楽だったと思います。
それに魔法使い系が個人的に弱く感じたのも気になりました。
移動力や防御力は最低で狙われやすく、射程や火力がそんなにある訳でもなく、MPという制限もあって中盤から編成の優先度は最も低い部類でした。
近接職や弓が500~1000ぐらいダメージ出しているところに頑張って400~500が限界の紙装甲の鈍足なんて使う要素が皆無。
クイーン装備してやっと使える程度にはなったなって思った矢先・・・。
あと命中率が低すぎ問題も気になりました。
あるあるですが数値以上にミスを連発しまくりで、セーブ&ロードが必須の難易度になっていること。
セーブ無しで宝箱やポイントを取ろうとするなら相当に難易度が高いゲームです。スパロボなんかだと精神コマンドで補ったり出来るんですが、リセットし過ぎて疲れました。
ほとんどの人がセーブ&ロードするでしょうし、テンポが悪くなるだけですから、もっと素の命中率上げても良かったと思います。
他の方が書いているように思いっきり伏線残しまくりですが、最後に「To be Continue?」とあったりセーブデータを残すといいことがあるかも、なんていうメッセージがあったので主人公や舞台が変わった続編を想定されていたんだと思います。
ただホームページを拝見させて頂きましたが3年経っても続編の情報が全く無いっぽいです。残念でした。
まぁいくら頭の中にあってもゲーム制作するとこのボリュームなら最低でも1~2年は掛かるでしょうし、仕方ないですね。
「終章」の続きに期待!?
序章・中章と王道の熱い展開で、時間を忘れてプレイにのめり込んでしまう出来でした。
敵も含めてどのキャラクターも生き生きとした個性があり、特徴的な能力・武器と相まって、「誰を強化しよう」「誰を誰で倒そう」「彼にはこの武器を装備させよう」といったスパロボ的な楽しみ方が尽きません。
しかし、唯一にして最大の難点は、「終章が終章でないこと」
幾重にも仄めかしや伏線があるにも関わらず、最後の最後まで正体がわからないキャラクターが複数いたり、この戦いの幹たるアイテムが名前だけ登場して、一切詳細不明だったりと、不完全燃焼感が半端無いです。
失礼ながら、中章ラストの最大の謎が、一切明らかにされずゲームが締め括られるのは、さすがに呆れました。
ここまで謎を放置するのなら、始めからもっとコンパクトにしていいのではと思うのですが・・・
とはいえ、ここまでゲームのその後が気になるのは、「このゲームが面白い」ことの裏返しに他なりません。
システムや面白さから言うと、シェアウェアでもおかしくない出来ですので、是非有料でも構わないので、次作を期待しています♪
※主要キャラが終盤●ぬのも残念です。
ストーリーはともかく、能力アップアイテムが一瞬で無駄になってしまいます・・・
とても楽しめました。
熱い王道ストーリー、個性的なキャラ、戦略シミュレーションとしての完成度、どれも良いクオリティでした。
良かった点
・王道で熱いストーリーとたまに挟まれるギャグ、サブストーリー的な日誌など読み物としてもとても面白かった。
・キャラクターは性格・能力も個性的で誰を使うかとても悩んだ。
・分岐ルートを含め全50話を超えるボリュームはとてもやり応えがあった。
・ゲームを終了したときに流れる終了メッセージなどの小ネタもおもしろかった。
気になった点
・終章と銘打っている割には決着が付かない敵がいたり、正体や素性がわからない味方キャラがいたのが残念。宝札に関しても名前しか出てこなかったものや真の能力が仄めかされつつも結局明らかにならなかったものがあり不完全燃焼感があった。
・一部見づらい部分があった。マップにマス目がないため空中に浮いている空騎士はどのマスにいるのかわかりづらいことがあった。キャラアイコンの大きい騎馬系のキャラの後ろ(1つ上のマス)にいるキャラが騎馬に隠れて見えないことがあった。交渉可能な相手がいることを示す顔アイコンが小さくて見づらかった。
・宝箱や遺跡があるマップではそれを狙う盗賊がほぼ確実に出現し、マップの攻略法を考える前に盗賊との鬼ごっこをしなければならないのは面倒だった。
・全体的に味方の命中率が低く(敵の回避率が高く)感じた。命中率を補強する装備はあるものの、もっと根本的な部分、ステータスの命中を上昇させるドーピングフルーツがほしいと思った。
あれこれ書かせていただきましたがとにかくプレイしていて楽しかったです。素晴らしい作品をありがとうございました。
続きが気になるいい序章
序盤から続く王道展開、序盤最終話のあの展開はまさしくスパ○ボ風な熱さがあって楽しめました。
仲間がどんどん揃ってきて、続きが楽しみな所で終わってしまう残酷さ。来年を心待ちにしてます。
・攻撃能力は皆無だが支援・妨害魔法で戦略に幅を持たせる魔術職
・移動力が高いが打撃力がやや低めな空騎士
・↑の弱点を補った高火力・重装甲の騎士
・それぞれ固有の強さを持つ歩兵達(ただし足は大体遅い)
などなどキャラクターもそれぞれ性能で個性付けされており
キャラごとの必殺技にもカットインが付けられ、単調な戦闘にならない工夫もされていて作者さんの心遣いが感じられます。
一つだけ残念な所を言うなら主人公が「得意武器だ-」とも言っていた斧。これをメインに使うキャラがいない所でしょうか。どの武器にも性能で特徴があるので剣・槍に活躍の場を譲る場面が多くなってしまってるのが残念……(キャラの必殺技の関係で)
筋肉モリモリ、マッチョマンの斧ファイターが出てくる事を期待してます。
続きを心待ちにしてます。かなり高水準にまとまっているので、作者さんには頑張って頂きたいですね。
気軽に遊べる王道SRPG……の序章
題材故の流血要素と多少(大半はギャグの)下ネタがありますが、
基本的に王道かつ熱い展開をするSRPG。
戦争物ですが可愛げのあるキャラデザインで、
シビアさはある程度中和されています。
難易度曲線は緩やかで、
序盤はシステムを試しながらでもサクサク進めます。
途中からは無策に突っ込むと厳しい場面が増えてきますが、
それでもこのジャンルのゲームとしては低めの難易度でしょう。
全ての要素を回収しようとすると多少難易度は上がりますが、
戦闘中のセーブロードに加え、途中からは無限稼ぎも開放されるので、
時間をかければゴリ押しもある程度効く間口の広さもあります。
セーブ分けさえ間違えなければほぼ詰む事はないでしょう。
スクリプトの都合か、多少の不便や慣れが必要な所はありますが
全体的に見れば気軽に遊べる作品に仕上がっているので、
SRPG初心者やサクサク進めるSRPGをやりたい方にオススメ。
マニアな方は早解きや、
何かしらの縛りプレイをしてみると面白いかもしれません。
序章の時点では完成度が高いので、続きに期待です。
提案
ツクールでのSRPGが珍しく、思わずダウンロードさせて頂きました。
戦闘スクリプトが想像以上のクオリティだったのに驚いています。
ツクールでこんなことも出来るのですね、感動です。
現在、最後までクリアしていないのですが忘れないうちに以下の事を提案させて頂きます。
Ⅰ.「日記」について
サブストーリーを見れる「日記」機能のお陰でストーリーに厚みが出来て嬉しいです。
しかし、現在のver1.01では一度見たサイドストーリーを見返す事が出来ないのが寂しく感じます。
一度解放したサイドストーリーは何度も見れるようにしてはいかがでしょうか。
Ⅱ.ストーリーのアーカイブ機能について
Ⅰの話と似たような提案ですが、一度見たメインストーリー・サブストーリーをもう一度見れる機能があると話が飲み込みやすくなると思います。
ですので過去話を見返せるアーカイブ機能があると良いかなと思いました。
Ⅲ.ストーリー分岐について、
話の途中にストーリー分岐が有りましたが、分岐でもう片方のストーリーが見れないのは勿体なく感じます。見れなかったストーリーに対する工夫があって嬉しいのですが、分岐で見れなかった方はやはり気になります。
分岐前にセーブして両方見れば良いだけなのですが、セーブした所まで戻るのは辛いです(拾った宝箱や溜めた経験値が無になったり…)。
消えてしまうデータに見合うだけのストーリー作りってかなり難しく、大体はスルーされてしまうのが現状…。この作品では分岐を作らずAサイドBサイド順番に展開して貰うのがいいかなと思いました。
※補足
戦闘回数の多い長編ストーリーSRPGで周回プレイ要素(ストーリー分岐等)を取り入れるのはあまりお勧め出来ません(かく言う僕もそれで失敗した経験があります)もしそれでも周回プレイ要素をとり入れたいのでしたら既にみたストーリーのスキップや会話の早送り機能等、ゲームの進行がスムーズに行えるような機能があるといいかなと思います。
ここまで僕の我儘でしかなかった提案でしたが、もし参考にして頂けたら幸いです(あくまで提案ですので、無理に検討して頂く必要はありません)。
この作品がより評価されますようひそかに応援させて頂きます。
とにかく俺好みの面白いゲームだぜ!
いや~プレイ時間約35時間かけクリヤーしました。
本来約10時間程でクリヤーできるのでしょうが、自分はいつもじっくり派なので、これだけかかってクリヤーです。
感想ですが、とにかく面白く楽しめたゲームでした。次から次へと強者が登場する展開、好きだな~このわくわく感。その強さにおお!と思い、このキャラといずれ戦うシーンを想像してはわくわくし、そして、もしかしたらいずれ自軍に加入してくれて、使えるのかもと、またわくわくするという、なんともテンションが下がりにくい演出で堪りません。
とりあえずキャラクター重視の方、また強い敵&強い味方キャラ好きの人には堪らない要素は多いでしょう。
あとストーリー展開もよく考えられていて、キャラクターとストーリーの絡み方もうまくつじつまが合っていてしっかり作られているなと感じました。
やぁ~、何度も言いますがこれはだいぶ良質な良く出来たゲームですよ!
難易度はちょっと易しい部類に入りますが、市販のゲームで難しめの味付けをされている物よりも後々疲れずに(プレッシャーにまける?)最後まで進められそうで助かります。僕は疲れてやめてしまう事がよくあるので・・・。
長くなりましたが良ければ他の方にもおすすめしたいなと思いますね。
フリゲームでここまで楽しめるとは予想外でした。
このゲームのクリエイターには脱帽です!いやまじで。ファンになりました。
ちょっと褒めすぎですかね?でもそれぐらい言いたい気分です。
2015年に今回の続きが公開されるという事で今から楽しみです。
続きぜひ!期待しています!!
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