蒼龍

生きることと死ぬこと

短編連作。同作者の「部屋」の続編のような話で、主人公も同じ。前作はやらなくても多分大丈夫かな? 「部屋」はちょっと雰囲気ものにしても雰囲気すぎる感じがしましたが、こちらはぼんやりした大筋が面白く、区切られた各エピソードも読みやすくて良かった。

冒頭の夢の中の世界観とオチが、これ単体でも成立する感じのいい掌編に仕上がってると思います。というかこの話が入ってるエピソードの中では一番好きですね。全体的に短く各エピソードはまとまっており、最後の話も前よりそれらしい結末が綴られているので前作の部屋よりオススメ出来る作品だと思います。

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No.33592 - 2017-02-15 23:36:06
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