最初から最後までほのぼのゲーでしたが、意外な展開を迎えるオチですらほのぼのしてしまう、不思議な心地で遊べました。のどかなBGMに癒されながら出掛ける準備をするほんわかアドベンチャーでしょうか。手描きのマップがなんとも和やかで好きです。
以下、ネタバレ含みます。
中盤までゴハンの話が出てこず、最後の方でお弁当に触れられたので「ゴハンはみんなで食べるお弁当」のような展開を迎えるのか、と思いましたが、お弁当ではなくて驚きました。まるでちょっとそこまで行ってくるかのような、また同じ日を巡るような日常感で、しかも主人公も感謝しているほんわかとしたオチでなんとも言えない気持ちになりました。それが全エンディングでも一貫してそうなので、平和な世界とすら感じました。
不穏でも異常でもないのに、心に引っかかりを残す素敵な作品でした。
※ネタバレあり
ほのぼの+不穏みたいな空気は良かったんですが、私がアホなのかあんまりよくわかんなかったです。いやそういう事だろうな~ってのは全エンド+作者の方のサイトの没エンドまで見てわかったんですが。作品のコンセプト的にこれも多分狙い通りの感想かと。
「そういうこと」になる理由の舞台・キャラ背景とか、もう少し想像するヒントとかあったら私みたいなアホでもモヤモヤな空気がもっと楽しめたかなーと思います。(提示されててもアホだからわからんかった可能性アリですが)神無月とか神社とか新しい服とか、そういうワードから感じ取れるといわれればそうかも。
自作っぽいグラフィック(ハチのアホ毛とか良い)や、ハチの幼い語りのテキストは可愛らしくて良かったです。ほのぼの不穏とか、良く考えると怖い話とかが好きならオススメ。
ほのぼの系の話かと思いきや、やっぱりほのぼのなんですけど、オチは意外な展開でした
最初エンディングをひとつ見た限り「???」となったのですが、他2つを見て理解しました
エンディングのヒントは説明書に書いてあるので簡単にエンディングは全部回収できます
この話だとマップのデザインもキャラクターのデザインも無駄がないというかぴったりマッチしてて素晴らしいです
本当に平和な話なんですけどね。主人公も全く不幸ではないですし。
しかし……こうなるとは…… 日常の一部を切り取ったような語り口ですが、この作品では主人公の人生の大きな転機というか……そんな話です
短編ながら驚かせてもらいました オススメの作品です
話を進めることが目的の探索ゲームなのですが、
そのストーリーがとても印象的で、プレイした後になんだか不思議な気分になる作品でした。
主人公のちょっぴりマイペース気味な少年ハチや、なぜか顔に紙を貼っている使用人さん達や家主のトツカ様、そして袴姿がかっこいい友達の神無月。どの人達もとても優しい心の持ち主で、ビジュアル的にも性格的にも好きになりました。
和風ゲームの穏やかな空気を上手く出しており、短編なので進行もサクサクできるのですが、EDにはちょっとした衝撃を受けることになります。
EDは複数あるのですが、謎解きなどはないのですぐにすべて回収できると思いますし、どのEDも印象に残るでしょう。
BGMもとても合っており、良い雰囲気ゲーといったところでしょうか。
こういった世界観はとても好きなので、良い作品だと思いました。
制作活動応援しています!
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