二人のルートの終わりまで読んで
うーん……これで終わりかぁと思っていたのですが
タイトル画面に出てきた新たなお話を読み、
面白いお話だと思いましたね。
読む前はただのおまけか何かと思っていましたので
意表を突かれました。
なるほど、こういうことだったのかと。
みんなが救われる綺麗な終わり方でした。

好きなのはやはり、瞳とゆめみの関係性ですね。
序盤の瞳が進路希望調査をゆめみに見せる思い。
「病気だからって腫れ物扱いしない方が良い」
など、同じ男子を好きになっていても
確かに友情があるのだと
感じさせてくれました。

仕掛けのあるお話を読みたい方におすすめですね。

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制作スタッフの片割れの作品「贖罪へのナイトメア」でダイマされたのでやってみた。面白かったけど構成的にあんまヤンデレという宣伝文句のような印象は残らなかったかも。以下ネタバレ



いや、そうは言ってもゆめみのあの立ち絵は怖っ！ってなりましたがね（笑）ゆめみルートでの瞳の台詞には泣かされたんですが、エンド回収後出るルート見るとあのルートって……。ってなりますね。

エンド回収後出るルートの方が個人的には面白かった。病弱キャラから派生するああそういうキャラなのねーって流したら意外な真相も見えて、通常ルートと二重構造になってる感じで。エンドロール直前のゆめみの台詞やパスワード、伏線を回収して通常ルートとは違うエンドに繋がる展開はとても良かったです。

ところどころグッとくる展開があって良かったんですが、もうちょい瞳のキャラを印象付けるようなイベントがあったらもっと感情移入出来たかも。展開的に。一応そういうキャラだっていう伏線はあったんですが、台詞でサラッと流されてる感じなんで、活躍はしてるけどおまけの彼女の愚痴通りな印象というか。キャラ自体は瞳のが好きなんですけどね。

ヤンデレゲーかというと首をひねりますが（そういう要素もあるにはあるけど）、オルタナティブという部分の宣伝文については通常・真ルートともにまさにその通りだなと思う作品でした。

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同郷ということで個人的にも応援している「Enharmonic☆Lied」さんのシナリオ。
それに数々のノベルを制作している「aiGame」さんの絵が加わり、作品の"怖さ"と"可愛さ"を引き立たせていました。


簡単にあらすじを説明すると――

友人二人に密かな恋心を抱かれている【主人公】
不治の病に侵され、想い人と添い遂げられない悲しみを一人で抱え続けている【ゆめみ】
そんな彼女を助けたいと思いながらも、友情と恋心の間で揺れ動く【瞳】
そんな微妙なバランスで成り立っている三人。
しかしある日、その関係は"希望"によって打ち砕かれてしまう……。

そんな物語です。


あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが――
とあるシーンで【瞳】が言った「ルール違反だ！」という言葉は、彼女の心情をよく物語っている素晴らしい台詞だと思いました。
【瞳】には"その覚悟"があったのに、真っ向から勝負されなかった怒りや悲しみがこの言葉になったのでしょう。

こういう何気ない台詞から制作者さんの意図や思いを汲み取れるのが、短編フリーノベルのおもしろいところですよね♪


また、本編クリア後に見られる「ユメカラサメル」もおもしろい試みだと思いました。
別キャラの視点で描く物語かと思いきや、そうではない。
クリア後にこういうのがあるだけで作品はグッと引き締まるな～と改めて実感しました。


「Enharmonic☆Lied」さん、「aiGame」さん。
これからも制作活動がんばってください！　微力ながら応援しています！

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一通りのエンドを見た後の感想を記載します。

大筋を見た後で最後に大団円ルートがありますが
劇中のゆめみちゃんの活躍が病弱設定を忘れてしまうレベルだったので
なんでもありなんだなと思っていたら、、
どれをとってもハッピーエンドという終わり方はあまり好きではないのですが
（これは二者択一で未来が変わり、選ばなかった未来のその後も
　筋書き上には書かれずとも存在するということです）
ＡでもＢでもなくＣが作れる。なるほどそういう考えもあるんだなと。

でもこれは最終的にどうなるんでしょうね？
病的な性格は違った"セカイ"の人物像だと思うので
そこまで病的な性格では無いにしろ…
深層意識にあるものが膨れ、そのうち壊れそうな予感。
それこそがヤンデレというやつです（笑）

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