こんにちわ、シャックといいます。
プレイしたので感想を。


成績：
・2回全クリ（最初姉→次妹）
・宝守護モンスター全撃破
・プレイ時間は大体1時間半ぐらい（2回目は1時間ほど）
・最終レベル15（2回目はレベル13）


シナリオ：
よくある流れを強引に短くまとめたような印象。
作品自体はシナリオよりも戦闘メインに捉えてるので
シナリオがあってないような状態でも構わないと思いますが
各所のイベント会話の展開が非常に速く唐突で
ハードランディングを繰り返しているように感じました。
プレイヤーの理解を置き去りにしている節があり
早く作品を完成させたい一心で推敲せず会話を作ったような気がします。
気がするだけですが。


戦闘バランス：
シンボルエンカウントで強敵が分かりやすくデフォルトされているため
プレイヤーの判断で早くから強敵に挑める。
意外に状態異常が効くので工夫次第では低レベルでの撃破も十分可能であり
強敵のアイテムドロップと背後の宝箱の質がかなり良いのでやってやろう、という気になるのと
敵から大量の回復アイテムを獲得できるが宿屋という概念がないため
ある程度計画的に回復アイテムと回復魔法を使わないと面倒事になること
また回復魔法の消費MP量が結構キツめに設定されており
MP回復はもちろん、産廃になりがちなHP回復アイテムもそれなりに活躍することから
ただボタン連打だけでは勝てず、戦略的に動かないといけないようにできており
この辺りのバランスが非常によくできていると評価できます。

ただ、これらを全て無に帰すぶっ壊れ魔法が一つ。魔法譲渡。
これがあるだけでMP枯渇問題は全て解消。HPも回復魔法があるだけですべて良しとなり
回復アイテムの意義がほぼなくなる上に全ての魔法が使いたい放題に。
ってかMP20つかってMP70回復って元の分より増えてるとかもはや譲渡じゃないじゃん。
等価交換の原則はどこへいった。どうしてこうなった。
最初「うっへー、つえぇ～」と思いながら使いまくりましたが
やっぱり便利すぎるのもいかがなものかなーと思う次第です。


その他：
・毛の先や体の回りに白い部分が残っていたり絵に違和感があります。
　自作で絵を描いてみせる努力はもちろん大いに認めるところですが
　ツクール2000の仕様上、使用できる色は256色までが限界であり絵の作成は必然的に縛りプレイになります。
　VXやWolfエディタなど、ツールそのものを変えてみるのもアリかと思います。
・5cm・5cm・5cmってそれ寸胴やないか。オロナインの入れ物みたいな形してるんかお前……
・混乱・睡眠「半減」ってという表現に違和感。「混乱・睡眠耐性+50％」でいいのでは？
・癒しの水3を手に入れた！→「癒しの水３」という名前のアイテムが手に入ったかと。
　素直に「癒しの水を3個手に入れた！」でいいと思います。
・どこでもセーブがあるのに妖精のセーブ機能がある意味って？
・解毒剤が気付け薬より高いってどういうこと。てか気付け薬って名前からすれば戦闘不能回復じゃ…
　というか毒の状態異常食らうことってあるの？
・バグがありました。HPのほうに書いておきましたので何かの折に訂正してください。


総評：
色々思うところはありますが、やはり思うのはテストプレイが甘いところ。
バグやキャラの会話の違和感等は作者本人には気付かない点が多く
他の人の指摘から気付くことも多々あります。
恐らくあなた一人しかテストプレイはしていませんね？
しかもそれほど回数を重ねてテストプレイしたわけでもないですね？
個人的に思い当たる（過去にしでかした）経験から言わせて貰ったため
間違っていたら申し訳ありません。

色々キツいこと言わせていただきましたが
なんだかんだで魅力はあると思います（でなかったら2回全クリはしない）。
今後の活躍に期待しましょう。


長文乱文失礼しました。

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