初心者向け?
こんにちわ、シャックといいます。
クリアしたので感想を。ver1.1の内容なのであらかじめ。
成績:
・最終セーブ時間1:41:00
・モンスター図鑑完成、アイテム図鑑未完成
・ステ振り未使用縛り達成
シナリオ:
幼女誘拐との名目はあるものの、それを感じさせないほど非常に淡白な内容。
キャラ全ての会話が事務的な受け答えに終始しているためか緊張感がない。
ただ単にゲームとして成り立たせるために必要だから仕方なくシナリオを組んだようにも見えてしまっています。
キャラの受け答えを真剣にさせるだけでも大分変わると思いますのでもうちょっと頑張りましょう。
システム:
合成システムに関しては割りと早い段階から装備を整えることが出来て
装備の加工による補正もそれなりに高く、早いうちから強さの向上が実感できる。
素材も敵が頻繁に落とす上に、素材を売却することも出来るので
売って得たお金を使って別の素材を購入するといったことも出来るため
非常に小回りが利くのがグッド。
上級装備は少々手間隙がかかりますが、げんなりするほど酷いわけではなく
ちょっと頑張ればしっかり揃えることが出来るのでこれもグッド。
短編ゲームとしても程よい感覚で揃えられると評価できます。
ただ、合成元となる装備品が数多くあるものの、哀しいぐらいの格差があります。
ツクール作品の常として、複数回攻撃できる武器は他の武器の価値をゴミ屑にしてしまうほどの強さを持つ傾向があり
当ゲームもその例に漏れていませんでした。
ある武器ではランダム攻撃・防御力低下のハンデがありますがたいした問題はありません。
またとある武器では魔法も使えて特技で複数回攻撃が出来、盾も装備可能とか隙がなさすぎですし。
他にも色々と特性のある武器がありますが、魅力的ではありませんでした。
全体攻撃も敵が5体↑ぐらい出るなら別ですが最大でも4体までで大体2体なのであまりメリットはなく
大体先制できるので先制保証の意味もほぼ無いといっていいです。
この辺はなんとかしたほうがいいでしょう。
また、仲間編成システムとパラメータ振り分けシステムは蛇足であったと思います。
キャラ毎にステに違いがあったり、パラメータの振り分けで上昇量が差別化されていたり
装備の可不可が設定されていればまだ選択の余地がありましたが
完全に同じであれば仲間がこれだけいる必要はなく、パラメータをあげるにも必要ポイントが同じで
尚且つ振り分けられるポイントが極僅かであれば、存在意義は正直無いと思います。
(パラメータ振り分け縛りで実際にクリアできちゃったし)
戦闘バランス:
弱点を突くとダメージがあがり、耐性がある攻撃ではダメージが減るといった
RPGによくある性質を大雑把に取り入れている印象を受けました。
属性としては物理・魔法の二択しかなく、魔法の属性の意味が無い。
手抜きと言えばそれまでですが、RPG初心者を対象にして考えてみれば、結構分かりやすく出来ており
ラスボスも単純に一辺倒で挑めば詰むこともあることを暗に教えているようにも感じました。
ラスダンは色々敵が入り乱れててあれこれ工夫のし甲斐がありましたが
ラスダン以前のダンジョンは一辺倒でごり押しが可能です。
ごり押しが悪いわけではないのですがもうちょっとなんとかならなかったかなぁと。
ボスでも1~2ターン余分にかけるだけで敵を倒せてしまうのはいかがかなと。
せめて3~4ターンくらい耐えて見せてくれ。即死魔法とか飛ばしてきてみろ。
なんかそう思いました。
その他:
・キャラを搾ってそのぶん会話を増やすといいかもしれません。
キャラの会話もゲームの魅力のうち。捨てるのは勿体無いです。
・壷を調べたら宝箱が開く音がしてアイテムゲット。うーん、仕様?
・単体回復魔法の消費量が2で全体回復魔法の消費量が4なのはさすがにミステイクかと。
全体回復魔法は範囲魔法で即効性があり、価値があります。単体魔法連打よりも消費量を高くするのが相場です。
一人あたり2が相場なら全体回復魔法は一人あたり3か4ぐらいかけるのをオススメします。
攻撃魔法も同上です。この辺のバランスの取り方がツクラーの腕の見せ所です。頑張ってください。
統括:
合成システムの易しさもあって戦闘自体は楽であることと
属性の扱い方が大雑把で分かりやすく、短編として程々によい長さであったことから
総合的に考えて初心者向けのゲームだなぁと思いました。
ただ、シナリオが淡白であること。システムが形骸化してしまっているのが結構致命的に見えたところもあります。
次回ツクるときは是非この辺をなんとかしてみることをオススメします。
長文乱文失礼しました。
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