クビキが、ヨシュアやスイを説得している各シーンが印象に残りました。言葉の選び方がとても良くて、読み入ってしまいました。
2人ともいろいろ過ち(ヤンデレ的なものも含めて)を犯した末に辿り着いたエンドは、納得のいくものでした。向き合うということは苦しいけれど確かに大事ですよね・・・
プレイ時間15~30分ということでしたが、私の読み方だと1hくらいになりました。紹介文に記されていたプレイ時間からあっさりしたゲームだと予想していましたが、プレイしてみると感情が様々に移り変わっていって、重厚な印象を受けました。なかなか濃い時間を過ごせたと思います。
例によっておまけも面白かったです!キャラへの愛着が深まります。
良いゲームをありがとうございました。
午後のお部屋様の制作された、ヤンデレ風愛情ノベル、“悪魔も愛されたい”の感想を書かせて頂きますね。
まず、このゲームの凄い所ですが、主人公が妻と娘を失った父親と言う設定なんですよね。
そんな絶望を味わった紳士風の男性ヨシュアの前に現れた、彼の娘に良く似た女の子スイと、彼等の関係を崩そうと目論むクビキと言う少女。
そして、彼女等の正体は、何とこの人間界で言う悪魔だったのです。
悲しみに暮れた父親から娘としての愛情を受けた事で、彼の事を好きになってしまい、何時までも一緒にいたいと思ってしまった悪魔の少女……、何とも斬新なストーリーだと思います。
序盤でヨシュアの深い悲しみや、スイの自分を初めて大切にしてくれたヨシュアへの思い等が伝わって来て、いきなり感動の波が押し寄せて来ました。
しかし、直ぐにそんなヨシュアとスイを引き離そうと、クビキが現れて、彼女がヨシュアに疑問を投げ掛けるシーンがあり、何故こんな酷い事を……と最初は思ってしまいました。
ですが、彼女の言っている事は決して間違っている事等ではなく、最後までプレイしてみると、クビキは意地悪でそんな事をしたのではないのだと分かります。
ヨシュアの弱さや優しさ、スイの彼への思いの強さ、それ故の狂気にも感動しましたが、悪魔なのに彼等を正しい関係へと見事に導いた、そんな友達思いのクビキが本当に良いキャラだと思います。
ほぼ只管にシリアスなストーリーではありますが、最後の方はスイとクビキの本来の楽しそうなやり取りを見る事が出来て、ちょっとこのまま百合百合した展開を見せてくれよ……なんて思ったりしました(笑)。
プレイ時間は驚く程、短いのですが、こんな短い物語の中で、家族としての愛について深く考えさせられるとは思っておりませんでした。
ラストは文句無の感動の嵐です。
因みに、ヤンデレと言えばヤンデレなのですが、本作はヤンデレと言うキーワードに多い恋愛と言うよりは、やはり家族愛がテーマになっていると思うんですよね。
そう言う意味でも、かなり貴重なヤンデレゲーだと思います。
ふりーむ!さんも、そろそろヤンデレカテゴリを用意して欲しいかな。
暫くは続くであろう、あの三角関係の続きを、もう少し見てみたい気になりましたね。
とても心が温まる、そんな名作だったと思います。
それでは、これにて失礼致します。
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