前作に続き、テンポよく楽しめる作品でした。
兄のキャラ立ちが半端ないのはおなじみで、
ケンジの変態性のポテンシャルも健在でした。
そんなわけで割とほのぼのしていて、
ホラー要素が若干薄めだと思いながら読み進めると、先生の日誌が登場です。
先生の書いていることは怖くないのですが、
そのあとに続く日誌の読者の反応に、
ある法則で「人間を・・」という書き込みが入っているのです。
深読みしたらかなり怖いものがありました。
本当はかなり恐ろしい世界の徴表をケンジたちはうろついたのかもしれません。
ほのぼのの中に本当の恐怖が混ざっているとすれば、下手なホラーよりもよっぽどホラーだと思います。
前作の木の精霊もプレイ済みです。
ホラーが苦手な方でも楽しめる作品でした。
トモコの言動が、どうしても有名な作品「涼宮ハル●の憂鬱」の
ハル●に見えて仕方なかった(笑)
やっぱり押しに弱い単純で天然なケンジくんが可愛かったです。
選択肢の明らかに可笑しいものを選ぶと
ケンジくんが変態に豹変するので
あの顔なし兄にそっくりだと笑わせていただきましたw
あと、トモコが腐女子という設定も良い♪
後半では、教員が外へ出る方法がわかったと残し
その後、なにも書かれていないことや
何人か行方不明になっていること
あの「人間を…」という文章を読み
もしかしたら…という予想でゾクッとしました。
残念だったのは、それらの謎が解明されないまま
EDを迎えたのでスッキリしない気持ちで終わった事でしょうか。
(短編にされてあったので仕方ないとは思いますが)
次回は、この作品の続編を期待しています!
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