ツクール200Xシリーズの可能性を示している作品
【長所】
・完成されたゲームシステム。
・遊び方が長いだけの説明書・チュートリアルがなく、直感的にわかること。
【短所】
・ストーリーは基本「ない」に等しい。
・固有キャラは登場せず、原則RTPキャラのリファインのみ。
・デュエリストといいつつも大半の相手は魔物であること。
【総評】
ツクール200Xシリーズの可能性を示している作品。
デフォ戦ではなくカードを使った戦闘を違和感なく遊べる
ので気軽にデュエルをしたい人にお勧め。
なお隠しダンジョンの魔物は鬼です。
雑魚からして鬼なので本編がぬるい人は腕試しにどうぞ。
シンプルながら深い作り込み
カードバトルならではの運と駆け引き、
デッキの調整など、本格的なカードゲームでは
面倒になりがちな部分を手軽に楽しめるバランスが
非常に優れています。
本編は順当なレベル上げとデッキの拡充で攻略できるので
ライトなゲーマーでもルールを覚えながら
ストーリーを進めつつ、短時間でクリアできる作りなのは
独特なルールを持つRPGとして、よいデザインだと思いました。
隠しボスや、カードのコンプリートを目指すと
結構なやりこみが必要になります。
こだわりたい人には良いと思います。
また、周回プレイが可能な作りになっています。
クリア結果を辛辣な妹に煽られるので、
普段は1回クリアしただけで満足する人も
ついつい強くてニューゲームに手が出るかもしれません。
妹……どうやったらデレるんでしょう?
イベント演出はテンポは良いですが、
アッサリしすぎているせいで、メッセージを見終わるまでに
飛ばしてしまうなどの誤操作が起こるので
せっかちな人は要注意です。
世界観やキャラ自体は固まっているので、
もっと広い世界、長い物語でこの兄妹の行く末も
見てみたかったなあと思いました。
カードバトルゲームの醍醐味が味わえる
カードバトルのシステムは、運と戦略的な駆け引きの要素がほどよく合わさり、操作感も小気味良いです。
攻撃、防御、トラップ、場など、多彩な効果を持つカードをいかに組み合わせ、30枚のデッキを構築するか。
戦術の組み立て方もプレイヤーのお好み次第。
攻撃には武器と魔法があり、レベルやMPの設定も用意され、戦闘シーンの演出もあって、カードバトルといってもRPGらしい戦闘の臨場感も味わえます。
主人公をサポートしてくれるしっかり者の妹キャラも登場、ストーリーの演出もコミカルで楽しめました。
しっかりまとまってました
まさに今日公開ということでしたので、
カードバトルRPGという名前に惹かれて早速やってみました!
プレイ時間は1時間10分程度。
難易度は易しめでした。
ストーリーが単純なので、次にどこへ行けばいいかわかりやすくサクサク進んで、非常に快適なプレイができました!
戦略性をもっと深められそうだったのですが、
短編ということで色々する前にクリアしてしまったことが残念です。
長編でつくってくれることを期待してます!
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