平穏とはいい難いものの、未来を感じさせるエンディングがそれぞれ待っているのがとても良いです。何かと悪、バッドエンド、狂気、異常者、犯罪者扱いにされがちな同性愛、特に女性同士なので、そういう酷い偏見が、せめてゲーム内でもなくなればいいなぁと切に思います。ふりーむからもね。
ストーリーは三作品全て百合、女性同士で青春、という内容です。2番目だけ、あちらこちらに少し難解な口調があり、独特な遠回った言い回しで語られるため、とっつきにくい人はいるかも知れません。が、それが彼女たち、青春時代ゆえなんだろうと思うとそれも可愛く感じられます。ちゅうにびょうってやつですね
兎に角絵がものすごく多く、それに圧倒されるのもありました。どれもこれもかわいいし、夏らしい絵は夏を感じさせてもくれる、いい絵でした。

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絵関係が素晴らしい。
クオリティはもちろん、とにかく量がすごい。敬意しかない。

オムニバスで一つ一つの物語は長くないですが、音楽もよく、引き込まれる魅力がたくさんありました。
個人的には一番最初の物語が好き。
百合はやっぱりいいですね。

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紙袋Ｗｏｒｋｓ様の制作された、オリジナル百合ノベルゲー、“風と空と君のいる世界”の感想を書かせて頂きますね。

本作はオムニバス3本立てで構成されておりますが、言うまでもなく、各話は全てが“百合”の物語です。
1話読み切る毎に、次の話が選択出来るようになって行きます。
どれも短編ではありますが、若干2話が長めであり、力を入れた作りになっているかと思います。

最初のお話は、塾に通う女の子が、盲導犬を連れた女の子と街で出会い、仲良くなって行くと言う物。
次のお話は、仲の良い同級生の女の子の前に、死んでしまったはずの女の子が現れ、複雑な関係の二人の葛藤が描かれると言う物。
最後のお話は、男勝りな女の子が、危険な状態になっている、好意を寄せている女の子を介抱すると言う物。
百合度は2話=3話>>>1話、シリアス度(ヤンデレ度)は2話>>3話>>1話と言った感じでしょうか。

多夢曲が多めに使われているのですが、どのシーンにもバッチリと合っており、感動的なシーンでは余りの切なさに、胸が苦しくなってしまう程です。
絵は凄く温かみがあって優しく、可愛らしい物となっており、しかも、量も盛沢山で、百合作品である本作にはピッタリだと思います。
全体的にシリアス成分が強めとなっておりますが、そんな中でも時々コミカルなシーンがあり、その際に使われているデフォルメっぽい絵は、面白可笑しく可愛い物となっています。
時々誤字と思われる物も含まれておりますが、哲学的要素が含まれた文章と、女性同士の愛を謳うストーリーは、プレイヤーをどんどん物語に引き込んで行く魅力があります。

男は会話の中の人物としてしか出て来ないのもポイントです。
と言うか、本作では(いや、百合作品では殆ど？)男が悪者のような物です(笑)。
プレイ中に切な過ぎて、何回か涙が出そうになってしまいました。
本作をプレイした事で、嗚呼、やっぱり百合は良いっ！……と、素直に再認識する事が出来ました。

またこのような素晴らしい百合作品に、出会いたい物ですね……。
次も期待して待っていますっ！

それでは、これにて失礼致します。

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某所で話題にあがっていたころから
気になって気になって
ようやくプレイできました。

１、２、３と分かれていますが、
話はすべて安心の百合♪

激しい描写は当たり前ですがありませんが、
わりときわどい一言にどきっとしたりもしました。

いやー、百合って繊細ですね。

一気にプレイできるシナリオ量。

絵も短期間で作成したとは思えないレベルで
しかもなんと言いますか、
絵本のような柔らかさです。


そしてプレイした感想は、若々しい爽やかさと
あとにほろっと残る苦み。

苦みはこんな青春を遅れなかった自分を悔いて
いるのかもしれません。


学生諸氏はこれをプレイしたら青春に勤しんで欲しいです。
二度と返ってこないんだぞー！

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