非日常を諦めた少年の話
何がどうってことのない普通の少年の日常を描いただけの話。別段悲観してるわけでも達観してるわけでもない、特に暗くもないような日常感がなんとなく染みる内容でした。 普通が一番ってやつですかね。感想は言いにくいですけど、友達の弁当のくだりとか、何気なさが結構好きです。
平凡とは無難なる幸福であろうか、掌編ノベルに該当。 非現実的なトラブルに陥ったり、摩訶不思議な世界に入り込んだり、勇者になって世界を救う展開もない、ごく普通の主人公男子の視線で描かれる数分程度で終わるごく当たり前の日常の一部を描いた内容である模様。 「奇想天外な人生を送れなくても、普通に人生を謳歌すればいいじゃないか」というメッセージが短いながらも伝わってくる作品というべきか。 (Vol.332)
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